とる油を変えれば毎日の生産性は格段に向上する vol.④ | カラダヨロコブログ by リボディプランナーみずと

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みなさん、こんばんは。みずとです。


前回までのエントリーに引き続き、食事に含まれる油のお話をしていきたいと思います。


前回は(別ウインドウで開きます)カラダにいい油としてオメガ3を取り上げました。


今回のその逆、カラダに悪い油の話をしていきます。


それが『トランス脂肪酸』です。


どこかで聞かれたことある方も多いのではないでしょうか。


トランス脂肪酸とは自然界にはほとんど存在しない油です。


マーガリンというのは植物油を水素添加という処理をすることによって固体の油に加工しているのですが、その過程で発生してしまう油がこのトランス脂肪酸です。


言ってみれば奇形した油。


マーガリンに含まれるのはもちろん、「ショートニング」「加工油脂」「ファットスプレッド」と名前を変えてクッキーやドーナツ、インスタント食品やファーストフードなど、いろんな加工食品に使われています。


このトランス脂肪酸はまさに百害あって一利なし、様々な悪影響を及ぼすことがすでにわかっています。




細胞膜の働きが人間が生きていく中でとても重要で、その膜の構成成分となっているのが油だというお話を前回までしてきました。


このトランス脂肪酸をとると、トランス脂肪酸が細胞膜の構成メンバーとして採用されてしまいます。


そうなると、体の中のいろんな機能が障害されたり、低下したりします。


コレステロールの調節が狂い、脂質異常症を引き起こしたり、糖尿病も惹起するというデータが出ています。


さらにはトランス脂肪酸は活性酸素という体にダメージを与える物質を作り出すため、ガンにもなりやすいとまで。


また、トランス脂肪酸は不自然な油ゆえ、体の中で代謝されにくいという欠点もあります。


実際に動物実験でも、トランス脂肪酸を多くとった動物の方が体内脂肪の増加率が明らかに高かったという結果が出ています。



また、脳の7割は脂肪でできていると言いましたが、トランス脂肪酸が脳にも悪影響を与えるのは間違いないと思います。


トランス脂肪酸をとって良いことは一つもありません。これは間違いなくとらないほうがいい油だと言い切れます。


実際、アメリカではすでにこのトランス脂肪酸の危険性が社会的に国レベルで認識されています。


今から20年前の1992年、アメリカの農務省はニューヨーク・タイムズ紙で
「マーガリンはコレステロール値を高くし、心臓病の原因になりうる」
との見解を発表しています。


さらに1999年にはアメリカの心臓病学会が
「心臓病の予防のためには、トランス脂肪酸の多いマーガリンなどを使わずに、それが少ないものを使うこと」
というガイドラインを策定しているのです。



しかし日本はどうかというと、たとえば血中の中性脂肪が高い脂質異常症の方に対して「バターは動物性油脂なので、植物性のマーガリンを使うようにしましょう」という指導がされていたり、それら製品を製造しているメーカーもマーガリンを"健康にいいもの"として売り出しているのが現状です。


この海外と日本のギャップ。


次回はそのギャップについてさらに詳しく書いていきたいと思います。





とる油を変えれば毎日の生産性は格段に向上する vol.⑤へ



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