フィラリア症 | みずほ動物の病院★スタッフブログ

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愛知県名古屋市の動物病院、 みずほ動物の病院のスタッフでお贈りするブログです!! 動物病院で起きる毎日の出来事やしつけ・ケアなどをお伝えします♪




こんにちは!

みずほ動物の病院スタッフたきざわです!!

夏になり、よく色んな動物病院さんで

「フィラリアの検査は大丈夫ですか?」
「フィラリア予防薬を飲ませてますか?」
と聞かれたことはありませんか??

今回はフィラリア症についてお話をしたいと思います、


~ワンちゃん&ネコちゃん&エキゾチックちゃんの病気 その9 ~


『フィラリア症』


 まずフィラリア症の感染源は蚊の吸血によって起こります。
 
 フィラリアに感染しているわんちゃんの血液にはミクロフィラリアという

 子虫がいます。その血液を蚊が吸血し、蚊の体内にミクロフィラリアが入り、

 感染能力を持つまで蚊の体内で成長します。


 育ったミクロフィラリアを持つ蚊が他のわんちゃんの血を吸血すると、

 ミクロフィラリアがわんちゃんの体内に移り感染してしまいます。


 感染をしてしまうと15~30cmの白いそうめん状の寄生虫として成長し、

 わんちゃんの心臓や肺の動脈に2~3年もの間生き続けます。



 更に、生き続ける間にわんちゃんの体内で卵を産み、

 どんどんフィラリアが増えていってしまう恐ろしい病気です。




◎おもな症状・・・

 ●咳
 ●運動を嫌がる
 ●食欲不振
 ●異常な呼吸
 ●腹水
 ●真っ赤なおしっこ


 などがあげられます。


◎フィラリア症に感染しないために・・・


 フィラリアに感染しないための予防方法として、

 月に1回の飲み薬首に垂らすスポットタイプがあります。


 蚊が飛んでいる4月~飛び終わった12月まで予防薬をしていただくと

 この病気から守ることができます。


 ”ただ、、、、、”


 毎年の4月から予防薬を与える前に、去年の予防が

 完全にできていたかを確認するため、検査が必要となります。


 万が一フィラリアに感染しているのに予防薬を与えてしまうと

 わんちゃんの体内でミクロフィラリアが大量に死滅し、ショック状態を

 引き起こすこともあり、最悪の場合死に至ってしまいます。



◎大切なわんちゃんを病気から守るために、、、

 大切なわんちゃんを病気から守るために気を付けていただきたいことは、


●毎月の予防を忘れないこと(与える日は分かりやすい日付を)

●最後の12月が一番肝心


 
ということです。

 蚊がいなくなったから与えなくて良いというわけではなく、

 蚊が飛び終わった後だからこそ与えてほしいのです



大切な家族の命を飼い主様が
守りましょう!!