いよいよ明日 出発! | つれづれなる記

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いよいよ明日、女房の実家までの徒歩旅の出発の日を迎えます。

ぼくはこの数日間、深夜の準備に追われてましたが、今日帰宅してから最終確認をする程度まで片付きました。若い頃は、旅の前日は徹夜が当たり前という感じだったので優秀だと思います。まあ親というものは自分ひとりや友人と行く旅よりも、こどもを連れて行く旅の方が臆病にもなり、早め早めに念入りな準備ができるものです。

KくんとAちゃんにも事前に持ち物リストを渡してあったので、昨日今日とふたりでしっかり自分たちの準備を楽しんだみたい。

自分たちで準備をすると、俄然気持ちも盛り上がってくるものです。ふたりにとっても、もうこの旅は昨日から始まっているのです。

ところで、今回の徒歩旅の経緯を少し書いておきたいと思います。もちろんいろいろなきっかけがあってのことなのですが、最終的には次のふたつの目的を掲げています。

①来年の富士登山の練習
②徒歩旅日本一周へ向けての第一歩

②については、自転車で日本一周をしているぼく自身の、次の強い願望でもあるのですが、こどまたちも時間と気持ちの許す限り一緒に来ればいいと思います。


女房の実家までは、こどもたちが自分の足で旅をするのにちょうどいい距離だと気付いたぼくは、数年前に下見を兼ねて自転車で行ってみました。大人の足なら余裕で一日で行ける道のりを、途中テント泊もして1泊2日で行きました。

それ以来、Kくんと自転車で行くチャンスをずっとうかがっていたのですが、そのうちAちゃんも成長して一緒に行きたがるようになります。

※一昨年の夏、Kくんと日光男体山に登ったとき、Aちゃんにはまだ無理だからと置いて行ったことがあり、負けん気の強いAちゃんにはかわいそうな思いをさせてしまいました。

このG.W.に石巻で災害救援活動に参加した際に、世界的に有名な登山家のWさんとお話をする機会に恵まれました。Wさんは、ちょうど自分のこどもたちがそれくらいの頃は、こどもたちのことは奥さんに任せっきりで、世界の山にばかり向かっていたそうです。今になって、一度しかない自分のこどもたちの子供時代に、いろいろと体験させてあげることができなかったことを後悔し、今はそのときできなかったことをご自身のお孫さんたちとしているそうです。

お孫さんが3~4年生になると、やっぱりテントを持って自転車旅行に連れ出すそうです。最初は危なっかしくて仕方ないけど、注意事項だけ伝えるておくと、半日もすると見違えるほどになるそうです。

同感です。そしてやっぱり、Kくんにはもうできる!と、ぼくは思いました。もともとKくんに関しては、この距離なら距離に関する心配は全くしていません。一番心配なのが、やはり車通りの激しい国道、しかも大型車両の多い国道17号の車道を自転車で走らせることでした。

やっぱりKくんならもう大丈夫!

それは自身を持ってそう思い、息子の吸収力や集中力を信頼することができても、まだ1年生のAちゃんに対しては、信頼云々ではなく、まだそこまで求めるのは酷だと自然と思えてしまうのです。

またAちゃんを残し、Kくんとふたりで自転車で行くか5月中は、ぼくはそんなモヤモヤを頭の中に抱えながら過ごしました。

そんな自転車旅行の話とは別に、6月に入ると今年も富士登山の本が各社から一斉に発売され、書店の店頭に並び始めました。

そうか!富士山にも連れて行ってあげるって約束していたんだ。

ぼく自身は富士山に過去二度登ったことがあります。一度は登っておいていいと思うけど、個人的にはそれほど好きな山ではありません。

冬の晴れた日は、わが家の前の土手の上からも富士山が見えます。そしていつからか、こどもたちも富士山は日本一高い山だと知ります。

Kくんは小学校に入学したての頃、友達をさん付けで呼ぶことを学校で教わってきて、

ふじさんは、おとこのこだかおんかのこだかわからないから、ふじさん!っていうんだよ。

ふじくんやふじちゃんではなく、ふじさんと呼ぶ理由をAちゃんに説明すろるシチュエーションで、そんな名言も残しましたw

遠く離れていても、富士山はそんなふうに生活の中にいつも登場する山です。

更にわが家では、数年前からKくんが(ぼくは全く興味の無い。)日本百名山に興味を持ち始め、毎年少しずつ登り始めています。もちろん富士山も日本百名山の中のひとつ。

そんな理由から、いつか富士山にも登ろう!と、約束していたのです。

富士山にはいつ登ろうか?よく考えたら、Kくんももう5年生です。

中学に入ったら野球部に入りたいって言ってるし、もしかしたら今年か来年が最後のチャンスかも知れないな?

そう思い、KくんとAちゃんに相談すると、来年まで他の山で練習して、来年富士山に登りたいとのことでした。以前は年に何回も山へ登っていたのに、ここ2年間は年に1回しか行ってなかったので、そのことを心配したのかも知れません。日本一高い山だから、そりなりに大変そうだという認識があるようです。

いずれにしても、来年の夏に富士山へ登ることが決まりました。そして、来年まで他の山で練習するっていうのは、どこにいつ登ろう?そんなこどもたちの練習計画も頭を駆け巡り始めました。

ぼくの中では、Kくんのもうひとつの目標でありる百名山の次の候補には、磐梯山、赤城山、曇取山などを考えていました。しかし、やっぱりAちゃんも連れて行くなら赤城山だろうな?とも思っていました。富士山の練習になるのかな?そんな思いも頭をかすめました。

せめて縦走しないと?

そんなことを考えながら、富士登山のあの単調な登り下りの道のりを思い出していたとき、いきなりぼくの頭の中で、女房の実家までの旅と富士山のトレーニングがカチャンと繋がります。

あの単調さは、山よりも平地の徒歩の旅に近いかも知れない?自転車ではなくて歩いて行けば、Aちゃんも一緒に行けるんじゃないか?山は山で別の機会に登るとしても、毎年夏休みに女房の実家へ里帰りするのだから、そのときついでに片道歩いてしまうというのは又とない機会ではないか!

こうして、この徒歩旅の計画が急浮上しました。7月に入ってこどもたちにその計画を提案すると、

行く~
ヽ(・∀・)ノ

最初にノッてきたのはAちゃんの方でした。Kくんは、

ぼくは行かないよ
(⌒‐⌒)

もう小5と言えば、ぼく自身はとっくに親離れしていたわけですし、と~さんと一緒に出掛けたくない。という理由なら、まあ仕方ないとも思うのですが、山や富士山には一緒に行きたいって言ってるわけですし、女房の実家までの距離にビビっているのか?はたまた、この旅自体に魅力を感じることができない?

ビビりなら仕方ないのですが、妹は行く!と言っているので、そこはKくんのプライドに賭けるとして、魅力を感じられないことに関しては、魅力的に思えるような情報提供とも必要です。

来年富士山に挑戦するのは、再来年中学生になるKくんにとっては最後のチャンスかも知れないよ。いろいろトレーニングして行ったとしても、やっぱり失敗することだってあるかも知れないけど、それでもなんとか1回目の挑戦で富士山の頂上に立ちたいって思うなら、出来ることは全部やって行った方がいいと思うよ。

まあ、これはこの旅の当初の目的ですが、なかなか行くと言い出さないKくんに対して、ぼくはこの先の自分の夢のひとつであった徒歩での日本一周の話を、初めて話して聞かせたのでした。

それ以外にも、途中の道中であり得る楽しそうなことをAちゃん想像しながら盛り上がったりしていたので、何がきっかけになっているのかは分かりませんが、夏休みに入る頃にKくんからも行く!との返事があり、しっかり準備も自分が音頭を取って、Aちゃんと楽しめながらやってくれていたようで、安心しました。



最後に、前日になってやっと詳細を決めた計画です。

歩こうと考えているルートを計ると130キロありました。

江戸時代に旅をした人々の一般的な一日の歩行距離は、男性で30~40キロ、女性で約20キロです。もちろんこれは一般的なケースであり、ぼくの尊敬する人物のひとりである竜馬は、脱藩の際に一日62キロ歩いたとも言われています。

ところで、こどもはどれくらい歩くのか?

いろいろと考えた末、一日のルート上での目標歩行距離を25キロとし、やっぱり歩いてゴールさせてあげたいため、スタートを羽生駅としました。わが家の最寄り駅から羽生駅まで電車で移動します。これにより、スタートからゴールまでの直接距離は75キロになりました。実際は、テントんを張る場所を探して移動したり、風呂んを探して移動したりすることにより、実際の歩行距離は3日間で80キロを超えると思われます。

後はスタートしてからのお話です。とにかく、頑張るよりもとことん楽しみたいと考えています!
(⌒∇⌒)ノ"



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