「詠人不知のマリア」
【作・演出】 細川博司(バンタムクラスステージ)
【あらすじ】
『空だと思っていたものはすべて富士であった。 わたしはしんからぞっとした。』
昭和23年。
あの戦後まもなく、身寄りをなくした「さき」と「ちずる」の姉妹は
親類が残した家を頼って静岡から大阪にやってくる。
同じように家族をなくした少女たちが住み着きはじめたその家は
やがて彼女らの糊口を凌ぐための娼館となる。
得体の知れない男たちが出入りする家で、やがて凄惨な悲劇が起こる。
故郷に帰って、もう一度、姉妹で富士の山を見上げたい。
はかない思いは成就するのか。
【公演日時】
6月29日(金) 19:00
6月30日(土) 15:00 /19:00
7月1日 (日) 13:00 /17:00
【料金】
前売り:2000円/当日:2500円(全席自由)
【場所】 大阪市立芸術創造館
【感想】
ほどよし合衆国 第6回公演「詠人不知のマリア」観劇。
キャスティング。ガッツリこの方が居るからこそOKな方が居た。
そして清純なイメージを覆す『ア◯セン』な役など、かなり気張っていた方。
蓮っ葉なパンパンを、器量よく演じる方などいい座組だ。
しかし衣装に一捻り欲しい所。
でも正解かも。
はっきり云う。
今年上半期No.3に入る傑作だった!
脚本演出は勿論だか、若手の役者力が半端なかった。
失礼ながら初見の劇団さんなれど、少し躊躇していたのが、僕の杞憂をぶっ飛ばすどころか、ハートを握りしめられてしまった!
再演キボンヌ