東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団第78回ティアラこうとう定期演奏会を聴いてきました。チケット完売です
9月下旬になっても最高気温33℃。この時期までこんなに暑かったのってこれまでにあったかな
2024年9月21日(土)15時開演 ティアラこうとう(江東公会堂)大ホール
【指揮】出口大地 【ヴァイオリン】中野りな
ハチャトゥリアン:バレエ音楽「スパルタクス」より「ガディスの娘の踊り~スパルタクスの勝利」
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品35
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番 ニ短調 作品47
A.I.Khachaturian: Spartacus "Dance of the Gaditanian Maidens and Victory of Spartacus"
P.I.Tchaikovsky: Violin Concerto in D Major, Op.35
D.Shostakovich: Symphony No.5 in D minor, Op.47
【ソリストアンコール】パガニーニ:24のカプリースから第5曲 イ短調
今日の目玉は、2004年生まれ19歳の中野りなさんのチャイコン。彼女の演奏を聴くのは昨年10月東フィル定期でのサン=サーンス第3番以来2回目。
チャイコンは好きすぎてなかなか満足できる実演が聴けないが、中野りなさんが素晴らしい✨冒頭のフレーズだけで涙腺ゆるむ🥹テクニックも表現力も文句なし。彼女のヴァイオリンから響いてくる音圧がすごい。彼女のXによると、1716年製ストラディヴァリウスとのこと。なるほど…そうだよね…ストラドの音でカデンツァも客席を魅了。雑音がほとんどないくらい客席も聴き入っていた。カデンツァの終わりに多久和怜子さんのフルートが優しく第2主題で受けるあたりも結構うるうる🥹第1楽章が終わると拍手がおこることがあるけど、みんながまん。愁いに満ちた第2楽章からアタッカで第3楽章。ここは民族舞踊なので、彼女の表情はようやくゆるんでとても楽しそう。フィナーレも盛り上がって客席からbrava多数。ティアラ定期では結構珍しく熱狂的。最初から最後まで雑音がほとんどなかったので、ホールのみなさん集中していたのでしょうね。
衣装は前回と同じ赤というか朱色のドレスに赤のポンポンが多数付いている可愛らしいもの。(中野りなさんのXより。
#東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団 第78回ティアラこうとう定期演奏会、終演いたしました♪
— 中野りな Lina Nakano (@LinaNAKANO_Vn) 2024年9月21日
指揮 の #出口大地 さん、オケの皆さま、ご一緒できて光栄でした✨本当にありがとうございました‼︎
そしてたくさんの方にお越しいただきとても嬉しかったです🥰 https://t.co/Ok5lYE7vi4 pic.twitter.com/U6F8WJ3nDn
ほぼ同じ年代の娘を持つオジサンとしては完全にお父さん目線で応援😅先日の奥井紫麻さんも2004年生まれ。着実に成長している2人の演奏を聴けて幸せ。
明日の公演に向けてリハーサルでした✨素晴らしい指揮の #出口大地 さんと #東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団 の皆さまと演奏させていただけること、とても光栄です。明日が益々楽しみになりました♪ https://t.co/6n156cCs6v pic.twitter.com/bc4VM8erud
— 中野りな Lina Nakano (@LinaNAKANO_Vn) 2024年9月20日
使用楽器はストラディヴァリウスですが、今回が最後らしい。今後何を使うのだろう?
そして、(財)ITOH さまからお借りしているストラディヴァリウス(1716年製)でオーケストラと演奏する機会は、おそらく今回が最後になると思います。様々な経験を共にした楽器への感謝の気持ちも込めて、皆さまにこの楽器の素晴らしい音を十分にお届けできるように頑張ります‼︎
— 中野りな Lina Nakano (@LinaNAKANO_Vn) 2024年9月20日
前半のハチャトゥリアンはたぶん初めて聴く作品で、めちゃくちゃ楽しく盛り上がった。後半のショスタコの5番は、いいと思ったことがない。20年ほど前に久しぶりにクラシック音楽を聴こう思って図書館からCDをたくさん借りてきた中の1枚が、超有名なバーンスタイン指揮ニューヨークフィルだったけど、どこがいいのか全く理解できず…
それ以来実演を避け続けてきたので、もしかしたら実演を聴くのは初めて?2回目?今日も第4楽章はそれなりに楽しめたが、やっぱりどこがいいのか全然分からん
というわけで、中野りなさんの素晴らしい演奏に大満足でした