妖琦庵夜話 空蝉の少年/榎田 ユウリ | mokkoの現実逃避ブログ

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ページ数:301P
発売日:2011年07月

 

妖怪のDNAを持つ存在を、「妖人」と呼ぶ。
茶室「妖琦庵」の主・洗足伊織は、ずば抜けた美貌と
洞察力を持つ「妖人」。
人間と妖人を見抜くことができるその力を頼られ、
警視庁妖人対策本部、略してY対から、捜査協力を要請された伊織。
それは、予言ができる妖人“件”を名乗る占い師の真贋を見分けること。
その矢先、本物の“件”である、美しい女性占い師が殺されて…!?
伊織の「家族」で妖人の少年、マメも活躍する、待望の第二弾。
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妖琦庵夜話シリーズ第二弾

 

続けて読んでいるので、文章にもクセにも慣れてきた。
Y対の脇坂は、女性雑誌の編集になった方がいいんじゃね?
ってくらいの情報通で他の刑事達からはウザがられているが
話題が豊富なことで女性達からは結構人気だったりする。
その情報通っぷりのおかげで、スイーツ持参で妖琦庵に
堂々と入り込む。
家族である妖人のマメと仲良しになったから、伊織も文句が言えず
いや・・・言うんだけど、追い出せない(○≧艸≦)

 

マメは近所の神社で見た目が同い年位のテルと出会う。
無口なテルと友達になることができたマメは
メアドの交換をして、妖琦庵にも招待して親交を深めていた。

 

巷では占いブーム。っていうかいつでもブームなのが占い。
そして、我こそは妖人「件」と自称している占い師もいた。
そんな中、高額な商品を売りつける詐欺まがいの犯罪も頻発し
Y対コンビは、伊織に出動してもらって、本物の「件」が
いるかどうかを見極めることに。

 

一方、食欲を抑えられない女性が自己嫌悪に陥りながらも
占い師の言葉に慰められ、付き合っている人との関係を
前向きに考えるようになったのだが・・・

 

そんな中、本物の「件」が殺害される。
その娘は超勘違い自分大好き占い師で、母親の死より
葬儀で着用する喪服のコーデに夢中。
 

そして捜査の中で、偶然見つけたのが妖人:青目。
青目が絡んでいると知った伊織は・・・
 

やはり薬屋を連想してしまうのだが、それは置いといて
一見関係のなさそうな個々の出来事が最後に繋がるという
パターンだと思います。
 

伊織に執着する青目。これもまた違った意味の美形で女好き。
奴は黒い。とにかく黒い。が今回はミスを犯します。
そして妖琦庵の家令である夷やマメの妖人としての属性は
前作で語られているが、本作では伊織と青目の属性も
明かされます。
ちょっと予想外な事もあったけど、前作同様サクっと結末に向かう。
それなりに楽しめました。

 

つい2冊も購入してしまったので続けて読みましたが
これはもういいかな・・・(^◇^;)