東の海神 西の滄海/小野不由美 | mokkoの現実逃避ブログ

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東の海神 西の滄海 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)/小野 不由美
¥659 Amazon.co.jp
発行年月:1994年06月
サ イ ズ:321P 15cm

十二国記シリーズ 第3弾

「国がほしいか。ならば、一国をお前にやる」
これが、雁州国延王・尚隆と、延麒・六太とが交わした誓約だった。
民らが、かつての暴君によって廃墟となった雁国の再興を
願い続けるなか、漸く新王が玉座に就いたのだ。
それから二十年をかけて、黒い土は緑の大地にと、
生まれかわりつつある。
しかし、ともに幸福を探し求めたふたりのこどもの邂逅が、
やがて、この国の王と麒麟と民との運命を、
怒涛の渦に巻きこんでいく。
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2003/06/28読了分

今回は雁国のお話しです。
陽子や泰麒を助けてくれた、尚隆と六太のコンビのお話しです。
もう大好きですよぉ~

王に対して敬語を使わないのは六太くらいですねぇ
っていうか、確か尚隆の頭も叩いてたような・・・
ここまで信頼し合ってるのはお互いの性格だけでなく
二人それぞれの過去もあるのでしょう。

六太は見た感じはヤンチャな感じだけれど
彼も泰麒と同じく胎果の時に蓬莱に流され
人として育ち、悲惨な目に遭っている。
そして、王を探して彷徨い蓬莱で彼を見つける。
尚隆こそ、本当に王になるべくして生まれたんだと
思わせるような人格だと思いました。
誓約を交わすシーンは忘れられないです。

でも、何が悲しいって更夜ですよ。
再会できた六太と更夜。
喜んだのも束の間、あんな事に・・・
更夜もまた苦しんでいたのですよね。
後に犬狼真君となる更夜。
引き裂かれるような思いを味わったからこそでしょう。

そして信じあう尚隆と六太。
救出シーンがもう泣けて泣けて・・・(ノ_<。)ビェェン

いつもふざけあってるようなこの二人が
どんなに信頼しあってるかがわかる作品
これが一番好きかも♪

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