9月のコーチングワークショップ | 福島でコーチング講演会、コーチングを学ぶならスタイルプロデュース

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今日は、福島市での9月のワークショップの日でした。

今回参加の方は11名でした。



1c4ad426.JPG今回は、クライアントの方からの紹介と携帯サイトをご覧になった方とで、満員御礼でした。今回のテーマは、「聴く」というテーマを用意していったのですが、初めての方が多かったので、簡単なコーチングについてのレクチャーも入れたので時間的にタイトな感じになってしまいました。自己紹介をしてもらう ー 「相手の話を聴く」というところに繋げていくというフローで挑んだのですが!自発的行動促すという意味で、自己紹介をいつものように指名無しでしていただこうとおもいましたら!!すると!!大変興味深い事が起こりました・・・。はじめて参加の一人の方が、「まずは最初コーチから自己紹介をしてください」と発言されました。ご発言頂いた方の、本当の真意はわかりませんが(見本を見せてほしいと言う意味なのか、主催者が最初にするべきだと考えられているのか?)最初に軽い自己紹介はしていたのですが、ここではあえて断わらずに、それを受けて、改めて私が型どおりの自己紹介をしてみました。そのすぐ後最初に手を挙げて、自主的に発言された方の後に、またその方が、「じゃぁ!こういう順番で言いましょう!」と、順番を決めてしまうような発言をされたのです。参加者の自発的な意志が、たった一言に服従してゆく瞬間を見たような感じでした。新人研修のような場面で、いきなり「自己紹介」をやって下さいでは社会経験が少ない若者には、なかなか出来にくいでしょうから私が最初に「見本」を見せることはありますし、最初は順番も指名することがあります。ただし、オープンセミナーやワークショップ、中間管理職、経営者などの社会経験、人生経験がある方の場合は、私はあえて見本になるような「自己紹介」をしないようにしています。自発性を重要視していると言うこともありますが、参加者の方のオリジナルのやりかたやその方のプレゼンスを自分なりに意識して表現してほしいという理由からですがときに、趣旨と違う言動や意志の介入があったとき今までは、即座に反応していたのですが、今回は、それを受け入れた上で、皆さんに気付いていただく機会にさせていただきました。「コーチングは自発的行動を促すスキルである」なぜ、自発的な行動につながらないのか?1つの原因として、「指示・命令」の横行があるのです。「提案や要望」という形ではありません。そこに気付かずに、当たり前のように指示命令をしてしまっている事実があるのです。指示命令をし続けていると相手の自発的行動の芽を摘んでしまう場合が多いのです。指示命令されないと、動けなくなってしまう場合が多いのです。しかし、最大の問題は、自分が相手に対してそういう関わり方をしているという自覚がないということです。そういう意味で、その事についてはみなさんに対してとても良い気付きを頂いたと思っています。その後、コミュニケーションの価値観ということで性格との違いについてのレクチャーやはり、自分を知るというテーマはさまざまな価値観を知り、自分自身、相手との関わり方に気付く良い機会のようです。「やらないのではなく」「できない」「なぜ、あなたは○○のようにできないんだ?」この差、理由を知ることは、大変有効ですね!実際の「聞く」というワークでは3人1組となって、コーチ役、クライアント役、オブザーバー役での、ロールプレイです。3分間、「相手に聞いてもらったと思ってもらうように聞く」ことを意識して「聞いて」頂きました。クライアント役の方には、コーチ役の方のそれを数値化してもらいます。オブザーバー役の方にも、数値化してもらいます。そこで、コーチ役の方はご自分の聞き方をクライアント役、オブザーバー役の方にフィードバックしていただきました。コーチ役でもオブザーバー役でも聞きに徹していただきました。質問も言葉での承認も無しです。頷くだけです。オブザーバー役に限ってはうなずきも無しです。無反応に聞きます。要するに、2つの反応で聞いてもらったわけです。「積極的に聞く」という姿勢と「無反応で聞く」という2つの聞き方です。聞き方にはそれぞれ、無意識と意識的と2つの聞き方があります。意識的に聞く、意識的な聞き方を磨き上げることで、コミュニケーション向上の基礎を創り上げていただくのが目的でした。また、普段、「他人の聞く姿」というものを意識して観察するという機会は少ないのではないでしょうか?そういう意味でも、「他人の聞き方」を観察することで、気付くこと、学習すること、または反面教師的な気付きも多かったのではないでしょうか?この基本的なワークだけでも、「難しい」との感想を頂きました。聞くことの重要性と難しさ、何回も関わることで、さまざまなことが見えてきます。参加いただいた方からの、気付きや学びはまさに、ライブ感溢れるものですし、インタラクティブそのものです。本を100回読んでも得ることができない生の生きた情報と経験です。あっ!という間の2時間でしたが、これらを得ることのできるワークショップに、これからも期待していただきたいと思います。9W9W1