◆金曜ロードショー『ショーシャンクの空に』 | ザ・外食記録 ~今日も閲覧ありがとう~

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いつしか食べ歩きがライフワークになってしまった今日この頃。
美味しかった店はもちろん、雰囲気の良かった店を紹介していきます。
2023年12月に外食記事 4000号を達成しました。
ちょこちょこ地域別索引も更新中。
現在、「いいね」返しが出来ません。

写真AC:セカイの歩き方さん提供のフリー素材「メキシコの国境」


フランク・ダラボン監督 1994年アメリカ作品
日本テレビ『金曜ロードショー』でリクエストが多かったそうだ。


アンディ・デュフレーン(ティム・ロビンス)は車の運転席で銃をスタンバイしていた。
ウイスキーをぐっと飲んで、悲劇が起こった。
アンディがいたのは、妻の愛人の家の前。
妻とその愛人が死んでしまい、銃は川に捨てたと供述して、裁判で2つの終身刑になった。

その頃、レッド(モーガン・フリーマン)の仮釈放は却下されていた。
彼はなんでもござれの調達屋。

1947年
アンディ・デュフレーンがショーシャンク刑務所に収監された。
元はポートランド銀行の副頭取だった。
アンディは背が高くスーツ姿。
ノートン所長は規律と聖書を信じ、命令には絶対服従だと「新入り」に伝えた。
新入りは初日に必ず誰かが泣き出す。
周りの囚人の格好の賭けの対象になっていた。
「でぶっちょ」が最初に泣き出した。
ハドレー主任が殴る蹴るの暴力で、でぶっちょは亡くなった。

朝食
アンディの食事にはウジがわいていた。
ブルックスのポケットにいたカラスの餌になった。
アンディは周りに「(でぶっちょの)彼の名前は?」と聞いたが、ヘイウッドは「名前なんか、関係ないだろう。死んじまったんだ」

アンディはひと月経ってレッドに話しかけてきた。
「ロックハンマーを手に入れてくれないか」
レッド「頭蓋骨でも割る気か?」
アンディ「ここには敵がいない」
レッド「塀の下に穴を掘るのか? 10ドルはもらわなきゃな。ここじゃよく抜き打ちの検査がある。見つかったら没収だぞ」
レッドは初めからアンディが気に入っていた。
やがて、ハンマーが手に入り、アンディに手渡された。
アンディは、ボクズから3人がかりで襲われた。

アンディはハドレー主任に、節税策を説明してビールがもらえ、仲間に振る舞った。
アンディは、酒はやめたと言って飲まなかった。
「今度はチェスの駒を掘って作りたい」

1949年
映画の時間
アンディはレッドに、女優で歌手のリタ・ベイワースの調達を頼んだ。
レッドは大丈夫だと請け合った。
アンディ「手に入るか」
レッド「数週間かかるが、まかしとき」

アンディは、ボグズらから襲われ半殺しにあった。
アンディはひと月診療所にはいった。
ボグズはハドレーから殴られ、療養施設で歩くことが出来なくなった。

仲間たちはアンディのために石を集めた。

リタ・ヘイワードのポスターが届いた。
アンディへの抜き打ち検査が行われた。
所長からポスターは例外にしてくれた。

アンディは、図書係・ブルックスの助手になった。
図書館の充実を請願すると所長に相談。
所長「どうせ返事は来ないが、書きたいなら書いていい」
毎週州知事に手紙を書き始めたが、返事は全く来なかった。

ブルックスは仮釈放となったが、不安になって、ヘイウッドの首にナイフを突きつけた。
この件は事なきを得て一般社会に出たが、スーパーの仕事が合わずに首吊り自殺した。

レッドは仲間に「施設慣れだ。まず入ったときに壁を憎む。やがて慣れる。時間が経つと頼るようになる。終身刑っていうのは身の終わりだ」

アンディの手紙にメイン州知事が動き、200ドルと中古の本が届いた。
これには6年かかった。
『フィガロの結婚』のレコードを刑務所中に聞こえるようにかけて、2週間懲罰房に入れられた。

アンディはレッドとの話の中で希望を持つべきだ、と力説した。
レッド「希望?塀の中じゃ禁物だ」

さらなる手紙で予算が上がった。
書物も充実して、刑務所一の図書館になった。

この先はネタバレになります:続きを読む場合は左端の三角マークをクリック所長は、囚人たちを一般社会で働かせるようにした。
公共事業労働力がタダなのもあり、入札に連勝。
ワイロや裏取引がはびこり、帳簿の操作はアンディがした。
スティーブンスという架空の人物を作った。
お金の流れを追うと、スティーブンスに行き着く。
アンディ「シャバでは真面目な人物が、刑務所でワルになった」

トミーウィリアムスと言う新入りは、すぐにみんなと打ち解けた。
アンディは、ABCから教え始めた。
トミーには模擬試験が荷が重く感じた。

トミーは、別の刑務所でエルモ・ブラッチと話したことを話した。
あるプロゴルファーとその愛人を殺した。
話によると、アンディの妻のようである。
アンディが無実で刑務所を出られることになる。
所長はトミーの言葉を打ち消したかった。
アンディは所長を侮辱し、懲罰房1ヶ月。

教育委員会から封書が来て、トミーは合格した。
トミーは、所長から呼ばれ「裁判で証言できる」と言った途端、射殺された。
所長は、アンディに一般社会に出て欲しくなかった。
もう手伝わないと言ったアンディは、懲罰房が延期になった。

アンディはレッドに、メキシコの太平洋に面した海岸に小さなホテルを作る。
その時には調達係が必要になる、と言った。
レッドは施設慣れしているからと断り、「シャバでは電話一本で済むだろ。しょせん叶わぬ夢だ」
アンディは「君が先に出たら、バクストンの牧草地に、妻との思い出の場所がある。黒耀石の下にあるものを掘り出してくれ。君にあげる」

アンディがロープを借りに来たことが話題になった。
アンディはその夜、所長の帳簿操作と靴磨きをした。

1966年
翌朝の点呼の時、245号室のアンディはいなかった。
所長の靴も取り換えられていた。
所長は「レッドに。お前ら全員グルだ」
ポスターの裏に穴が開いていた。

アンディは脱走した。
脱ぎ捨てた囚人服、すり減ったロックハンマーが川から見つかった。

アンディは少しずつ、掘った土をグラウンドに捨てていた。
(映画『大脱走』のようなシーンだった)

ロープはビニールに入れた自分の荷物を引っ張るのに使った。
雷鳴にあわせて下水道管を叩いた。
下水道管から小さな川に出た。

銀行に来て、37万ドル以上の所長の金をおろした。
所長の悪を新聞に暴露した。
アンディは聖書の中をくり抜いて、ハンマーを隠していて、抜き打ち検査をパスしていた。
ハドレーも逮捕された。
追い詰められたノートン所長は自殺した。

レッドにフォートハンコックから絵はがきが着いた。
差出人は書いてなかった。
アンディのいろんな逸話が仲間たちの食事の話題になった。
レッドは「寂しくなった。アンディはもういない。会いたかった」

レッドは面談で「後悔している。当時の自分は若造だ。まともになれって言いたい」と言って、仮釈放許可が出た。
笑顔で刑務所を出た。
一般バスに揺られた、かつてのブルックスの部屋に案内された。

やはり、一般社会では怯えながら暮らした。
アンディとの約束のため、バクストンに着いた。
黒耀石を見つけ、石を丹念に取り除いた。
小さなお菓子の缶の中には封筒には札束と手紙、
「ジワタネホに来て欲しい」とアンディからのメッセージだった。

レッドは仮釈放違反を冒すことになり、国境を出た。
メキシコで再会した2人は、笑顔で抱き合った。

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『ミザリー』『スタンドバイミー』でお馴染みのスティーブン・キング原作。

どんな着地点になるのか、やや絶望的になりながらも、最後は痛快に、そして感動の再会を生み出してくれた。

刑務所が舞台の映画であり、女性ヒロインが出て来ない作品なためか、アメリカでは大ヒットとはならなかったようだ。
しかし、1995年1月にアカデミー賞の7部門でノミネートされていた。

生きていて不安に苛まれた時、そんな時に繰り返しこの作品を見たいと思った。



前回の「ミザリー」の記事はこちら(2022年3月21日)
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http://ameblo.jp/miyacar/entry-12727311981.html

では、明日。