ページ数:245p
発売日:2006年11月
猿渡シリーズ、待望の続編! 耽美怪奇短篇集。
探偵役の伯爵とのコンビはすでになく、売れない鬱の作家の猿渡は、
一人で難題に巻き込まれる日々。
療養所暮らしの青年人形作家と知り合うが、彼の危うさが悲劇を招く。
現実と夢の狭間に誘う7篇。
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「蘆屋家の崩壊 」の続編
「夕化粧」
急遽、今まで住んでいた一軒家を売りに出し引っ越した理由とは
「ピカルディの薔薇」(表題作)
五感がないという人形作家の最後の作品は・・・
「籠中花」
途切れた伝説を掘り起こして忘れ去られた島を
リゾート地として売り出そうとした女社長は・・・
「フルーツ白玉」
島をリゾート地として売り出そうとしていた女社長の
食への執着とは・・・
「夢三十夜」
痛みによって見続けた夢は・・・
「甘い風」
古道具屋のとっておきの商品とは・・・
「新京異聞」
伯爵から招待されて向かった満州で・・・
続編が読みたいと思い、購入したらハードカバーだった時の
ショックったらなかったわぁ~
間違えたmokkoが悪いんだけど(-。-;)
そして開き直って単行本月間にして、やっと読めました(^◇^;)
肩こりが半端ないんですけどぉ~
まぁ~肩が凝るだけの価値はありありなんですけどね(o^o^o)
相変わらずの怪異。これがいかにもな怪異。
妖しい方じゃなくて怪しい方。
日常の隙間に居座っているのに、スルーする確率の高い怪異。
そんなスタンスでしょうか・・・
いいわぁ~面白かったわぁ~
ただ、期待していた伯爵の出番がほとんどなくって
物凄く寂しいんですけど・・・
豆腐ネタも全然少ないし・・・
グルメも激減。
そのかわり、ゲテモノ系がピンポイントで濃かったわぁ~
mokkoもゲテモノ食いと言ってましたけど
可愛いもんですよ。
いやいや、あれはゲテモノとは言えない。
申し訳なかったぁ~と、心で謝りました。
どのお話も読後に何かしらの余韻を残します。
一番のお気に入りは、表題作ですね。
カバーイラストが何を意味してるのか
気になっていたんですけど、読んでわかりました。
危うい感じの人の話は、別の意味でドキドキします。
切ないなぁ~・・・
それにしても、猿渡って、何気にフットワーク軽いのね
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