水車館の殺人/綾辻 行人 | mokkoの現実逃避ブログ

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水車館の殺人 (講談社文庫)/綾辻 行人
¥637 Amazon.co.jp
発行年月:1992年03月
サ イ ズ:357P 15cm

古城を思わせる異形の建物「水車館」の主人は、
過去の事故で顔面を傷つけ、常に仮面をかぶる。
そして妻は幽閉同然の美少女。
ここにうさんくさい客たちが集まった時点から、
惨劇の幕が開く。
密室から男が消失したことと、1年前の奇怪な殺人とは、
どう関連するか?
驚異の仕掛けをひそませた野心作
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館シリーズ第2弾。

知らなかったとはいえ、第4弾を最初に読んでしまい
辛口レビューを書いたら、読書家のブロ友さんに、
これは異色作だから最初から読んだ方がいいとアドバイスされ
読んだ結果、シリーズを追いかける決意したのであります。
が、前のテーマ読み(迷宮)の為、第3弾を読んでしまった(-。-;)
積んでましたけど(^◇^;)
とりあえず本作からシリーズ化することにしたらしいので
本作を先に読んでも問題ないけど、本作以降は
順番に読んだ方がいいらしいですよ。
後続の作品で、本作に絡んだ内容が含まれてます。
覚えてないけど、レビューにしっかり書いてました(^◇^;)


「水車館」に隠住する藤沼紀一は、過去の事故で顔面を傷つけ、
常に仮面をかぶり、車イスで生活している。
館には、亡くなった彼の父であり、幻視者と云われた画家の
ほとんどの作品が収められている。
年に一度、限られた人にのみ公開している作品。
しかし、遺作となった作品だけは、現在の主人が公開を拒んでいて
誰もみたことがなかった。

1年前に惨殺事件があったにもかかわらず、今年もまた
胡散臭い輩が館集まった。
ただ、そこに1年前の事件に興味を持った島田潔が加わった。

建築家・中村青司の建てた館に、過去にも関わりのある島田。
水車館に隠住する仮面の主人と、若くて美しい妻。
そして、またしても起こった事件。
島田は事件の真相を暴けるのか?


現在と過去を交互に描いているので、慣れるまで
少々混乱しました。
プロローグは、いきなり過去のグロいシーンから始まります。
グロが苦手な方は、気を付けてください。

しかし、このシーンで犯人の予測ができました。
推理したのではありません。勘です!(^◇^;)
一番犯人にふさわしいのは誰か?と考えたら
その人しか思い当たらなかったし、読み進めながら
心理状況を考えて、確信しただけであって
細かいところは、そうだったのかぁ~と納得させられました。

なんせトリックとか見抜く能力に欠けているmokko。
密室状態の館から一人の人間が消えたトリックがわからない。
中村青司が建ててるから、何かあることはわかっている。
しかし、どこがどうなっているかって事を推理できない。
面目ない・゚・(PД`q。)・゚・

だから推理面は、とっくに諦めているので
ミステリ読みの人からしたら邪道な読み方をします(^◇^;)
だって、何が驚いたって、幻視者と云われた画家の遺作。
もしかしたら、そこから全てが始まったとも言える?
こういう最後にウワァ~って思わせる作品が好きです!


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