日曜は、仲良くさせていただいている方のお料理教室に参加しました。
9月9日「重陽の節句」にちなんだお料理と薬膳についてのクラスでした。
皆さんは、日本の節句を1年すべてご存知でしょうか。
↓これが日本の節句です。
1月7日 人日の節句(七草)
3月3日 上巳の節句(桃)
5月5日 端午の節句(菖蒲)
9月9日 重陽の節句(菊)
そもそも、日本の節句は中国の五行陰陽説から由来したもので、江戸時代に制定された季節の節目となる日です。
陰陽説では、奇数が縁起が良い数字とされており、その奇数が重なる日になっているそうです。(1月は特別に1日ではなく7日になっています。)
9月は菊の季節であることから、菊を食べたり、菊を浮かべた酒を飲んだりして長寿を祝う日なのだそうです。茄子や栗なども食べるそうです。
私は岡山の出身ですが、この重陽の節句はお祝いした記憶がありません。
また、菊が食卓に上ったこともないように思います。
地方によっては、菊を食べる習慣が一般的で、普通にご家庭で食べていたという方もいらっしゃいました。日本は狭い国なのに、習慣は様々ですね。
菊について・・
私は飾りのイメージが強かったのですが、実は体に良い効能が科学的にも証明されているそうです。
解毒・解熱・ガン予防・ビタミンやミネラルの補給など・・
夏のつかれが出やすいこの時期には、実は丁度良い食材だったんですねー
知りませんでした
菊は、生で食べると、菊の香りとほんのり苦味があって、大人の味です。
さっと茹でると、ほうれん草のおひたしのように、ほんのり甘くシャキシャキした食感になります。
今回のお料理は、
・海苔巻き(茹でた菊入り)
・翡翠茄子
・揚げ茄子の田楽
・焼き秋鮭 いくらおろしのせ
・菊酒
具の種類がたくさん。
どれも美味しいです。
黄色いのが茹でた菊です。
野菜巻きはよくしますが、ご飯を巻いたの久しぶりでした。
なんとか、巻けました。
全体はこんな感じです。
緑、黄色、オレンジ・・とても綺麗に巻けましたー
節句が中国からに由来するもののせいか、日本の節句で食べられる食べ物は薬膳とも考え方が共通している部分があり、なるほど、と思うところがたくさんありました。
薬膳は、日々の食生活に取り入れて未然に病気を防ぐ方法です。
中国では、病気を治す医者より、病気を予防する薬膳の方が格が上だったそうです。
昔は西洋医学が未発達であったこともあるとは思いますが、日々の食生活で、むりなく未然に病を防ぐことは、より体にやさしい健康法と言えるのではないかと思います。
昨今の日本では、季節を感じるタイミングが少なくなってきたので、節句をお祝いして、心身を季節に合わせ、健康を維持していくことも良いと思います。
旧暦の9月9日には、ならったお料理をおさらいしたいと思っています。
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Mizue