やっぱりあったんだ!デイビッド・ウィルソンが肝心なところを語っているビデオ:追記で一部訳付き | 覚え書きあれこれ

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記憶力が低下する今日この頃、覚え書きみたいなものを綴っておかないと...

(記事後半に追記あり:一部だけ聞き取り分と訳をつけました)


二つ前に紹介したクオンさんのデイビッド・ウィルソンのインタビュー、私としては

なんで肝心なところをもうちょっと突っ込んで聞いてくれないんだあああ

って悶々としていたところがありました。

それはウィルソンが振り付けをした三人の男子スケーターについて、それぞれの特徴をどうとらえているのか、っていうこと。

でも、まさにその部分を語っている動画がアップされていました。

ああ、ごめんねクオンさん、あなたのインタビュアーとしての腕を疑った私が悪かったわ。

というわけでこちらです:



一応、全部聞いたんですが、またおって聞き取って全訳するにしても、結弦くんに関するキーワードは:

ELASTICITY
 (柔軟性と言う意味もありますが、伸縮性の方が正しいかな)
FIERY(熱い、火を噴くような),
DRAMATIC (ドラマチック),
PASSION (情熱),

それと

"He is so eager, soooooo eager"

このEAGERという言葉、どう訳したら一番しっくりするのか迷います。

熱心な、という意味でもあり、焦っている、と言う風にも取れ、とにかくこみ上げてくるような必死さ、何かを欲している感じ、なのです。

まあそんなところが印象的でした。

詳しくはまた後ほど。

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というわけで1:42から3:52の部分だけ、聞き取り全文です。

ところどころ、ウィルソンがむにゃむにゃ言ったりしてますがそこは飛ばしていますのであしからず。上記のキーワードの訳に関するコメントも併せてお楽しみください。

あと、これは私見ですが、ウィルソンの三人それぞれに対するコメントの長さで、誰に対して一番思い入れが強いかっていうのが分かる気がします。。。

(1:42)  Yuzu has this amazing, kind of like, elasticity. He’s got this elasticity in his skating, this dynamic, fiery quality. So he’s really dramatic

ユヅは、こう、どういうのか、素晴らしい伸縮性を持ってる。スケーティングにね、伸縮性があって、こう
(手で動きが大きい、というようなしぐさをする)ダイナミックな、燃えるような感じ。とってもドラマチックだし。

(and he’s the Japanese Champion now)
で、全日本チャンピオンだしね

He’s the Japanese Champion

うん、全日本チャンピオンだね。
(これに関してはウィルンソンはあまり関心を示していないような口調)

And he’s soo young, and so eager, so eager, he has a lot of passion

で、彼はまだとーっても若いから、すごく性急で
(ここでウィルソンは天を仰ぐようにする)本当に性急で、情熱がすっごいあって

And you know, Patrick has this amazing mastery of edge control, his quality of movement is sooo, on another level and studied. I mean, he moves like a dancer. He skates like nobody. It’s really remarkable what Patrick can do.

でね、パトリックはこの素晴らしいエッジコントロールの持ち主で、彼の動きの質がもうあーんまりにも、別次元で、よく研究されてて。だって、彼の動きってもうダンサーのそれでしょ。誰も彼みたいに滑れない。本当に驚愕に値するよ、パトリックにできることって。

And Javier, he’s like a movie star. Javier’s got that “it” factor, and he’s got charm, and personality, in every moment, all the time. Even just face-to-face, even just one on one. You know, he’s a really sweet kid, and fun person, very off the cuff, great personality, great sense of humor. And his jumps, his jumping abilities, they’re dumbfounding. But he also has nice qualities, his wonderful back, his wonderful posture, great landing position, nice line, nice extension, he’s got great overall qualities in his skating, as well.

それでハビエルは、彼ってもう映画スターみたいでしょ。ハビエルには「イット・ファクター」
(日本語で言うところの「カリスマ」かな?)があるの。チャーミングで、キャラもね、その一瞬一瞬、どんな時も。こうやって面と向かって、一対一でもね。ほんっとうに彼って良い子だし、面白いし、リラックスしてて、素敵なキャラよね。ユーモアもあるし。それに彼のジャンプ、彼のジャンプ能力って、それこそ絶句ものでしょ。でも他にも良いところはいっぱいあるの。背中がとっても綺麗な角度で、姿勢も素晴らしくて、着地のポジションも良くて、体の線も綺麗、脚の延ばし方もいいし、スケーティング全体も良いのよ。

But he’s go this “thing”, you know, so he really appeals to a certain sector of the audience.

でも何てっても、「あれ」
(カリスマ)があるでしょ、だから彼は一部の観客にすっごくうけるのね。(ってどの一部やねん)

All three boys are so different, it’s hard to compare. I mean, I wouldn’t be able to choose between the three, who I like better, so I don’t know.

あの子たちは三人ともとっても違う味を持ってるから、比べるのが難しいの。だって、僕だってあの三人の中で誰が一番好きかって聞かれても選べないもん。だから分からない。


If they were all three of them to skate perfectly, god help the judges. (3:52)

三人とも(ソチで)パーフェクトに滑っっちゃったら、審査員はもう万事休す、よね