近代麻雀 2014.4.15号 『福地先生の実戦に出てくる100の基本』より・・・
ネットでよく議論対象になる形・・・5ブロックに絞るか、6ブロックを維持するかですね。
目先の受け入れは、打3mの6ブロック維持が有利ですが、『 5ブロック理論 』により、イーシャンテン時に受け入れが逆転します。
『 5ブロック理論 』がわからないと話が進まないのですが、まあ簡単に説明すると、『リャンシャンテン時に6ブロックを維持すると次に何を引いてイーシャンテンになってもメンツオーバーで、ターツを落とすことになるので、必ず余剰牌が出る。ならば先に5ブロックを固定しておき、イーシャンテン時に必ず余剰牌が出ない形を取りましょう』という理論ですね。
・・・で、今回の形なんですが・・・
■共通事項
・1巡目なので、場から得られる情報ゼロ。
・ドラドラ(赤含む)で、ある程度打点が見込める。
・でも、鳴くと最悪3900点で終わる可能性がある。
・赤か三色で鳴くなら満貫確定。
・最高形は、メンタンピン三色。
■打3m(6ブロック維持)
・結論先延ばしなので、状況を見てターツ選択が出来る。
・タンヤオが確定しない。
・先切り効果でリーチ時に1mが出やすい。(※ただし三色が崩れるのでメリットかどうかは疑問)
■67m落とし(5ブロック固定)(※24s落としもあるのですが、便宜上今回は67m落としと比較させて下さい)
・イーシャンテン時に余剰牌が出ない。
・ほぼタンヤオ確定。
・赤5mが使えない。
初見は、ドラドラなので、タンヤオが確定しやすい5ブロック固定が有利だろうというものでした。
一晩考えましたwww
一晩考えた結果・・・6ブロック維持派(打3m)になりましたwww
というのは、タンヤオが確定しやすくなるという理由で、一見67m落としが有利そうなのですが、これ実は次巡に1m引いた時の形が、余剰牌が出ない分だけ打3mの方が有利になるんですよね?(´・ω・`)
すぐ1-4mが来なくても、23mのターツ落とせば良いだけ、もちろんタンヤオ確定(´・ω・`)
また、5ブロック理論信者に多いのが、現在とは別の部分に厚みが出来る可能性を軽視していることです。
今回の場合で言うと、打3mで6ブロックに受けた場合のツモ6m等ですね。
ただし、今回の場合はドラがターツの一部(3p)なので、ドラ引き時は67m落としの方が優秀ですが(´・ω・`)
別の部分で厚みが出ることと同様に、現在のアタマ候補がリャンメンになる可能性も考えておきましょう。
通常イーシャンテン時にアタマ候補が2つになるように打つのが良いとされています(※通称『2ヘッド理論』)。
ですが、今回の場合は、ドラが3pなので、ツモ5pでもピンズで2メンツ見ない方が良いのですね?(※ドラをヘッドに出来る可能性があるため) つまりピンズの変化は基本的に見ないので2ヘッド理論にこだわらなくて良い。
鳴きを考えたらポン出来る5ブロックが優秀なのは当たり前ですが、1巡目でこの良形・・・ポンして3900点で妥協するのはまだまだ先ですね。
そんなこんなで、微差だとは思いますが打3mを支持します。
場を見る余裕のない初心者以外は、6ブロックで結論先伸ばしにした方がアガリ率が高くなるのではないでしょうか?
あ、福地先生の解答も打3mですよ。
( 画像は 麻雀 10倍勝てるテクニック
より)
ちなみにですが・・・『 一人麻雀練習機 』で計算したら、こんなん出ました・・・↓
うん、なんか良くわからん。 『和了確率』と『聴牌確率』おかしくないか?(´・ω・`)