【観劇】キャラメルボックス『トリツカレ男』 | もぐたんの気まぐれ日記

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演劇集団キャラメルボックスとFC町田ゼルビアをこよなく愛す
料理好きな男が書く気まぐれ日記

『トリツカレ男』
2月20日(月)19:00@赤坂ACTシアター
1階C列27番にて観劇


2007年の初演から5年、大好きな作品が帰ってきました。
個人的にはキャラメルボックスの中でベスト3に入る作品。
今回はペチカ役に星野真里さん、トト役に金子貴俊さんをゲストに迎えての公演になりました。

【感想】
やっぱりこの作品大好きです。
2時間のお芝居だと必ず1回は時計を見るのだけれど、今回は全くそれがなかったです。気がついたらラストのクライマックスという感じ。
それはきっとそれだけ色々なものがいっぱい詰まっている作品だから。

☆ダンスシーンは大好きだ☆
初演と若干の違いはあったものの、ほぼ変わらないダンスシーン。
この公演では20人のキャストが出演しているので舞台上がとっても華やか。
そこに流れるめっちゃ元気な曲、今公演のテーマ曲でもある堂島孝平楽団『LUCKY SAD』
舞台上に全出演者が登場してみんな笑顔で踊ってる(演じている)
キャラメルのダンスシーンって本当にみんな楽しそうに踊っているんですよね。
だからこっちまで楽しく感じられるし、見ていて嬉しくなってくる。
キャラメルを好きになった理由の一つがダンスシーンがあるから何だよなと思い出しました。

☆仮面祭は圧巻☆
ダンスシーンの他にキャスト全員が舞台上に出てくるのが仮面祭のシーン。
これは初演よりもさらに華やかになっていました。
まずびっくりしたのが、側転のシーン。
役者が側転をするシーンがあるのですが、なんと今回は側転+バック転です。
キャラメルの舞台でバック転することなんて今まであったかな、というくらい新鮮でかつスピーディー。
一瞬のシーンなのになぜかトリツカレてしまいました。
他にも色とりどりのフラッグ、シガーボックス、ジャグリングなどの演技の中で降り注ぐシャワーのような照明。
これが見ていて奇麗で、華やかで、賑やかで。
しかもこれがすべて舞台上に出ている役者だけでやっているからものすごい。
今年も「プロの方がやっているんですか」という質問があったそうで。でもそう思う気持ちもよくわかるほど素晴らしいパフォーマンスでした。

~キャラメルボックスはまさに演劇集団~
毎度毎度感心してしまう役者たちのすごさ。
『トリツカレ男』での大道芸だけでなく、『賢治島探検記』ではリコーダーの演奏、ハンドベルの演奏があったり、と「台詞を喋って、演じる」以外の演技が多々あります。
それがまたすべて上手で、その道のプロですか?と思わせてしまうのがものすごいところ。
さらに衣装も役者が作ったり、小道具も手作り。
公演前の仕込みや公演終了時のばらしには出演していない役者が駆けつけて行う。
これだけ大きな劇団になっても以前のスタイルを崩さない。
まさに「演劇集団」であり、こういうところもキャラメルボックスの魅力ですね。

☆客演の2人もすっかりキャラメルファミリー☆
ペチカ役の星野真里さん、トト役の金子貴俊さん。
前からこの2人キャラメルにいましたよね、と思ってしまうほど違和感なし。
特に金子トトは良かったな~。
初演の岡田トトより金子トトの方はうまくジュゼッペをリードしている感じ。
岡田トトはどちらかというとジュゼッペに操られていた感があったからね。
個人的には今回のトトの方が好きかな。
星野ペチカはとにかくかわいい。タタン先生を思う純粋さはしっかりと表現出来ていたかな。
でもまだまだ進化していく可能性は多いにありそう。是非大阪でまた観たいなあ。

と簡単にお芝居の感想を書いてみました。

今回のみき丸

ACTシアター外からの幟
『賢治島探検記』を思い出します

最後に・・・

チケットのご予約はこちらから

☆公演情報☆
■東京公演
2012年2月16日(木)~2月29日(木)
赤坂ACTシアター

■名古屋公演
2012年3月10日(土)~3月11日(日)
名鉄ホール

■大阪公演
2012年3月15日(木)~3月20日(祝)
サンケイホールブリーゼ

名古屋、大阪方面の方はお楽しみに。
東京公演は29日まで。お急ぎください!
とにかく元気になれるHappyになれるお芝居です。
是非ご覧ください。