問題をやっていない方は、まずこちらから↓
問89.
答え.切り
役牌のドラがアンコなので、鳴き前提で進める。
ポンテンを考え、トイツは残す。
マンズ(三・五萬)かソーズ(7・9索)のカンチャンターツの選択となるが、「リャンメン変化」はマンズが2種に対し、ソーズは3種。「残した牌が重なる場合」は、マンズが2種に対し、ソーズは3種で強くなる(※4索でも強くなる)、リャンメン変化だけでみると9索が有利そうだが、後々の厚みまで考えると総合的に9索は切らずに残した方が良い。
三萬と五萬どちらを先に切るかだが、「後々の危険度」「裏目の少なさ」(※五萬切りにおける六萬は、8萬に付けて使える)「アガリやすさ」全てにおいて五萬切りの方が優秀。
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(ここからはパソコンから見てね。さらに詳しい解説↓)
牌姿
始めに確認すること・・・
問題の形から変化を考えない場合、のどれを捨てても、テンパイへの有効枚数は8枚で同じである。
●(
・
・
・
)切り(カンチャン部分)・・・
でテンパイ(3種8枚)
●(
)切り(トイツ部分)・・・
でテンパイ(2種8枚)
役牌のドラがアンコ。 既に親満確定で打点も十分なので、メンゼンにこだわらず鳴き前提で手を進める。
ここからが、解説本番です・・・
ソーズを2メンツを考えると現在6ブロック。
メンツオーバーなので、素直に1ブロック外す。(※『 5ブロック理論
』参照)
・
・
・
のどのブロックを外すかだが、ポンテンを考え
・
のトイツは大事にする。
(ポンは3人から出来る為、最大4倍速という考え方に基づいています。)
--------
残るは、・
だが、どちらを良いか比較してみる。
カンチャンをズッぽりツモれば、もちろんメンツ完成。これは同条件なので考えない。
まずは、リャンメンの変化を考える。
●残し・・・
・
の2種でリャンメン変化。
●残し・・・
・
・
の3種でリャンメン変化。
しかも、ソーズは引きで3メンチャン。
※ただし、それぞれの打牌後のリャンメン変化という点で見ると下記のようになる・・・
●打・・・
・
・
・
●打・・・
・
・
・
●打・・・
・
・
・
・
ここでは、打が有利のように見えるのだが・・・
ここで結論を急がず、次にそれぞれ残した牌が重なる場合を考える。
●残し ・・・
・
ツモで強い形になる。
例:切り →
ツモ・
切り
●残し ・・・
・
+
ツモで強い形になる。
例:切り →
ツモ・
切り
例:切り →
ツモ・
切り
(※この形は見逃しやすいので注意)
切りの
の2種に対し、
切りならば
の3種で強い形に変化する。
鳴きやすさの観点から考えると、端よりが鳴きやすい。が重なるのがベストか?
また、を残した場合には、
引きの場合にも
・
+
の受け(リャンメン・カンチャン)が残せる。
例:切り →
ツモ・
切り
(※この形は見逃しやすいので注意)
上で、「リャンメン変化では、打が有利のように見えるのだが・・・」と書いたが、後々の厚みまで考えると、
は残したい。
特にメンゼンの手ではなく、鳴き前提の手なので、「後々の厚み」は重要となる。
したがって、のターツを外す。
--------
残るは、と
どちらを先に切るかだが、後々の危険度を考えれば好牌先打で
が先。
前述のリャンメン変化を考えた場合に、それぞれ裏目が存在するが、切りの場合なら、裏目の
引きでも
のトイツにくっつけて使える。
例:切り →
ツモ・
切り (
がフォロー牌となる)
また、単純にのリャンメンよりも
のリャンメンの方がアガリやすそうである。
以上の点から切りを正解とする。
--------
今回のポイント
・鳴き前提で手を進める場合、ポン材を大切に。
・リャンメン変化だけで単純に考えず、後々の厚みも考慮。
・迷った場合、連続形を優先的に残す。
マジョリティはこちら・・・『麻雀上達コミュニティ「何切る!?」
』より
正解率7% (((( ;゚Д゚)))
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以下は蛇足ではあるが・・・
切りの人は、赤
への期待が捨てられなかった人だと思われるが、赤
を引いてもアガリ辛くなるだけ。(´・ω・`)
おまけに、ドラが一枚増えたところで、4ハンが5ハンになるだけなので、点数的も変わらない可能性が高い。
中途半端に赤を期待するぐらいなら、いっそのこと
を切った方が良さそうである。
例:切り → 赤
ツモ
(何を切るか迷う。どう進めてもアガリ辛そう。)
管理人補足:
何切る全般に言える事ですが、答えはあくまで出題者の答えであり、自分なりのスタイルがある人は自分なりの答えで良いと思います。
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