朧月市役所妖怪課 号泣箱女/青柳碧人 | mokkoの現実逃避ブログ

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ページ数:263P
発売日:2014年07月

あああ―
悲哀に満ちた泣き声とともに箱の中から現れる妖怪・箱女。
出現したショッピングセンターの調査に向かった妖怪課職員・
宵原秀也の前に、ド派手な女三人組が現れた。
彼女たちこそが、今、世間をにぎわす謎の民間妖怪退治会社
“揺炎魔女計画”。
妖怪課の方針とは違い、妖怪を手荒に扱う危険な連中だ。
そんな奴らの活動の背後に、なにやら市議会を巻き込む陰謀の影が…!?
秀也の前に数々の謎と市政の壁が立ちはだかる。
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シリーズ第二弾

この本を購入したきっかけを思い出しました。

Mirokuさんのレビューを読んだからでしたぁ

3年も前の事だから、忘れてましたぁ~ヾ(;´▽`A``アセアセ

さて・・・
妖怪課では、危険な妖怪でも退治せず封印するという決まりがあった。
しかし最近、明らかに退治されたと思われる
焼け焦げた妖怪の残骸が目撃されるようになった。
どうやら揺炎魔女計画(フレアウィッチプロジェクト)の仕業らしい。
このネーミングからしておかしい(○≧艸≦)゛

しかも妖怪が出没した現場に向かうと既に彼女らがいて
怪しい炎を扱い妖怪を退治する。
これは、自分たちで封印を破って、出てきた妖怪を退治している?

けれど住民たちの中には、妖怪課の対処が遅いから
揺炎魔女計画の女三人組の人気が上がっている。
更に、朧月市唯一のマスコミさえも
彼女たちを持ち上げまくっている。
肩身の狭い妖怪課だったが、地道にコツコツと仕事をこなす。

妖怪を退治しないで封印するための法の整備をするため
市長は書類の作成に頭を悩ませていたのだが
市長の活躍を面白く思っていない議員がいて・・・


ここへ来て、敵の出現!
市長に敵対意識を向ける市議。
その理由も笑える。
揺炎魔女計画もユル過ぎる。
ド派手で、怒りを煽るような話し方が鼻につく
そして、秀也が名指しで呼ばれた理由も明らかになる。
なるほどねぇ~
それにしても、色んな妖怪がいるもんだ。

最初に憑かれた妖怪の「長屋歪」も
呪文を顔に書いていれば出現できないとはいえ
何気に協力してもらっていて微笑ましい。
今回のマユツバ帖外伝の一休さんも笑えた。
そして裏で動いていた者たちが表に出てきますぅ
まさか、そんなことになろうとは!

軽くて読みやすくて、気分転換にはいいかもです。