触身仏/北森鴻 | mokkoの現実逃避ブログ

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触身仏―蓮丈那智フィールドファイル〈2〉 (新潮文庫)/北森 鴻
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「わが村には特殊な道祖神が祀られている。」
美貌の民俗学者・蓮丈那智のもとに届いた手紙。
神すなわち即身仏なのだという。
彼女は、さっそく助手の内藤三国と調査に赴く。
だが調査を終えた後、手紙の差出人が失踪してしまった?。
那智はいにしえの悲劇の封印を解き、
現代の事件を解決する(表題作)。
山人伝説、大黒天、三種の神器、密閉された昏い記憶。
本格民俗学ミステリ集。

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「狐闇」を読む準備です。
(* ̄0 ̄)/ハイ!またも準備です。


先日、恵さん のお勧めで読んだ「緋友禅」が
もの凄くおもしろくて、続きを読もうと思ったら
1つ前の作品である「狐闇(きつねやみ)」が面白いと言う。
しかも北森オールスターズが総出演というq(≧∇≦*)p


(・_・?) ン?オールスターズ・・・
すなわち北森作品の各シリーズの主役キャラが総出演
工エエエエェェェェェ ヽ(゚Д゚;)ノ゛ェェェェエエエエ工


悪魔の微笑で天使?の恵さんが仰った。
読みたくば、各シリーズをツマミ食いせよ!
<( ̄口 ̄||)>!!!オーノー!!!<(|| ̄口 ̄)>


キャラ萌えの泣き所を見事に突いた作戦
読むしかあるまい・・・


ってことで最初に手に取ったのが本作。
蓮丈那智フィールドファイル 第二弾
第一弾の「凶笑面」はドラマで見てるから
内容知ってるんだよね。
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しかし「凶笑面」も短編集だとしたら、読んでもよかったのか・・・

まぁ~いいや(^◇^;)


蓮丈那智役は木村多江さんだったので、
そのままのイメージで読むことになった。
他のキャラは作りあげちゃったけど(^◇^;)


表題作の他に
「秘供養」「大黒闇」「死満瓊」「御蔭講」を収録。


本格民俗学ミステリ!
まさにその名にふさわしい内容になっておりました。
遠野に五百羅漢に柳田國男、妖しい新興宗教
狛江署の刑事は柳田&折口(○ ̄m ̄)


大黒様、海幸彦・山幸彦、勾玉、塞の神、サンカにタタラ
ミイラVS即身仏、御蔭講VS藁しべ長者
あちこちで小耳に挟んだ言葉達が出るわ出るわ
しかも、その解釈の素晴らしいこと!


伝説やら伝承を読み解くための仮説って大好き♪
何故に今までこのシリーズを読まなかったのかぁ~!


伝説というものを御伽噺と捉えていたけれど
正史と呼ばれるものでさえ、勝者の言い訳。
後世には伝えてはならぬ、けれど伝えなければいけない
二律背反の宿命を背負った事象が数多くある!


(*~○~*)アァーン 何てステキな事なのぉ~v(〃>∇<〃)v
表面ばっかり舐めてちゃ、面白味がないってことねぇ~
民俗学の薀蓄だけでも面白いのに事件が絡んで来る。
那智先生も骨折したり、意識不明で発見されたり
しまいには襲われちゃったりY(>_<、)Y ヒェェ!


ドラマでの三國は、単なる民俗学者に頭の上がらない
舎弟扱いの助手だとしか見てなかったけど
心の呟きのおかしいことったら(○ ̄m ̄)
しかも三國が嫉妬しちゃいそうなくらいに有能な人が
二人も出てくるんだから三國も凹んだり浮上したり
那智先生にディープキスされて固まったり!
いやぁ~楽しませて頂きました。
漢字が難しいのが難点だけどね(^◇^;)


日本人はね、熱狂の頂点に立つアイドルを作るとほぼ同時に
いかにどん底に突き落とすかを、策謀する民族だよ
いうなればアイドルは貶められるために作られているんだ。

なるほどぉ~確かにそうかもしれない。


狐目の人も結構いい奴で気に入ったし

次は別のシリーズを読むけれど
狐闇を読み終わったら、続きを読もう♪