朧月市役所妖怪課 妖怪どもが夢のあと/青柳碧人 | mokkoの現実逃避ブログ

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ページ数:270P
発売日:2015年02月

自治体アシスタントとしての勤務もあとわずか。
宵原秀也は朧月市に留まるか、それとも希望していた
新たな土地に赴くか迷っていた。
そんな中、“揺炎魔女計画”と、市政の掌握を狙う
朽方が企む、恐ろしい計画が実行されようとしていた。
次々と封印を解かれる凶悪妖怪たち。
秀也は職員の誇りを胸に、最後の現場に向かうが…!?
妖怪課の存亡、ゆいとの恋の行方、そして朧月市の運命は?
お仕事妖怪エンタ、感動の最終業務!
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シリーズ第三弾。

市長の座を退くしかなかった前市長。
そして虎視眈々と市長の座を狙っていたのが・・・
そして、それを手伝っていたのが妖怪課の職員・・・
裏切りに陰謀、そして揺炎魔女計画と共謀しての
悪だくみの数々。
そして暴走する前市長秘書の朽方
その目的の根源は復讐・・・

秀也は、自治体アシスタントとしての期限がまもなく切れる
そんな中、妖怪課にも罠が仕掛けられ・・・
最後の仕事はどうなる?


何と言いますか、軽すぎてね・・・
面白かったのは、マユツバ帖と外伝ですね。
文章も読みやすいから、読めたんだけどね
感動はしなかった。

何が一番不満かって、あの妖怪をあっさり殺されたから。
助けを求められても、何もしないで見てただけ。
何もできなくたって、走ったり叫んだりできるだろう!
後から落ち込んで泣いたって、悲しさが感じられない。
優しく慰めてくれた「ゆい」に癒されただけ。

そもそも「ゆい」との恋の行方?
横恋慕されて、グラグラしてただけじゃないか。
押されると弱い優柔不断男って感じでトキメキを感じない。
仕事に対してもそう。
職員の誇り?
振り回されてるだけで、たまに重箱の隅をつついただけ。
父親の意思を継いだという仕事への意欲を全く感じない。

結論を言うと、この主人公の秀也が嫌いだ。
振り回されてドタバタしてるだけで、
たまたま妖怪が集まりやすい条件があっただけで
自ら何かしようとはしない。
時々、青臭くて、それっぽい事も言うけど
全く響いてこない。

最後までマユツバ帖と外伝だけを楽しみに読んでました。
別巻でまとめて出してくれたら、読みますけどね(^◇^;)

シリーズが短いからと言って、全巻揃えるのは
無謀だと学習しました(-。-;)