アウェイ金沢戦、長谷川徹のビックセーブに得点で応えたかった | 徳島孟浩然ヴォルティス

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Tokushima mo-ko-nen Vortis



2016.10.30 アウェイ金沢戦

0ー0(得点:なし)



この結果は悪くない。

アウェイゲームで勝ち点1を拾い、
順位が「10位」にアップ。

一桁順位が目前である。

相手の金沢は「絶対残留」という
明確な目的があった。


下位とはいえ、
決して簡単な相手ではなかった。


試合を振り返ろう。

「孟浩然メモ」を見返すと、
前半はちょこちょこと書いているのだが、
後半は何も書いていない。

前半のメモはこんな感じ。

10分 徹PK止める

17分 大﨑インターセプト

20分 佐藤→大﨑→広瀬
    流れるような攻撃
    佐藤・競り合い強し

25分 佐藤・シュートふわり
    藤原の攻撃参加多い

34分 岩尾・華麗なプレー(ラストパス)
    大﨑シュート、りきんでしまう

40分 金沢・前線にいつも人が足らない
    もう一人いたいところ

44分 淳矢・抜群の動き出し
    佐藤・ヘッド惜しい



そんなところである。

要するに前半は良かった。

佐藤晃大が最前線で競り勝ち続けていたし、
大﨑淳矢はセンスの良い動きで
相手を翻弄していた。

(ほぼ地元の大﨑は
 めちゃ張り切っていたね)

藤原広太朗の攻撃参加も
じつに滑らかで素晴らしい。


何よりGK長谷川徹がPKを
止めてくれた。


完全に流れはヴォルティスに
あったと思う。

しかし得点できなかった。

良い時間帯に得点でき、
悪い時間帯に失点しないのが、
強いチームである。

ヴォルティスは、
勢いのあった前半に
得点できなかったことが最後まで響いた。


そして後半突入。

メモはなし。

なんだかメモしたい場面が
あまりなかったのだ。
(固唾を飲んで見守っていた)

攻勢でもないし、劣勢でもない。

いつか点が入る気もするが、
アウェイだから
もしかしたらやられるかもしれない。

そんな雰囲気である。

とはいえ明らかなのは、

最前線の「佐藤・大﨑・木村」の
運動量が目に見えて
落ちていったことである。


明らかに、
攻撃的な「押し上げ」が減った。

この3人は、
前半から攻撃だけでなく
守備でもめちゃ頑張っていた。

泣けてくるほど
体を張り、走り回っている。

それゆえ、
後半の運動量低下は仕方ないのだけど、
それでも後半は45分もあるのだ。

疲れた選手は早め早めに
交代しないといけない。


皆さま、
長島監督がなぜ前線の3人を
決まって途中交代させるのかと言うと、
彼らがかなり特殊な
ハードな仕事をやっているからです。


ここで問題なのは、
前線の3人が
守備的な仕事もやり過ぎていて
「いざシュート!」の場面で
体力や気力を切らしていることです。


あれだけ色んなことをやっていると、
シュートに力を注げないでしょう。

結果、決定機に得点できない。

つまりこのたびのような、
ことになってしまいます。


もうひとつ問題なのは、
これだけ前線のスタメン選手が
頑張っているにもかかわらず、
交代が遅いことです。


勝てなかったから
指摘するわけではありませんが、
後半20分あたりで、
最前線の3人は「かなりきてます」

へとへとです。

それでも守備はしてくれます。

だけどシュートを決める余力は
ほぼありません。

シュートを決めるということは、
心も体も充実していないと
絶対に出来ないことなのです。

極端に言うと、
ブラジル代表のロナウドが
変な髪型でめちゃ太っていたとしても、
ワールドカップであっさり
決めるではありませんか。


ストライカーというのは、
つまりああいうもんだと思います。

ちょっとさぼっているように見えて
決めるときは決める、みたいな。


今のヴォルティスは大変だなあと思う。

最前線の選手が、
何でもやらなくちゃ
いけないわけですから。

その意味で、
アチーレ・エマナが元気だったとしても、
大﨑や木村みたいにできるのだろうか?


つくづくそう思います。

エマナなんて、
「得点すりゃ、それでええんちゃうの?」
と考えると思います。

「なんで俺が走り回らんとあかんのな?」
「シュート決める前に疲れてしまうわ」
「わいはカメルーンの10番やったんやぞ」
そう感じるかもしれない。



全員攻撃・全員守備のサッカーが
トレンドなのはわかるのだけど、

今さらながら、
ヴォルティスの前線の選手に
「得点を求める」のが
気の毒に思えてきました。


結局、二桁得点のストライカーが
今年も皆無かもしれない。


金沢戦、ヴォルティスの選手はみな、
ファイトしまくっていました。


消化試合的な雰囲気は皆無です。

つぎ勝って9位といきましょう。


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アチーレ・エマナへの期待は今なお続いている

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