◆映画・ヒッチコック監督の『断崖』 | ザ・外食記録 ~今日も閲覧ありがとう~

ザ・外食記録 ~今日も閲覧ありがとう~

いつしか食べ歩きがライフワークになってしまった今日この頃。
美味しかった店はもちろん、雰囲気の良かった店を紹介していきます。
2023年12月に外食記事 4000号を達成しました。
ちょこちょこ地域別索引も更新中。
現在、「いいね」返しが出来ません。

▼写真AC:ヒロタカ05さん提供のフリー素材「日御碕海岸」


列車の1等車にリナ(ジョーンフォンティーン)は乗っていた。
突然やってきた紳士は3等の切符で入って来た。
車掌が切符確認に来た。
紳士は追加料金を払わないといけないのに小銭が足りず、厚かましくリナの切手をもらっていた。
リナは、読んでいた新聞で、ジョニー・エイスガース(ケーリー・グラント)氏の写真を見て、同一人物だとわかった。

2人とも同じ駅で降りて、にぎやかな街に着いた。
リナは馬に乗って帰って行った。

ジョニーも、友人に混じってリナの家に来た。
友人に紹介しろと言っていたようだ。
リナの本には、新聞のジョニーの記事の切り抜きが挟んであった。
リナも、ジョニーを好きになっていた。
教会に行く名目で出かけたのに、教会には入らずに、ジョニーが散歩に連れ出した。
キスしようとしたので、リナは暴れた。

リナは食事中に両親にジョニーの名前を言った。
父の印象は「ろくでもない男」
カードでイカサマをやったことがあり、なにかで訴えられている。

ハンティングクラブ主催の舞踏会。
リナの住む邸宅で開催される。
リナは、ジョニーが舞踏会に来るのか不安だった。
ジョニーからは舞踏会で会おうと電報が入った。

受付で、リナの父は誘っていないと言ったが、リナと一緒に踊り出した。
ダンスしながら会場から抜け出した。
車の中でキスをした。

リナの部屋には父の肖像画が飾ってあった。
絵に向かって
「お嬢さんと結婚させてください」
翌朝リナは両親の顔を伺ってから家を飛び出した。

結婚登録所に行ってから、ナポリ、モンテカルロ、ベネチア、パリ、イギリス、そして素晴らしい邸宅に着いた。
リナ「お金は大丈夫なの?」
ジョニーははぐらかした。
1000ポンドの督促を受けた。

ジョニー「君は遺産を相続する」
リナ「私の遺産をあてに?妻の小遣いで生活する気なの?どうかしてる。ジョニー、もう借りないで」
ジョニー「どうする」
リナ「働くの」
ジョニーを心配していた叔父が「仕事を紹介するからいつでも来てくれ」とジョニーに手紙を書いていた。

リナの父は結婚祝いを送ってくれた。
美術館級の2脚の椅子だった。
喜んだリナと正反対に、ジョニーは複雑だった。

ピーキー・スウエイトが訪ねてきた。
ジョニーが、競馬場でヘマをしたことを教えてくれた。
椅子は既にジョニーが1脚100ポンドで売ってしまったことを言った。

仕事をサボって競馬場にいたジョニーを見かけたと、イザベルからの証言。
リナは近くの家具屋で椅子2脚を見かけた。

ジョニーは200ポンド儲けたからと、プレゼントを持ってきた。
エセルにもあげて、犬も飼うことにした。
椅子も取り戻したことを聞いて、リナは涙を流した。

ジョニー「人生で最後のギャンブルに乾杯だ」
ピーキーはブランデーを飲んで激しくむせた。
ジョニー「死ぬか、自然に治るか、どちらかだ。次は飲ませないようにしないと」

リナはメルベック不動産に駆け込んだ。
メルベックは「告訴はしません。解雇は6週間前。2000ポンドの不明金。返済の機会を与えてやりたい。本人次第です」
リナは家を出る決心をした。
「お別れです。自分に対しても言い訳を考えるといいわ」と手紙を書いたが、破り捨てた。

ジョニーが帰って来た。
手には電報を持っていた。
「(リナの)父親が心臓発作で死亡。今すぐ実家に帰りたし」

遺産会議で遺言「リナに年間500ポンド」
「ジョニーには肖像画」

ジョニーは、メルベックとはうまが合わなかったと、帰りの車の中でリナに言った。

ジョニーは、不動産会社を立ち上げ、海辺を開発することにした。
「ピーキーが金を出すと言っている。仕事の話に口出しするな。この話は誰にも邪魔させない。わかったな」
リナにとって怖い口調だったので、怖くなった。

土地が良くなかったことがわかり、開発計画は中止になった。
ジョニーはピーキーにも話した。
ピーキーの文字パズルが「MURDER」となった。
ジョニーは、土地を見に行こうとピーキーを誘った。
リナは、ジョニーが突き落とす妄想をし、気絶した。
目が覚めたら、2人は既に出かけていた。
タングメア海岸とメモがあり、車を走らせた。
荒れた海が見えた。
リナは、ジョニーたちと会えずに戻った。
2人ともいた。
あの海岸は石灰岩が多いことがわかった。
2人の話では、車が崖に落ちそうになり、ジョニーが助けたと言う。

ジョニーの留守に刑事2人がやってきた。
ホジソン警部補とベンソン。
見せてもらった夕刊紙には、ピーキーがパリで死亡と載っていた。
ピーキーは賭けをして、ブランデーを飲み干した。
連れの男性が現場からいなくなっていた。
連れの男性はジョニーかもしれないと、リナは不安になった。
肖像画に向かって「あの人はパリに行ってないわ」
ジョニーが戻って来た。
警察が一緒にいた英国人を探していることを伝え、ジョニーが警察に電話した。
「今日の午後までロンドンの宿にいた。空港まで送っただけ。捜査に協力します」

イゾベルの小説の新作は「橋の殺人」
リナはイゾベルを訪ねた。
小説の元となった実在の事件は、R・パーマーがその手で殺人をしたと言う。
裁判記録はジョニーに貸したままだった。

メルベックへの手紙
「別の方法でお金を返す」
保険会社からジョニーへの返事を郵送したと言う。

ジョニーが封筒をスーツにしまったところを見た。
ジョニーが浴室に行った隙に、保険会社からの封筒を見た。
「500ポンドの融資はNG」

イゾベルの家で食事
ジョニーは、新作にイチャモンをつけた。
「ヒ素がいい」
この世には何千人も殺人犯がいる。
その犯人たちは幸せなのか?という話題になった。
イゾベル「発覚を恐れる日々よ」
ジョニー「見つからない毒があるはずでは?」
イゾベル「そんなものないわ」
イゾベル兄「あるはずがない」

エセルが長期休暇で不在だと聞き、リナは自分が殺されると感じた。
リナ「今夜は独りになりたい気分なの。別室で寝てくれる?」
ジョニー「そんなの嫌だ」と言ったが別室に移った。
リナはまた気絶した。

丸1日眠っていた。
イゾベルも見舞いに駆けつけていた。
神経が参っていたようだった。
イゾベルが帰ってから、ジョニーがミルクを運んで、キスして部屋を離れた。
リナはミルクに手をつけなかった。
リナは実家に戻ることにした。
ジョニーが運転した。
海側の助手席で、やたらスピードを出していたので、悲鳴を上げて降りた。
ジョニー「ドアが開いたから閉めようとしただけだ」
リナ「なぜ毒について聞いたの。自殺する気なのね」
ジョニー「刑務所に行く。メルベックのお金の件で」
リナ「私が誤解していた。家に戻ってやり直しましょう」

車はUターンして、邸宅に戻ることになった。

1941年作品
原作:フランシス・アイルズの「犯行以前」

----- ----- ----- ----- ----- -----
ヒッチコック作品には、富豪の娘がよく出て来るものだ。
結婚相手がテキトー男でも、何とか生活できてしまうのが、コワイ。
親友のピーキーとは、結局何者だったのだろう。


前回の『泥棒成金』の記事はこちら(2022年1月20日)
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
http://ameblo.jp/miyacar/entry-12722300658.html

では、明日。