航空機を支える空港のGSEとリムジンバス・関空「開港20周年記念イベント」・・・その1 | Let's begin!

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”さぁ~始めよう!”


マイペースでまったりと日常のいろんなこと書いて行きたいと思います。


関空「開港20周年記念イベント」の特集記事も、このエントリーで終わりです。


特集記事の締めくくりの今回は、各地の空港で活躍しているGSE(Ground Support Equipment・航空機


地上支援車両)たちをご紹介したいと思います。


関空展望ホール駐車場にGSEの一部が展示してあり、以前のエントリーでもご紹介していますが、


その昔グランドの仕事をしていたこともあって、この分野はよく知る分野です。


私にとっては懐かしい車両たちでもあります。


すでにご紹介しているGSEもあって、内容がダブる部分もありますがご容赦を・・・



まずは航空機を牽引するトーイングカー(航空機牽引車)から・・・



この車両は航空機を牽引したり、後退させるための牽引車です。


空港でよく見掛けるのは航空機を後退させる、いわゆる「プッシュ・バック」。


航空機は自力でバックすることが出来ません。


そこで航空機が出発する際に航空機の前脚に、この車両を連結して駐機場から誘導路まで後退させ


るための車両です。


その他、空港内で航空機を格納庫などに移動させる時などにも使用されます。



この車両は新型のトーバーレスタイプのトーイングカーです。


通常は「トーバー」と呼ばれる「トーイング・バー」(連結棒)を使用して牽引しますが、この車両では


直接、前脚を掴んで固定するようになっているそうです。


そして説明板によると、時速30kmのスピードが出るそうです。


私も勤務している時に一度は運転してみたかった車両です。


今はどうなのか知れませんが、マーシャリングなどを実施する誘導課には配属されず運転出来ずで


した。


それから、プッシュバックが終わり、お見送りをする「グッバイ・ウェーブ」の仕事もしてみたかったで


すね・・・(笑)



次は空港での航空機支援業務でよく見掛ける車両などを・・・



トーイング・トラクター(TT車)


この車については、これまでいろいろ書いて来た通り、仕事で使用していた愛着のある車両です。


この車の運転は、写真のような台車(Pドーリー)を連結してバックでの技量が必要になります。


なので入社してからOJTが終わってしばらくした頃に、会社内のカンパニー資格を取得するのに、この


Pドーリーでよく練習こしたもんです。


仕事に入る前に早出して、班長に指導してもらって練習したのを思い出します。


まだ、これに乗って仕事が出来るかも・・・(笑)



きれいに洗車されて展示されてました。


現場ではあまり洗車することもなく車体の色が白なので、結構汚れも目立ちますが、きれいに洗うと


新車同様によみがえりますね。


車輪止め・・・チョークと言いますが、これもパーキング時はキチンと実施していないと怒られます。


昔は四角形の木製2個でのチョークだったりしましたが、今はよくなってますな・・・



そして、こちらはコンテナドーリー・・・


JAL系のハンドリング会社ではBドーリーと呼んでおり、台車自体もANA系のものと仕様が違ってい


ました。


ANA系のものは確かバックも出来たような・・・?




航空機に搭載されるコンテナもいろんな種類があって、積まれる貨物や手荷物によっても使い分けら


れます。


上のコンテナは天井部分にパイプが設置してあり、ハンガーを掛ければ洋服をそのまま運べるという


ものです。


もちろん通常の貨物も積み込むことも出来ます。


下の写真はイグルーと呼んでいるコンテナで、耳部分の出っ張りがありません。



今回は以上です。


次回に続きます。