体質改善の旅Ⅳ(45) | ミックスナッツのブログ

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前回 から続きます。今まで油について調べてきたことが

この本を読んで全て繋がった気持ちになりました。



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本当は危ない植物油 奥山治美著


黄色い帯に「研究生活50年の薬学者が最後に鳴らす警鐘」

とあります。家族、子どもの将来のために知識を持って

少しでもよい油脂を選んでほしいと訴えています。


第1章から少子化問題の本質として、ここ数十年で日本において

もっとも変化したものを 戦後の食生活としています。戦後の日本

ほど急激に植物油使用の量を伸ばした国はないと分析。


動物性食品に比べ植物性食品は、安全だと思われていましたが

逆に多くの微量成分が含まれているから怖いと指摘。

とりわけ カノーラ(キャノーラ)菜種油の危険性を示しています。


ここ最近 ずっと気になっていた綿実油のことも性ステロイドホルモンに

影響を与える植物油として指摘されています。綿実の「ゴシポール」が

精子数を減らし不妊に。雌に対しても影響があり、排卵に関するホルモン

を乱し悪影響を及ぼします。日本では何と年間二十万トンほど輸入されて

いるそうです。驚いたのは家畜の餌に含まれる油粕により、受胎率が

低下している問題は、日本だけでなく世界的な趨勢だそうです。


ところが最近のIT情報によれば、欧州各国の綿実輸入は急激に減って

いるそうです。著者は綿実の油の方も国内では加工食品の原材料に

“植物油脂”として使われているのでは?と危惧しています。


食用油脂の問題は、畜産業と深く関わっているそうです。肉、卵、乳製品

などを安価に供給するためには濃厚飼料が必要であり タンパク質、

エネルギーの供給源として適した油糧種子(大豆、菜種、コーン)が選ばれ

ました。それが今、私たちがあふれるほどに使い、食用にしている油脂は、

その副産物だったということに驚きました。



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