
発行年月:2002年09月
サ イ ズ:385P 16cm
現世から冥界へ下っていく道を、古事記では“黄泉比良坂”と呼ぶ―。
なだらかな坂を行く私に、登山姿の青年が声をかけてきた。
ちょうど立ちくらみをおぼえた私は、青年の差し出す
なまぬるい水を飲み干し…。
一人でこの坂を歩いていると、死者に会うことがあるという
不気味な言い伝えを描く表題作ほか、戦慄と恐怖の異世界を
繊細に紡ぎ出す全12篇のホラー短編集。
-------------------------
二度目ましての作家さん。
恵さんのレビューでmokko好みのホラーかも?
と書かれていたので即購入・・・
と思ったら、別の作品(よもつひらさか往還)を購入してしまい
やっと買いなおしたものの積んでおりました。
ようやく読みましたよぉ~
っていうのも恩田さんの短編を読んで消化不良を起したのでね
口直しに・・・と、ようやく読みました(^◇^;)
3年半も積んでましたよ(; ̄ー ̄A アセアセ・・・
恵さんのおっしゃる通り、これは好きです。
いや・・・大好きです。
ホラーといっても、別に幽霊が出てきて悪さするわけではない。
不思議な話あり、ファンタジーっぽい話あり
いかにも現実的な話もありなんだけど、気付いたら
そういうことだったのかぁ~というか、気付いた時点で
既に手遅れというか、そういうゾゾーっという話や
哀しい結末やらが揃っております。
結構贅沢な12作品で、どれも楽しませていただきました。
短編でこんだけ楽しめるなんて、結構珍しいかもо(ж>▽<)y ☆
・見知らぬあなた
・ささやく鏡
・茉莉花
・時を重ねて
・ハーフ・アンド・ハーフ
・双頭の影
・家に着くまで
・夢の中へ……
・穴二つ
・遠い窓
・生まれ変わり
・よもつひらさか
黄泉とは、大和言葉の「ヨミ」に、漢語の「黄泉」の字を充てたものである
太古の日本には黄泉路が存在し、黄泉比良坂(よもつひらさか)で、
葦原中国とつながっているとされる。
イザナギは死んだ妻・イザナミを追ってこの道を通り、
根の堅州国(ねのかたすくに)に入ったという。
by wiki
島根県東出雲町にある黄泉比良坂(よもつひらさか)
この動画・・・
眩暈を誘おうとして、ブレさせてるんだろうけど
ちょっとやりすぎ・・・
こういうのは、時々クラっとするから効果があるのであって
やりすぎると気持ち悪くなるだけだと思うんだよね・・・
気持ち悪いってのは車酔いしたような気分の悪さの方ね(^◇^;)
不気味な気分を味わう前に、吐き気がこみ上げてきそうで
効果的ではないんだなぁ~
まぁ~どうでもいいんだけど・・・(-。-;)