ようやく読み終わりました(遅!!
今日で3回目の登場になる『木島日記』
何を隠そう、mirokuさん
からの紹介である。
レビューなんてコジャレタものはmokkoには書けない。
mokkoにとって面白いか、面白くないか・・・
好みか、好みじゃないか・・・
それしか書けないのですよ<(_ _)>
- 木島日記 (角川文庫)
¥580 Amazon.co.jp
昭和初期。
オカルト、猟奇事件、ナショナリズムが吹き荒れる東京。
歌人にして民俗学者の折口信夫は偶然に、
しかし魅入られるように古書店「八坂堂」に迷い込む。
奇怪な仮面で素顔を隠した主人は木島平八郎と名乗り、
信じられないような自らの素性を語り出した。
以来、折口のまわりには奇妙な人、出来事が
憑き物のように集まり始める…。
ロンギヌスの槍、未来予測計算機、偽天皇、記憶する水、
ユダヤ人満州移住計画。
昭和の闇を跋扈するあってはならない物語。
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このアラスジ見ただけで、mokkoの好みそうな感じです。
実際、読み始めたら、すぐにのめり込みました。
感想は、もろ好みです♪
ただ・・・気になっていることがあった。
mirokuさんには、他にも勧められている本がある。
他の本に関しては、勧めた理由が書かれている。
超絶美形キャラ満載、怪異バンバンとか・・・
しかし・・・
本作に関しては、ただ感想を聞きたかっただけと・・・
どうでもいいことが気になるmokkoは深読みしてしまう。
もしや何か思惑があるのでは・・・
読み始めて気付いたのが、坂の上にある古書店
まるで京極堂のようではないか!
陽炎の揺れる坂道は魅惑的である( ̄▼ ̄)ニヤッ
mokkoは京極堂シリーズも好きだから、これのことか?
でもこれは、読み始めてすぐにわかることだから
本好きさんが、そういうカマのかけ方はしないよなぁ~
更に読み進める。
死んだ人間を生き返らせる研究やら呪文やら
怪しい!怪しすぎる!でも昭和初期なら納得できる!
それでも民俗学者の日記を元に書かれた本というから
色んな現象に関しての説明が深い。
探求型の小説『神の系譜〈1〉竜の封印』を連想してしまった。
- 神の系譜〈1〉竜の封印 (トクマ・ノベルズ)
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そしてぶち当たった。
登場人物一向が向かった先が青森。
もしかして、mokkoの出身地だからってこと?
どうにも、そっちが気になってしまって(^◇^;)
しかし、まさかキリストの墓の話が出てくるとは!
こういうのは( ̄▼ ̄)ニヤッとしてしまいます。
こういう『ニヤリ』が好きなんですよ!
これは知ってます。mokkoも行きました。
今は観光客が来るらしく、資料館とか作ってきれいになってるけど
mokkoが行った時は、言われなければ気づかないような場所でした。
キリストの墓は、こんもりと盛られた土の上に
木の十字架が刺さっているだけ・・・
道路っぱたに、畳1畳ほどの木造の掘っ立て小屋があって
道路側は格子状になっていて、中が見られました。
中にはエンツコ(揺り篭の一種)に入れられた
額に赤い十字マークの書かれたキューピー人形が
ポツンと1つ置かれてました。
今は人形も服もきれいになってる・・・
昔の状態を知ってるもんだから、本の中の情景は
非常に想像しやすかったです。
人魚伝説やら人魚のミイラの話も聞いてます。
ここら辺はニヤニヤしっぱなし( ´艸`)
偽天皇関連の話は京極堂にも出てましたよね
- 文庫版 狂骨の夢 (講談社文庫)
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そっちの方でニヤリとしましたが・・・
対の道祖神だけは知らなかったなぁ~
兎にも角にも、楽しく読ませていただきました♪
いわゆる民俗学的な怪しい話しが好きな人にはお勧めです。
一ツ橋中尉に(〃▽〃)ポッ♪としながらも
可愛い美蘭に微笑みながら
折口博士宅で暮らしてみたいと思ってしまったmokkoです。
同居は嫌ですけど・・・
何やら妖しい者が黙っていても集まるらしい( ´艸`)
伝奇小説にホラーのエッセンスをちょっと含んだ
そんなお話しです。
ラストはちょっと胸キュンでした。
そして、いつか使ってみたいセリフ・・・
三つ指つきながら小首を傾げて
「お側に置いて下さい。お役に立ちます」
mirokuさん、勧めてくれてありがとでした。
そしてmokkoの深読みは当たってました?(^◇^;)
さて次は何を読もうかなぁ~(-。-;)