たまたま病院で見つけたチラシに誘われて、行ってみました腎臓病学習会。
みてみると入院の時にお世話になっていた医師達が会場案内してたり、受付してたり・・・
医師が「お医者様」してないのってなんだか新鮮です♪
そして講堂いっぱいの患者さんたち。
そのほとんどがお年寄りで、20代はたぶん私ともう一人くらい。
車椅子や杖で来られている方もおられました。
ここまで来るのも大仕事だったでしょうに。
皆さんの意識の高さに、こちらも身が引き締まる思いです。
学習会の内容は
慢性腎不全と脳血管疾患
慢性腎不全の運動療法
美味しく塩分制限
IgA腎症だけでなく、CKD(慢性腎不全)全般にわたる勉強会でした
印象深かったことをピックアップしてみます
腎不全は高齢化に伴いもはや国民病となっている。日本の人工の5人に一人は慢性腎不全。
腎臓は老化するもの。高齢になれば必ず腎機能はおちる。人間の寿命がもしも120歳までであれば、全員が透析となる。そして一度歳をとったものを若返らせることはできない。
(つまり若いうちにすでに悪かったら、高齢になるとさらに悪くなる)
尿蛋白がある人の脳血管疾患になるリスクは、すでに脳梗塞などの脳血管疾患を一回起こした人が再梗塞するリスクよりも高い血管はつまり気味だとかんがえたほうがいい。
慢性腎不全の患者が透析になるより、脳血管疾患になるリスクのほうが高く、この場合麻痺などの障害を伴うことも多い
なので血圧管理、塩分制限は超重要。
腎臓を守ることは脳と心臓を守ることでもある。
運動について、透析導入後生存時間を比べると、より体力のある患者のほうが長い。なので適度な運動は必要といえるが、一方で腎不全は体力の消費が激しく、腎臓への負担が大きい。なので、
脈拍が「220-年齢の6割」を越える運動や、息が切れる運動は避けるべき。
という感じでした。
美味しく塩分制限については栄養指導と重複していたので割愛します
脳血管疾患のリスクの高さにただただびっくり。
だから先生、腎生検のときに血管の断面をとっていたんだね
(このときは綺麗な血管をしてるといわるました)
久しぶりの勉強に少し疲れたけど、参加してよかったです♪
勉強会中の3時間半、おっぱいなしで頑張ってくれたノンちゃん、ありがとう