陰陽ノ京〈巻の5〉/渡瀬草一郎 | mokkoの現実逃避ブログ

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陰陽ノ京〈巻の5〉 (電撃文庫)/渡瀬 草一郎
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晴明不在の京に現れた、夜盗の影―
そこには天狗の業と思しき痕跡が混ざっていた。
調べにあたる陰陽寮の暦生、賀茂光榮に協力し、
慶滋保胤は愛宕の天狗、小五郎の元へと出かける。
一方の晴明邸ではその頃、帰りを待つ時継や貴年達の元に、
不穏な気配が―。
優れた道士の体を求める妖、鶴楽斎。その鶴楽斎に操られる
天狗の猛丸。
彼らの暗躍によって、保胤達の平穏な日々は一転、
緊迫の事態を迎える!
第七回電撃小説大賞“金賞”受賞シリーズ第五巻。
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陰陽の京の保胤が主役のシリーズは最終巻になるのか?
寂しいなぁ~(-。-;)

ある日、技の使い手である道士が亡くなった。
道士が手にしていた筒の封印が解け、妖が放たれた。
姿を現したのは羽の団扇を手にした天狗と黒い影。
影は人の体を捨て、妖と化した鶴楽斎だった。
鶴楽斎は山賊の頭の体を乗っ取った。

晴明が出張に出ている時、とある下級官僚の屋敷が
盗賊に襲われたのだが、その様子が尋常ではなかった。
何かに吹き飛ばされたように無残な瓦礫と化していた。
そこに派遣されたのは陰陽寮の光榮たちだった。
天狗絡みとなると、厄介だ。
ってことで光榮に頼まれた保胤は天狗に会いに
吉平を伴って愛宕山に向かった。

晴明の家に残った時継や梨花たちのもとに
天狗と鶴楽斎が現れ、梨花達を連れ去った。
晴明の体を乗っ取るつもりだったが留守だったので
人質として拉致したのだった。

梨花や時継は無事でいられるのか?
晴明は?保胤はどうする?

読みやすいからねぇ~
サクサク読めちゃうんですよぉ~
今回は晴明の嫁である梨花さんの出番が多い。
いやぁ~天真爛漫っていうか、肝が据わってるというか
やはり只者ではないですよぉ~
色んな意味で( ´艸`)
晴明や吉平が梨花に酒を飲ませないのは
酒乱だからだということだが、その真相がわかる。
これはビックリ(゚O゚;
そして時継の活躍もいいなぁ~

何よりスゴイと思ったのは、真面目キャラの吉平が
貴年に放つ直球ストレートど真ん中のセリフの数々。
そういえば貴年の弟で吉昌が初登場。
今まで知らなかった事が明かされて色んな驚きがあって
そしてシリーズを通して感じたように、やはり
どこか温かくて優しい気持ちになりました。
こういう静かで優しい陰陽シリーズもいいですね
それぞれのキャラ達もステキ過ぎてみんな大好き(*´◇`*)
いやぁ~楽しかったぁ~о(ж>▽<)y ☆

続きを期待しつつ、番外編というか、陰陽の京シリーズでも
主役が入れ替わってる方を読んでます。