8月7日木曜日
トートツだが、やはり旅にはプロローグが不可欠であるということを本日思い知った。
今朝早くに愛車のブルーサンダー号で羽田へ行き、貨物として預けてバイクごと千歳まで飛んだ。

そう、このところしつこいほど書いていた3年ぶりの北の大地の訪問である。(あくまでもバイクでは・・・)
例年ならば、くそ暑い中、アスファルトの照り返しと戦いながらフェリーターミナルまで一気にひた走る。そして約20時間の船旅の間にじっくりとルートなどを考えて徐々に旅情を高めていく。
フェリーの着岸の際のもの悲しいBGMが気分の盛り上げに絶大な効果を発揮し、上陸を待つ間、薄暗い船倉で重油とディーゼルの排ガスのにおいをかぎながら汗まみれになって上陸の順番を待つ。
接岸部の鉄板で万が一にも滑って転倒なんてことのないように慎重に上陸。。。
間違いなく、旅の序盤を盛り上げるプロローグなのだ。
だが、飛行機でぽんときてしまうと。
あ、涼しい。。。
で終わってしまい、それ以上の感慨がわかないのだ。
フルコースの食事で前菜もアペリティフもない内にいきなりメインディッシュが出てきた感じといえばいいだろうか・・・
それでもお金はかかるが時間効率は間違いなくいい。全行程の日数が同じならば、仙台から往復フェリーを使うよりは2日は余分に北海道を走れる。(^^)v
午後を少し回ったところで身支度と荷造りを終えて走り出した。
大きな荷物を積んだプルーサンダーは少しだけ足付きがいい。知らないうちにおいらの脚が長くなったのかと思ったくらいだ。
バキッ!!☆/(x_x)
本日の宿は帯広。
いざとなったら国道を走ればいいので時間が許す限り、厚真川、厚真ダム周辺のダートを走る。
しかし、ここ数日の雨はひどかったらしく、一番楽しいダム湖周遊のダートが土砂崩れのために通行止め。orz
おまけに道路工事が進んでおり、3年前とは様変わりしている場所も多数。
ヽ(´o`;
仕方なく迂回路を探すも、むしろそちらの方が普段から交通量がほとんどないルートなのでやばそう。
途中で道の上が渓流になっていた。
深さは全然たいしたことはないので楽勝で渡れるのだが、この先の方が道があれているのはわかっているし、そうなってから引き返してきたときに水かさが増していると引き返せなくなる・・・・
北海道の林道に入り込むのは冗談抜きで命がけなのだ。
林業や道路工事をしている場所などごく一部であり、ほとんどの場所ではかろうじて獣道よりはましというレベルのトラックは着いているが、人に会うのは皆無。しかもいったん入ったら20~30kmの長さというのは当たり前。当然、携帯なんて通じるわけもなく、そんなところでトラブったらまじで命に関わる。
ま、そんなわけでおとなしくここは引き下がり、ほかのルートをちょこちょこと走った。
いやー。久しぶりに走る北海道のダートは楽しい。(^^)v
今日は一日中、雨の覚悟をしていたのだが結果的に全く降られなかったし、適度にしめったダートは気持ちよく走れる。ときどきぐちょぐちょもあったけどね。。。。
午後7時前には帯広到着。
何はともあれ豚丼の晩ご飯だ。(^^)v
明日はトムラウシ周辺の本当に山深いあたりを走る予定だが、天気がいよいよやばそうだ。朝の内に走ってきて、天気がひどかったら早めに宿に逃げ込もう。
本日の走行距離:287.4km
うちダート走行:約40kmくらいかな
燃費:約27.6km/L 優秀優秀!!