育苗箱2017 | 島くらしの手帖 瀬戸内海・周防大島編

育苗箱2017

二年前にこさえた育苗箱が朽ちてきたので新装開店。
 
前回も廃材を利用したが、今回も廃材。廃畳。
 
 
二年前に引越した家にあった表替えもできなさそうな腐った畳。
 
周防大島のごみ処理場に連絡すると引き取れないという。
 
天然素材の畳であれば焼却処分できるが、
 
カネライトという断熱材の入った畳はダメだって。
 
処理できないものを作り出す人間を恨んだ。
 
引越して二年間倉庫に寝かしていた畳を引っ張り出した。
(実際には壁に立て掛けていた畳)
 
育苗箱の壁に当たる枠組みに利用。
 
藁やイグサの部分は、雨風にあたりいずれ朽ちるだろう。
 
そこに残る石油由来のものは「他プラ」の日に出す。
 
 
育苗箱の中には藁、籾殻、米糠、鶏糞、水を入れた。
 
しばらくしたら、土を敷いて、種イモを入れる。
 
サツマイモの苗は町内の宮本農園で買うものがほとんどだが、
 
ここ二年ほどは自分でもつくってみる。
 
己の心を満たす。
 
今年は、この箱の中で果菜類の苗も育ててみる。