彫刻工房くさか 日下育子です。
ものすごく珍しく、子育てブログです。
日頃、多くのお母さん同様、私も多忙にしております。
特に朝など時間に追われる時は、娘に早く行動してほしくて
言動が厳しくなりがちです。
おそらく娘にはこたえるだろうな、と自分で思ってしまうことも多々。
そんなことが続いた先日の夜。
いじけるとカーテンに隠れるクセがある娘。
カーテン越しに「こっち来ないで。」など、なにかいろいろ
つぶやいている・・・。
「こっち来ないで。」 は
「こっちに来て、もっとかまって。」
の裏返しと私は受け取っているので、
一緒にカーテンの中に入って、お話をした。
「なんでいじけるの?」
と訊くと、娘は保育所であったことなど話し始めた。
仲良しの友達に厳しく接せられて嫌だったことなど。
先日は、それが一つ二つで収まらず、
嫌なこと、いじける理由が次々と溢れるように言葉になって出てきた。
「ここのおうちじゃないほうがよかった。」
「ここじゃないところにすみたかった。」
「おとうさんとか、おとこのひとがこわい。」
「おかあさんに、あさみたいにおこってほしくない。」
「あさみたいにおこられると、ユイかなしい。」
「あさ、さきにあるいていかないで。」
「えんちょうしないで、もっとはやくむかえにきて。」
「もっとやさしくして。」
などなど。
そんなにたくさん、想うことあったのか・・・と感じながらも
朝厳しくしてしまうことについては
「お母ちゃんは、お仕事本当に大事なんだよ。
お仕事に行かないと何も買ってあげられなくなるんだよ。
ユイちゃんが早く行ってくれれば、早くお迎えに行けるんだよ。」
とかねがね伝えてきたことを改めて伝えてみた。
それと、私は出産前にお腹の赤ちゃんに聴こえていると信じて
たくさんの語りかけをしてきたので、
「ユイちゃんは、生まれる前にお空から、
どのお母さんのところに行こうか見てたんだよね?
それで、このお母ちゃんを元気にしようと思って来てくれたんでしょ?」
と言ってみた。
娘は泣きじゃくりながら
「ユイはおかあさんがユイをしんじているときに
おかあさんのことをしんじて、おなかからでてきたの!」
「ユイはおかあさんがしなないってしんじてる。」
「おかあさんがあさみたいにおこるとしんじられなくなる。」
「おかあさんしなないで!」
と言った。
私は娘に「信じてる」という言葉を使ったり教えたり記憶がなく、
「しんじてる」
という言葉が娘から出てきたことがとても新鮮で、驚いた。
私自身、幼少時によく、健康で元気で逝く気配すらない母に
大好きで、失いたくないという気持ちからよく
「おかあさん、しなないで」
と言っていたが、自分が想われる側になったのだな、とも思った。
それほどまでに子どもに思われていて、ありがたいと思った。
カーテンの中で、二人で抱き合って泣いた。
感動・・・・!
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そして昨日、
相変わらず、多忙な朝。
あれほどまでの感動を味わったのに、
娘は何事もなかったかのように、
また言うことをきかず、
「ほいくしょにいきたくない!」とだだをこね
相変わらずのマイペースぶりを発揮してる・・・(苦笑)
大切な仕事に遅刻せずに行くため、
保育所通いの4年間で初めて、
義母に保育所に連れて行ってと、
お願いした日となった・・・(苦笑)
拙い子育て体験ですが、
ここまでお読みくださって、ありがとうございます。
本日もご訪問下さいまして、ありがとうございました。
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