時政「鎌倉殿をお守りするため、これより畠山一族を滅ぼす」と、三浦と和田に伝えた。
和田は動揺した「俺にはヤツが同じにおいがする」
三浦はこの発言をスルーした。
時政は稲毛に「重保を由比ヶ浜へ誘い出せ。息子を人質に取る」
そして稲毛に、成功した際の褒美をちらつかせた。
義村の弟は三浦に「小四郎殿に伝えますか?」
三浦「(義時には)板挟みになるから伝えなくていい」
重忠はちえに見送られて出発した。
由比ヶ浜で三浦、和田が畠山重保に「手向かいしなければ、命は取らぬ」
しかし重保は刀を抜いた。
三浦と和田は時政に報告「やらなければ、やられていた」「立派な最期でございました」
重忠は二俣川から鶴ヶ峰に移り、陣を敷いた。
りえ「討ち取ってしまいなさい」
時政「それ以上口を挟むな。腹をくくった兵がどれだけ強いか、おたえは知らんのだ」
義時は時政に「私を大将にしていただけないでしょうか」
和田は泰時へ「隅っこで見てろ。俺を見て学べ」
義時は政子に報告した。
「執権殿がそう言っている以上、従うしかありません」
また、「姉上。政で正しくないものが上にいた場合、誰かが正さなければなりません」
政子は不気味に感じ「何を考えているの」
義時「これまでと同じことをするだけです」
政子のところにいた足立は「執権殿が恐ろしい」と思わず口にした。
義時一行は、畠山のいる鶴ヶ峰の近くに着いた。
和田が、重忠の説得を買って出た「俺に行かせてくれ」
義村「案外、効果あるかもしれないな」
和田が重忠のもとに着いた。
重忠「ヤケではない。筋を通すだけです。今の鎌倉は北条がやりたい放題。息子まで罪を着せられた。私は小四郎殿を信じて、このざまだ」
そして「戦など、誰がしたいと思うか」と、怒鳴った。
重忠「ここで退けば、畠山はそしりを受けます。命を惜しんで泥水をすすっては末代までの恥」
和田もその気迫にのまれた「その心意気、あっぱれ」
そして、和田は義時の陣に戻った。
義時「これより謀反人、畠山次郎忠重を討ち取る」と宣言した。
和田は、皆が正面から攻撃している間、脇から攻めると提案した。
泰時「父は怖くないのですか」
義時「相手は畠山重忠だぞ。怖くないわけはないだろう。小便ちびった」
鶴丸「すぐに着替えを」
義時「冗談だ」
重忠の矢が遠くに放たれた。
和田の策は、重忠にお見通しだった。
和田の背後から弓部隊が不意を突いた。
八田は大江に「この戦、どう転ぶかわかりませんね」
畠山と義時で、大将同士1対1の戦いとなった。
まず乗馬しての戦いでは、義時の刀が折れ、義時が飛びかかって、2人とも馬から落下。
周りにいた兵に義村「手を出すな。誰も手を出してはならぬ」
兜を脱ぎ捨て、こぶしとこぶしがぶつかった。
重忠は目が血走っていた。
畠山が最後に振りかぶった時に刀は義時の顔の脇の地面に突き刺さった。
義時は命拾いした。
(愛甲季隆が弓で仕留め、畠山は亡くなった)
夕方には戦が終わった。
義時が首桶を持って時政に「次郎がしたのは、己の誇りを守ることのみ。あらためていただきたい。あなたの目で。執権を続けていくのであれば、あなたは見るべきだ」
大江「執権殿は強引すぎました」
義時「どうすればいい」
大江「畠山殿を惜しむものたちの怒りを誰が他のものにつける・・・」
義時が時政に「稲毛重成にここはすべてをかぶっていただきます」
時政「しょうがねえ、死んでもらうか」
りくは時政に「楽しいことを考えましょう」
時政「わしは皆の喜ぶ顔を見ているだけでいい」
義時、大江「尼御台から御家人たちに所領を与えて欲しい」
政子「それで事が治まるのなら」と従った。
義時「鎌倉はいずれ立ち行かなくなります。父上には政から外れてもらいます」
政子「小四郎、恐ろしい人になりましたね」
義時「全て頼朝様に教えていただいたこと」
政子「殺さないで」
義時「今の私があるのは、父がいてくれたからこそ。それを忘れたことはございません」
政子「わたしが引き受けるしかなさそうですね」
実朝「ここは母上に任せたい。わたしは、未熟だ」
義時は時政に「執権殿にはしばらく大人しくしていただきます」
時政「恩賞のさたは?やらせてもらうぞ」
義時は首を横に振った「すべてご自分の撒かれた種とお思いください」
時政は怒りのあまり、台を蹴り飛ばした。
りくはびっくりした。
前回の「鎌倉殿の13人」の記事はこちら(2022年09月18日)
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では、明日。