覚え書きあれこれ

記憶力が低下する今日この頃、覚え書きみたいなものを綴っておかないと...


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初日に引き続き、色々なドラマのあったカナダ選手権二日目でした。

 

あと、20分ほどで正式なカナダのオリンピック代表チームがCBCオンラインでアナウンスされるのを待ちながら、感想を書いています。

 

1月13日(土曜日)の午後は女子のフリー(第一・第二グループ)、アイスダンスの第一グループをライストで観たあと、テレビで両競技の最終グループの中継がありました。

 

アイスダンスに関してはよっぽどのことがない限り、と言うかよっぽどのことがあっても、カナダの代表3組は大会前から決まっていたようなものです。テサモエを筆頭に、ウィーヴァー&ポジェ組、そしてギレス&ポワリエ組が過去の実績からすれば代表から外れることは考えられず、そういった意味では安心して見ていられました。

 

その上で以下の三つのポイントを挙げておきます:

 

1)SDのミスのせいでウィーヴァー&ポジェたちは今大会、予想された2位の座をギレス&ポワリエたちに譲ったけれど、FDでは二位だったので五輪では健闘が期待される。

 

2)4位に入ったスーシース&フィルス組がこれから楽しみな若手として台頭したことが嬉しい。

 

そして

 

3)テサモエたちはGPFでパパシズ組に負けたことによってFDの編曲や振り付けを大幅に変えてきた。

 

これは大会前にすでに周知されていたことですが、ソチのシーズンはまだそういった大胆な変更をするほど肝が据わっていなかったけれど、今は違う、悔いが残らないようにやれるだけのことやるべきだと思った、と本人たちが語っていました。その言葉通り、以前は「てんこ盛り過ぎ」と感じられたテサモエたちのFDは一気に「五輪優勝にふさわしいプログラム」に変わった、と私は個人的に確信しました。GPFと今大会の動画で見比べることができればどうかご覧ください。すごいです。本当に、すごい。

 

 

女子に関しては初日のSPでデールマン選手がオズモンド選手に6点以上の差をつけて首位に立っていました。ケイトリン選手は十八番のピアフ・プログラムで冒頭のジャンプで珍しいミスをしてしまい、ちょっと緊張しているようでした。一方、ギャビー選手は非常に落ち着いて、闘志を漲らせているのが伝わって来る。報道によると彼女は昨年の春以降、さんざん色々な病気に悩まされ、二度もの外科手術を受け、三カ月ほど安静を余儀なくされたということですが、追い打ちをかけるように年末から喉の感染症を患い、大会にインしてからさらに肺炎であることが発覚。しかしそんなことはみじんも感じさせない気迫のこもった演技でした。

 

女子のフリー最終グループの演技が始まり、オズモンド選手の方が先に滑りました。ブラック・スワンのプログラム、前半は完璧な出来でこれは逆転なるか?と一瞬思われましたが、彼女の鬼門であるループでミスが出て、そこから勢いが途切れました。最終的にはミスが二つ、それでも高得点が出てデールマン選手にプレッシャーがかかります。

 

しかしそんなことはものともせず、昨年の「ラプソディー・イン・ブルー」に戻したデールマン選手が次々とジャンプを決めていく。彼女もループがそう得意ではない、と言う解説のトレイシーさん。クリケットで毎日、観ている選手の解説をなかなか難しいでしょう。しかしそのループも見事に突破してあとは最後のステップを、観衆の手拍子と共に最高に楽しそうに踏んでいくデールマン選手。どんなに心躍る瞬間だったことでしょうか。そしてキスクラでは歓喜のチャンピオン・タイトル獲得にバーケルさんもオーサーさんも満面の笑顔!

 

 

 

 

 

と、ここまで書いてて代表チームの発表中継が入りました。が、このまま競技の感想を書き終えてしまいますね。

 

 

 

 

夕方からまたマックスママをゲストにお迎えして男子の第二グループをライストで、そこからテレビに切り替えてペアと男子最終グループの演技をフォローしました。

 

男子は初日にも注目したコンラッド・オーゼル選手、ローマン・サドフスキー選手、そしてスティーブン・ゴゴレフ選手、そこに加えてジョセフ・ファン選手がどのような構成で攻めて来るのか、が楽しみでした。

 

この中でローマン君はこれまでのジャンプの不調が嘘のように、クワッドを二つ組み込んできて(場合によっては三つ目も入れるつもりだったそうですが)トリプル・アクセルも綺麗に決めていました。総合で7位と健闘しました!

 

ジョゼフ君、この選手はまだ16才ですが、色んな要素が揃っていてこれからが楽しみです。SPは8位、フリーではクワッド二本と、トリプル・アクセルを決めて5位、そのおかげで総合で6位に浮上!今シーズンはJGPシリーズでも良い成績を収めていましたので、ジュニア・ワールドでどこまで健闘するか?総合で11位に入ったオーゼル君と二人でカナダを代表して頑張って来てほしいです。

 

で、ゴゴレフ君。初めてのシニア参戦で見事に10位入賞。この選手は末恐ろしいです。フリー冒頭のジャンプはクワッド・ルッツを入れようとしていたと言われていますが、ダブルになりました。しかしその後はクワッド・トウ、トリプル・アクセル二本、などと攻めまくり、フリーは9位。キスクラではコーチたちと冷静に演技の分析をして、すでに反省会を展開していました。。。何なんだ、13歳でこの成熟ごて。来シーズンではいよいよJGPシリーズに出場できるので、今からワクワクします。

 

この後、ペア競技を観ることになるのですが、メーガン&エリックのベテラン組は期待を裏切らず、世界でも彼らにしか出来ないサイド・バイ・サイドのトリプル・ルッツを決めて波に乗り、余裕で優勝。となると五輪代表に入るのはその他のどの2組か、に関心が集まります。SPを終えて二位に食い込んでいたセガン&ビロドー組がいかにプレッシャーをはねのけるか、にかかって来ていたわけですが、若い二人が堂々とフリーも二位に入って銀メダルを獲得。2シーズン前までは安定感が持ち味だったこのペア、ようやく調子が戻って来て最高のタイミングでピークを迎えてくれる気がします。

 

さて、3位と4位では大違い、ムーア・タワーズ&マリナロ組とイリユシェシキナ&モスコヴィッチ組との対決は前者が制しました。いやー、これは切ない。私はモスコヴィッチさんたちをずっと応援してきていたので辛いですが、今シーズン、どうも彼らは調子が上がらなかった。サイド・バイ・サイドのジャンプがなかなか決まらず、得意のリフトでもポイントの取りこぼしがあって本当に残念でした。

 

 

そうこうしている内に男子フリーの最終組の中継が始まりました。マックスママとお菓子を食べている場合じゃありません。二人とも姿勢を正して、6人の演技を追いました。

 

最初の滑走者はSP6位の二コラ・ナドー選手。彼のフリーはエルビス・メドレー。調子が良い時は最高に盛り上がるプログラムですが、逆にジャンプが決まらなかったりすると非常にしんどそうな気がします。不調な時、「明るい曲で笑顔を作らないといけないのはすごく辛い」と、選手目線でのコメントを教えてくれたマックスママ。本当にその通りだろうと想像できます。などー選手のフリーは10位、総合では9位に順位が落ちてしまいました。

 

SP5位だったナム・ニューエン選手。6分間練習の時に衣装を見て、「あれ、『ラ・ストラダ』に変えてきた?」とまたまた驚き。このプログラムで彼は3年前にカナダ・チャンピオンになったんだっけ。フリーは2本のクワッドに2本のトリプル・アクセルを入れて、ジャンプの調子が戻って来たことを証明してくれました。ミスは最小限に抑え、高得点が期待されました。ナム君の復活を期待していた会場は大興奮、彼も感極まった様子で、これは嬉しい光景でした。しかし最終的にはフリーで2位になったもののわずかに届かず、総合は3位。。。

 

SP4位のバルデ選手はジャンプの難度が低かったものの、すっかりアイスショーのような盛り上げ方で観衆を巻き込みます。本当に楽しそうに滑り、会場の雰囲気を一気に明るくしました。キスクラに下がる際にバックフリップまで披露して、次に滑るキーガン・メッシング選手も感動して思わずハグするという。総合は4位。

 

良い流れをそのまま自分のエネルギーに変えて、見事なフリーを演じたメッシング選手でした。背の高い選手たちが台頭してきているカナダ男子の中で、メッシング選手は小柄で、スピード感あふれるフットワークとバネのある滑りが持ち味なのですが、オズモンド選手と同じ振付師のランス・ヴァイポンドが創ってくれたチャップリンのプログラムがバッチリはまった、という感じです。フリーは3位、総合2位。

 

SP2位だったケヴィン・レイノルズ選手。彼は日本で大変人気がある、とこちらのテレビでも取り上げられていました。

 

 

 

 

しかし残念ながらフリーではジャンプが決まらず、順位を5位まで落としてしまいました。年齢を考えるとこれが彼にとって最後のナショナルズであった可能性は高く、落胆は大きかったでしょう。

 

優勝はもちろん、パトリック・チャン選手。歴史に残る10個目のナショナル・チャンピオンのタイトルを獲得して会場の皆から大きな拍手を受けていました。クワッドはトウのみを二本、冒頭の4-3コンビネーションは彼の得意とするところでしたが、ミスが出て単独に。次の四回転にダブルをくっつけてリカバリーするも苦笑いしていました。トリプル;アクセルも乱れましたが、彼のスケーティング・スキルは観る者がまるで催眠術にかかったかのように感じる威力があります。このリンクの氷は滑りにくい、との声も聞こえていましたが、そんなことはパトリックのブレードに全く影響を及ぼさない。自由自在に氷の上に絵を描くような動きです。これがもう、来シーズンから試合では観られないのかと思うと本当に切ない。

 

今大会、男子・ペア・アイスダンスの3競技でトップ選手たちが引退すると宣言していたので、観客もメディアもセンチメンタルにならざるを得ない、という雰囲気でした。TSNではこれでもか、というほどエモーショナルな動画を準備し、番組の最後に流していました。

 

 

 

「Passing the torch」というタイトルで、引退していくベテランたちから次世代の選手たちに「松明を渡す(=バトンタッチ)」する、という内容のもので、テッサ&スコット、エリック&メーガン、そしてパトリックたちが登場します。

 

 

 

 

 

 

若手の代表としてはナム君やセガン&ビロドー、そしてスーシース&フィルスたちが感謝の意を述べる。

 

 

 

シェイリーンもフィーチャーされてて、カナダにおけるフィギュアスケートの歴史の中で、素晴らしい成績を残した選手はたくさんいるけれど、3つの競技でほぼ同時期にトップ選手たが揃って、一つの時代を築き上げてきたのは珍しい、と言っていたのが印象に残りました。

 

 

確かにバンクーバー五輪後、カナダのスケート界を支えてきて数多くの世界タイトルを獲得してきた選手たちですよね。それが一斉にいなくなるのはとても寂しく、マックスママも感慨深い、と言ってました。

 

来シーズンのカナダのフィギュア界は全く一新されます(女子以外は)。これからどういった時代になるのか、しっかりと見守っていきたいと思います。

 

 

そして記事のタイトルにもありますように、本日、カナダの五輪代表チームが発表されました。4競技ともナショナルズの結果通り、となりましたが、これはほぼ、文句なしでしょう。

 

 

 

 

そうは言っても、男子のナム君は、心情的に行かせてあげたかったかな、とマックスママ言い合ったことでした(マックスとナム君はリンクメイトであったこともある)。ほんの1ポイントの差でオリンピック行きの切符を逃した、と思うとやり切れないでしょうが、ナショナルズの成績をさておいても今シーズンのキーガン・メッシング選手の成績と比較すると、(オータムクラシックやNHK杯など)ナム君はちょっと分が悪かった。

 

せっかくジャンプの調子が戻って来たのだからどうかどうか、希望を捨てないでほしい。四大陸選手権には出場権を与えられていますので、気を取り直して良い滑りを見せてください!

 

 

以下にカナダの五輪代表チームのリストを貼り付けておきます。この他、スケートカナダのHPにてワールドや四大陸選手権、ジュニア・ワールドに出場する選手たちのリストが掲載されています。

 

 

 

 

 

カナダのフィギュアスケート五輪代表チーム:

 

 

Name Event Hometown
Patrick Chan Men’s singles Toronto, ON
Keegan Messing Men’s singles Sherwood Park, AB/ Brampton, ON
Gabrielle Daleman Women’s singles Newmarket, ON
Kaetlyn Osmond Women’s singles Sherwood Park, AB/ Marystown, NL
Larkyn Austman Women’s singles Coquitlam, BC
Meagan Duhamel Pairs Lively, ON
Eric Radford Pairs Balmertown, ON
Julianne Séguin Pairs Longueuil, QC
Charlie Bilodeau Pairs Trois-Pistoles, QC
Kirsten Moore-Towers Pairs St. Catharines, ON
Michael Marinaro Pairs Sarnia, ON
Tessa Virtue Ice dance London, ON
Scott Moir Ice dance Ilderton, ON
Piper Gilles Ice dance Toronto, ON
Paul Poirier Ice dance Unionville, ON
Kaitlyn Weaver Ice dance Toronto, ON
Andrew Poje Ice dance Waterloo, ON

 

 

コーチ陣のリストです:

 

 

Name Position Hometown
Lee Barkell Coach Kirkland Lake, ON
Ralph Burghart Coach Vienna, Austria
Marie-France Dubreuil Coach Sainte-Catherine, QC
Oleg Epstein Coach Chicago, Illinois, USA
Richard Gauthier Coach Mont Tremblant, QC
Patrice Lauzon Coach Boisbriand, QC
Bruno Marcotte Coach Beloeil, QC
Nikolai Morozov Coach Edgewater, New Jersey, USA
Zdenek Pazdirek Coach Coquitlam, BC
Josée Picard Coach Hull, QC
Juris Razgulajevs Coach Riga, Latvia
Ravi Walia Coach Vancouver, BC

 

 

 

 

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年明けは毎日が極寒の日々でしたが、今週は数日間、妙に気温が高い日がありました。こういうちょっとした「お休み」の時期が訪れると一気に油断してしまうのですが、あまり長く続きません。

 

木曜日の午後から降り始めた雨が夜には激しくなり、積もっていた雪が驚くような速度で溶け、金曜の朝にはほぼ、消えていました。この時点で気温は「プラス7℃」だったかしら。

 

ところがそこから今度はどんどん、気温が下がって行って毎時間、1℃ほど温度計の数字が変わって行くのを見るのも面白い。雨から雪に変わり、今度は午後から吹雪。

 

新たに雪が道路に積もって真っ白。しかも雨が降った後、凍結している上にのっかっているのでこれは危ないのです。おそらくたくさんの事故がそこかしこで起こったことでしょう。

 

そして夜には気温が「マイナス14℃」。1日でなんとー20℃の気温差。なかなか見事な現象でした。

 

 

さて、昨日はとうとうカナダ選手権のシニア競技が始まりましたね。

 

(ちなみにタイトルにも書いたとき思ったんですが、「全日本選手権」とか「全米選手権」は違和感ないのに「全加選手権」ってあまりゴロが良くない。なのでカナダ選手権、としておきます。まあ、皆がこっちで言ってるように「ナショナルズ」でも良いんですが)

 

連盟のHPでお昼ごろからライストが提供され、女子は全員のSPがライブ観られました。この時の解説はデビー・ウィルクス&テッド・バートンのコンビ:この二人のコメントを聴いていると、ごくアットホームで、どの選手にも暖かい言葉をかけています。月曜日のノービスやジュニアの競技からぶっ続けで毎日、このライストの解説を担当されているのですから、体力的にかなりの重労働ではないかと思います。それでも変わらず、ずっとにこやかな感じでいられるのがすごいです。

 

その後、女子の最終グループだけが録画でTSNの放送で流れ、それに加えてアイスダンスの最終グループはライブの中継でした。テレビ番組の方はトレイシー・ウィルソン&ロッド・ブラックの解説で、(ライストの)ホンワカモードからトーンがガラリと変わります。

 

 

 

 

いつも思う事ですが、ロッドさんは "One word: AMAZING!" などというけっこうベタな発言がお得意で、その横でトレイシーさんがビシッと厳しいことを言って全体を締める、というやり取りが面白い。トレイシーさんはタレ目気味のとーっても優しそうな顔をしていますが、言う事は容赦ないし的確です。選手たちへのリスペクトはもちろん込められていて、指導者として、また元選手として、そしてもちろん、長年の解説者としての示唆に富んでいます。こんな感じでクリケット・クラブでも暖かく、しかしビシバシと教え子たちを鍛えているのだろうな、と容易に想像がつきます。

 

女子ではとにかく首位に立ったギャビー・デールマン選手の演技がすごかった。なにせスピードが半端じゃない。カナダ女子の持ち味、と言われていますが、ジャンプの飛距離や着氷の勢いが気持ち良いです。

 

そのすぐ後に滑ったケイトリン・オズモンド選手、得意の3フリップからのコンビネーションでミスが出て、二位になりました。それにしてもこの二人は別格です。

 

つい二年ほど前まではここにアレイン・シャートラン選手も加わって三人娘、と言う感じだったのですが、残念ながらちょっと差を付けられている感があります。ショートで7位と出遅れ、フリーでどこまで追い上げられるかが今日の見どころとなります。

 

ちなみにデールマン選手はフリーのプログラムを「グラディエイター」から昨年の「ラプソディー・イン・ブルー」に戻したそうです。

 

アイスダンスはもちろん、首位にヴァーテュー&モイヤー組がおさまっています。ほぼ完ぺきな演技でしたが本人たちは演技後のインタビューで「けっこうしんどかった」という感想でした。そんな中でもあれだけのパフォーマンスが出来たことをポジティブに捉えたい、とも。さすがベテランです。

 

 

 

 

そして二位に入って来るだろうと思われたウィーヴァー&ポジェ組は思いがけないミスがツイズルで出て、そのエレメンツはなんと零点!これは痛い。四位になりましたが、競技後はこれについてトレイシーさんが「この順位はない(=低すぎる)」と、ジャッジに疑問を呈していました。

 

SDを終えて二位につけているのはギレス&ポワリエ組、彼らはまたまた面白い趣向を凝らして、途中からポール選手の衣装が袖の部分を下ろしていきなり変わります!

 

三位には若手のスーシース&フィルス組、彼らもテサモエやパパシズたちと同じリンクで練習しています。

 

ペアでは想定通り、デュアメル&ラドフォードが首位。彼らはこれで二度目のプログラム・チェンジを決行したそうで、フリーは2シーズン前の「Hometown Glory」に戻すとアナウンスがありました。やはり五輪ともなると完全にしっくり来る音楽を用いたい、ということのようですね。

 

二位以降は混戦。セガン&ビロドー、ムーア・タワーズ、イリユシェシキナ&モスコヴィッチ三つ巴となっています。この中から二組だけが選出されるので、フリーですごいプレッシャーがかかります。

 

 

夕方からはマックスママをゲストにお迎えしてライスト&テレビ観戦。男子の第二グループから一緒にフォローしました。つい数日前まで現地会場で同じ氷の上を滑っていた現役スケーターのお母さまだけあって、色んな情報を提供してくださるのがありがたい。会場の様子や氷の質、リンクの寸法に関するネタなどは本当に参考になります。

 

第二グループではマックス君と同じYRSAの仲間、コンラッド・オーゼル君やローマン・サドフスキー君の応援に熱が入ります。

 

 

 

 

 

しかし六分間練習で目を引いたのはスティーブン・ゴゴレフ君。シニアに一人だけ、ノービス選手が紛れ込んだか?と思いたくなるほどひときわ小柄です。

 

 

 

 

でも演技は堂々としていて、冒頭からいきなり4S-3Tを見事に決めました。その後、3Aも降りて、ルッツが残念ながら抜けてしまいましたがショートを終えて11位と健闘しています。

 

実際、この第二グループではゴゴレフ君、オーゼル君、ジョゼフ・ファン君たち若手選手勢がクワッドに挑戦してしっかり着氷しています。そしてローマン選手などは攻めまくってコンビネーションと単独で二本、入れて着氷しました!これは大健闘ですね。

 

でもスタンディング・オベーションを浴びたのはエラジ・バルデ選手。クワッドこそは跳びませんでしたが、ミスのない、素晴らしい演技で涙を誘いました。ライストの解説者たちも声が出ないほど感動したらしく、デビーさんがテッドさんにからかわれる始末。今シーズン、バルデ選手は脳震盪に悩まされて、ギリギリになるまでナショナルズへの出場が危ぶまれていたそうです。「無欲の演技だった」とインタビューで言っていましたが、フリーでもどのような演技をしてくれるか楽しみです。SP4位。

 

 

その後、最終グループはテレビ中継で観戦。この組ではリアム・フィルス選手が衣装のアクシデント(ズボンのストラップが切れた)に見舞われて残念でした。昨年もサスペンダーが外れるという体験をしている彼は、演技終了直後「You've got to be kidding me(マジかよ)」と唇が動いているのが分かりました。SP9位。

 

キーガン・メッシング選手、オータムクラシック以降、今シーズンは波に乗っています。五輪代表の可能性があるな、と私は思ってきたのですが、SPではクワッドを跳べず、3-3のコンビネーションになったのが悔しそうでした。でもその他はまとめて、SP3位。

 

二コラ・ナドー選手は今年が国際舞台でのシニアデビューでした。ショートよりもフリー(エルビスのプログラム)の方がおそらく彼の持ち味が出るでしょうから、期待しています。SP6位。

 

ナム・ニューエン選手、冒頭の4-3コンビネーションはしっかり決め、3Aも良い感じで着氷。ところが最後のルッツで転倒して残念!これは高得点が出そうだと私たちも盛り上がっていたので本当に悔しかったことでしょう。SP5位。

 

ケヴィン・レイノルズ選手、グランプリシーズンはなかなか思うような結果が出ずに、インタビューでも「やっていることが報われずに落ち込む」というようなことを漏らしていましたが、今大会はさすがにベテランらしく、しっかり調子を上げてきました。コンビネーションは3S-3Tでしたが、後半に4Tを決めてSPは2位になりました。

 

さあ、パトリック。どんな演技を見せてくれるのかとドキドキしていたのですが、冒頭の4Tで転倒。きゃー。しかしその後は3ルッツに3Tを付けてさすがのリカバリー。そして鬼門の3Aではやはりミスが出ましたか。それでもスケーティング・スキルは相変わらず群を抜いています。なんだかんだ言って90点越えて首位。

 

というわけで本日のフリーも第二グループから変動があって6位以内に入って来そうな選手はいます。午後の4時半集合でライストから始まってテレビ観戦しよう、とまたマックス・ママと約束して別れました。

 

 

あと、数時間で始まります!!

 

 

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月曜日・水曜日と行われたジュニア部門の男子競技について予告したまま、すでにシニア競技開幕の前日となってしまいました。

 

が、現地のバンクーバーで奮闘しているマックス選手のお母さんから、アツアツの情報をいただき、ずっとメッセージを取り交わしながら試合結果を追っていたので、まるでそこにいるかのような興奮状態に陥っていた私です。

 

オンタリオとは3時間もの時差があるため、昨夜などはジュニア男子の競技が終わり、表彰式まで見終えたら午前1時を回っていました。

 

そして!優勝はMatthew Markell選手、所属クラブはプレスコットFSCですが、いつもの練習はマックス君やローマン、コンラッドたちと同じYRSAで行っています。昨シーズンはもうスケートを止めようかと思ったこともあった、と優勝後のインタビューで語っていた彼ですが、本当にくじけずに続けて良かった!!

 

非常に姿勢の美しい、ジャンプもスケーティング・スキルも揃った若い選手で、来シーズンの活躍がすでに楽しみ。

 

 

 

ちなみに昨年の覇者、スティーブン・ゴゴレフ選手と、準優勝のコンラッド・オーゼル選手たちはシニアの部門に明日から出場します。

そしてマックス選手もSPは14位と出遅れましたが、見事にフリーで追い上げて8位に入りました!解説のテッド・バートン氏がどうやらマックス君をとても気に入っている様で、たくさん褒めてくれていたのが個人的に嬉しかったです。

スケートカナダ連盟が大会の模様をずっとライストで流してくれているので、そのアーカイブをデイリーモーションのサイトでご覧になれます。お時間があればぜひどうぞ。


さあ、そして今日はシニアの公式練習が行われています。すでに現地で選手たちの調子をフォローしているのはお馴染みのベヴァリー・スミスさん。先週あたりからたくさんの記事をアップされているので、皆さんもパトリック・チャン選手や、テサモエさんたちなどの近況はご存じかと思います。

ジュニアやノービスに関してもくまなく、取材しては記述していらっしゃるところはさすがです。詳しくはスミスさんのブログにてどうぞ:

 

カナダのナショナルズは(GPスケカナと同じく)TSNが中継放送を担当しています。解説はよってお馴染みのロッド・ブラックさんとトレイシー・ウィルソンさんですね。

 

こちらのツイッターもすでに活発、そしてホームページには数々の動画が掲載されいています。

 

 

 

 

もう一つ、嬉しいのは今大会のアスリート大使を務めているのがシェイリーン・ボーンであるという点。パートナーのヴィクター・クラーツと10回もカナダ・チャンピオンの座に輝いた彼女には相応しい役割ですね。

 

 

CP24のインタビュー:メディア各社への対応もアスリート大使の役目

 

 

いつもとってもポジティブで、明るく、そして優しい眼差しで後輩たちを見守っているシェイリーンの存在は、大会出場者たち全員を力づけることでしょう。

 

 

さて!!

 

 

そんなシェイリーンに関連した嬉しいニュースです。

 

昨日、PJクオンさんから突然、メッセージが届き、次回のポッドキャスト50分以上にも渡るシェイリーン・ボーンのインタビューであることを知らせて頂きました。

 

中でも日本のファンには必聴の羽生選手とのSEIMEIの振り付けのプロセスや、日本のスケートファンへの感謝の気持ち、そして日本で彼女が出たテレビ番組についてたくさん語ってくれているとのこと。

 

アップロードは1月23日の予定です。

 

クオンさんからは、いつも応援してくださっている日本のファンの皆さんへの感謝の印として、どこよりも早く、このブログでアナウンスするようにと言っていただきました!

 

現在バンクーバーで、お得意の舞台裏突撃ビデオ・インタビューの準備に忙しいであろうクオンさんの

 

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などを、ぜひぜひ、頻繁にチェックしてあげてください!

 

Thank you Pj!

Please have a good time in Vancouver and we look forward to your upcoming podcast!!

 

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先週末は衝撃の全米選手権(女子も男子もアイスダンスも!)でしたね。

 

それについてはまた機会があれば書きますが、今日は取り急ぎ、進行中のカナダ選手権の話題です。

 

HPはこちら:

https://skatecanada.ca/2018-canadian-tire-national-skating-championships/

 

ライストもライブスコアも掲載されています!

 

シニアは木曜が公開練習、そして競技は金曜と土曜ですが、ジュニア競技に関しては、今まさに現地で奮闘中のマックス君のママから臨場感あふれるレポートが来ています。お写真も頂いていますので、それらを拝借してお伝えしますね(もちろん、マックスママにはお許しを得ています)。

 

トロント界隈は今朝、ようやく人間らしい気温になり、氷点下を急に脱出しましたが、バンクーバーは7℃やら8℃などという春めいたような予報で羨ましい。帽子手袋は要らない、雪もない、と聞いて歯ぎしりしています。

 

今年のナショナルズはバンクーバーで開催中、ブリティッシュ・コロンビア大学の敷地内のアリーナ、 Doug Mitchell Thunderbird Sports Centreが会場です。

 

選手たちの宿泊所はVancouver Wall Centre のシェラトンということで、会場からは11キロほどの距離。高層ビルの上階にお部屋があるので見晴らしは良いとか。

 

 

 

しかし高層ビルにはそれなりの欠点もあり、なんと昨日はビル内で火災報知器が作動して階下のロビーに避難を余儀なくされたそうです。ノービス女子は公式練習の時間が迫る中、エレベーターも動かず、親子で何十階もの階段をダッシュして昇り、またスケートバッグを掴んで階段を駆け下り、なんとかバスに間に合い、練習に駆け付けたそうです。。。

 

想像しただけで汗が出ます。

 

そしてマックス親子たちのお部屋は「とっても綺麗だけれど、バスタブがない」という日本人には非常に辛い状況。

 

 

 

 

これってしかし、欧米の(と、すごい括り方をしますが)選手たちはどってことないんでしょうね。どうしてもお湯につかりたい場合は、ホテルにジャグジーがあるそうなのでそれで代用するのも手でしょうか。

 

さて、大会中は選手の食事の管理も重要なポイントです。幸い、このホテルのすぐお向かいには日本料理店があるらしく、マックス親子はそこで月曜日のランチをゲット。

 

こちらがマックス君の和風ハンバーグ定食:

 

 

 

こちらがママの定食:

 

 

 

練習前なので半分だけ食べて、残りは練習後のために置いておくのだそうです。

 

 

ここのレストランはランチメニューがお得だそうで、メニューの画像まで送っていただきました。(別にお店から宣伝料をもらっているわけではありません、念のため)

 

 

 

 

 

でもちょっと思ったんですが、今年のGPFはこの同じ会場で開催されるので、こういった情報は有難いですよね!

 

その他にも中華料理屋もあるそうで、選手たちの食の面はなかなか充実しているようで安心しました。

 

 

 

そうこうしている内に、どんどん、競技の方が始まっています。

 

これを書いている間もノービス男子が終わり、次はジュニアのアイスダンスが控えています。

 

なんとこの中にはダンスと男子シングルを掛け持ちしている選手もいて、そのスケジュールの過密さは想像を絶します。

 

 

先日、オンタリオ州の代表選手の集合写真をご紹介しましたが、

 

 

 

右端の二人、コーリー・シルセリ君とブルース・ワデル君はいずれもクリケット・クラブ所属で、アイスダンスでもこのナショナルズに出ています。

 

さあ、ライストでは現地時間、18:18からジュニア・アイスダンス(滑走順はこちら)、そして20:36からジュニア男子(滑走順はこちら)の試合が放送されます。解説は皆様、ジュニアグランプリ大会でお馴染みのテッド・バートンさん、そしてオータムクラシックでもご紹介したデビー・ウィルクスさんが担当します。

 

 

選手の皆さんの健闘を祈っています。マックス君も頑張れー!!

 

 

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ひとつ前の記事の続きです。しかもタイトルは「朝」とあるのに、書き終えたら夜になってました。

 

*******

 

さて、昨日は午後に次男が冬休みを終えてまたノヴァ・スコシア州に戻って行ったあと、少ししんみりしていた私。

 

いつも子供が家を去っていくと、がらーんとした彼らの部屋を見渡しながら思わず

 

「はああああああ~~~っ」

 

と、ため息が漏れ、何となくホロリとしてしまう。この心理は、かつて神戸の母が私に対してすぐ「可哀想に」と憐れんでくれていたことと重なるのですが、若いころには「全然、可哀想に思ってもらう必要ないんだけど」と、分からなかったものです。

 

例えば今回も息子に対して

 

「寒いところに帰って行って。。。」(←実際はトロントの方が彼の帰って行った所より寒い)

 

「空港から荷物を持ってバスを乗り継いで下宿まで延々と。。。」(←彼と同年齢の頃、私はもっとすごい荷物を持って夜行バスでスキー部の合宿へと何往復もしていた)

 

「家族から離れてひとりっぽっちになって。。。」(←本人はおそらくせいせいしている)

 

などなど、親としてはやたらと悲愴感に浸るもののようです。

 

(しかも母親特有か?夫はあまりそういう感情はないらしく、淡々としています)


まあそれはさておいて、

カナダの東海岸側で前の日まで猛威を振るっていた吹雪の影響もなく、無事に到着したと息子から連絡が聞いて安心したのもつかの間、よせば良いのに私が何をしたかと言うと

 

2016年GPFの羽生選手のSP演技を録画していたものを、見てしまったのでした。

 

前の日に見たネイサン・チェン選手の演技で、「パリ散」時代の羽生選手のことを思い出したからでしょうか?

 

当時の記事でもこの時の羽生選手の「レッツゴー・クレイジー」の演技に、マルセイユの会場のファンがどれだけ狂喜し、湧き上がったのか、どれだけ彼の雄姿に皆が勇気とエネルギーをもらったのか、について感想を書いていますが

 


 

 

今回はまた別の感慨にふけっている自分に気づきました。(以下はいつも画像の使用を快く許してくださるカーマイケルさんのお写真と共に振り返ります。)

 

 

最近の高画質の映像では、気を付けて見ていると選手の表情が実によく分かります。いつもなら演技全体を、あるいは足元を中心に観ているわけですが、この時ばかりは羽生選手の顔に目が行きました。

 

すると彼がいかにこの曲の隅々までを体現しようとしているのか、つくづく分かったのです。

 

 

Photo by David Carmichael (GPF 2016)

 

 

 

不敵な笑みを浮かべたり、

 

 

Photo by David Carmichael (GPF 2016)

 

 

 

悪魔っぽい目つきになったり、

 

 

Photo by David Carmichael (GPF 2016)

 

 

 

かと思えば心から楽しそうに観客からの声援を受け止めたり、

 

 

Photo by David Carmichael (GPF 2016)

 

 

最後のズサーッでは渾身の力を籠め、

 

 

Photo by David Carmichael (GPF 2016)

 

 

Photo by David Carmichael (GPF 2016)

 

 

スピンで観客からの湧き上がる嬌声を一身にまとい

 

 

Photo by David Carmichael (GPF 2016)

 

 

締めはとびっきりのドヤ顔。

 

 

Photo by David Carmichael (GPF 2016)

 

 

ここで私は数時間前(息子の部屋を見た時)と同様、

 

「はあああああ~~~っ」

 

とため息が出て、鼻の奥がツーン。

 

 

2016年12月当時、同じ演技を見ていたはずなのに全然、そんな気持ちにならなかった。これはどうしたことか。

 

ほぼ同年齢の息子がついさっき、帰ってしまったというごく単純なことも影響していたのかも知れませんが、

 

大きかったのは、私にとっての羽生結弦というスケーターの魅力が、「GENEROSITY」とでも言いましょうか、(観ている側に)「全てを与える」という点にあるのだと、再確認したことだったと思います。

 

技術的なこと、芸術的なこと、いわゆるスコアに反映されるものはもちろん、持てる限りの体力、気力、感情、を余すところなく、滑るたびに提供してくれる。

 

 

 

2013年のロンドン・ワールド、カートさん解説:

“That was  it, guys, I gave it everything I had...”

 

 

だからこそ観ている私たちはそれを受け止め、何かを共有しているという気持ちに浸れるのでしょう。

 

オータムクラシックのSP解説でエリーズ・アメルさんが素晴らしく端的に言い表してくれたように

 

"le moment oū il respirait, oū il t'amenait avec lui.."

 

そう、羽生選手は演技をしている時、観ている者たちを一緒にどこかに連れて行ってくれようとする。自分のためだけに滑るのではなく、ジャッジや観客に誇示するのでもなく、自分の世界へと誘ってくれる。それが感動を呼ぶのだ、と思った次第です。


そんなことを一人で考えて、ウルウルとなっていた私ですが、その後、さらに追い打ちをかけるように長洲未来選手の演技を観てしまい、昨日の晩はえらいことになっていました。


なお、年を取ると涙腺が緩くなる、と言われていますが、これは単に精神的に弱くなるということではなく、自分がこれまで体験したり、身近に見たり聞いたりしたことがどんどん多くなるため、それらと照らし合わせて、よけいに痛切に物事を感じてしまうからかな、と思います。羽生選手の演技にしても、久しぶりにじっくりと観てその貴重さを実感し、決してそこにあって当然、という風に思ってはいけないという気持ちになったのかも知れません。


ああ、そうこうしている内に全米男子のフリー演技が始まってしまいました。これから大急ぎでそちらもフォローせねば。

明日(1月7日)の日曜日は少し暖かくなって、マイナス7℃くらいだそうです。(もう感覚すっかり狂ってます)

 

 

 

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