殺人鬼フジコの衝動 (徳間文庫)/真梨幸子
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発行年月:2011年05月
サ イ ズ:429P 16cm
一家惨殺事件のただひとりの生き残りとして、
新たな人生を歩み始めた十歳の少女。
だが、彼女の人生は、いつしか狂い始めた。
人生は、薔薇色のお菓子のよう…。
またひとり、彼女は人を殺す。
何が少女を伝説の殺人鬼・フジコにしてしまったのか?
あとがきに至るまで、精緻に組み立てられた謎のタペストリ。
10数名を殺害した伝説の鬼女。
彼女はなぜ罪を犯したのか。
ラストで恐るべきどんでん返しが待ち受ける戦慄のミステリ。
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テーマ読み7人目のヒロインは、フジコです。
これをヒロインと言っていいのか?
確かに女だし、タイトルにもなってるからしょうがないけど
ヒロインという言葉のイメージとかけ離れて過ぎている。
最初にこの本を知ったのは恵さんのブログ
タイトルがスゴイからねぇ~
気にはなっていたんだけど、運良くテーマ読みに
引っかかってくれたので読んでみたのだが・・・
( ̄ヘ ̄;)ウーン
小学校5年生で学校でのイジメと、優等生による暴力?虐待?
更に親の育児放棄?虐待?
八方塞というのは、こういう状況を言うのだなって
何気に思ってしまった。
どこを向いても地獄。自分を守るために色んな事を我慢して
そんな自分を正当化しようと幼い頭で考える。
そこから学び取った事が、まともであるはずがない。
歪むなという方が無理な話だ。
「はしがき」と「あとがき」で驚かせようとしてるんだろうけど
最初の方を読んでいて、違和感バリバリだったから
驚きもしなかった。
っていうか、普通に考えて、真っ先に疑われるでしょ。
まぁ~虐待の描写と、歪んだ心理描写に気を取られて
サラっと流してしまっても不思議じゃない。
ある意味、洗脳に近いものも感じたなぁ~
おっと、ネタバレになりそうですね(^◇^;)
最後の方では、あまりにも簡単に殺しちゃうもんだから
出来損ないのホラー映画みたいでした。
ただ、文章が読みやすい。
テンポも展開も速いので、ついつい追いかけるように
読みきってしまった。
読後感は最悪である。
他にどんな作品を書いているのか気にはなる。
なんせ読みやすいから。
こういうのが怖いのよねぇ~(^◇^;)
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