11月30日の午後にCBCのHPに掲載されたクオンさんとカートさんのお馴染み「総括ポッドキャスト」。
Kurt Browning, Pj Kwong recap NHK Trophy
http://www.cbc.ca/sports/olympics/winter/figureskating/skate-canada-podcast-pj-kwong-1.3344598
全てを聞き取って訳するまでに至っていませんが、カートさんが言ったことの中から最もツボったところをかいつまんでおすそ分けです。
羽生選手のフリー演技、これについてはポッドキャストの冒頭でも触れられているのですが、それでもまだ語り足りないらしく、カートさんが言います。
(18:56)
I don't mind talking about Yuzu a little bit more.
もうちょっとユヅについて語りたいな。
You were almost in tears, you said.
なんか、涙が出そうになった、って言ってたわね。
I got emotional when he was done. I just sort of felt like...every once in a while when you see something, and when you are ingrained in the sport, you do it for a living, you've lived your whole life doing it, but every once in a while you see something that reminds you that you are a fan as well.
And that's what that skate did.
彼の演技が終わった時、ウルッと来たよ。どんな気持ちかって...ほら、たまにさ、あるじゃない。あるスポーツにどっぷり浸かってて、それを生活の糧としてて、もうずっとそれだけやって生きて来て、それでもたまに「自分は(そのスポーツの)ファンでもあるんだ」ってことを思い出させてくれるような、そんなものを目の当たりにしてしまう、ってことが。
あの演技がぼくにとってはそれだったな。
そして続けて:
So he has a flippin' way of getting into his jumps, carefree, off the cuff, kind of way of skating down the ice, reaching back, change edge, tilt the shoulder, and plunk!! do a triple lutz.
It's kind of like a magician who kind of goes "Look over here, look over here!"... Foo! A rabbit!
He was SO on his game!
で、彼はさ、ジャンプへの入り方がもう、たまんないんだけど。本当にどってことない、みたいな、思いつき、みたいな。バーッと滑って来て、体をちょっと反らして、エッジを替えて、肩をひょいと傾けて、ピョンッ!「はい、トリプル・ルッツ」みたいな。
それってまるでマジシャンが「ほら、こっち見て、こっち見て」って言って…フッ!「あらウサギさん」みたいな感じでしょ。
もう、あの時の彼は絶好調だったね。
カートさん、面白いわあ。
特に「ウサギさん」が。
ハッ!!
でもこれって。。。
もしかして萬斎さんが言ってた
「あえてこっちの方に観客の注意を引いておいて、
ポーンとあっちの方に跳躍する」
っていう
あの奥義に通じてませんか?
となると、
それを実践して見せた羽生選手もすごいし
それに気づいたカートさんもすごいってこと?
ゾゾーッ。