おとぎばなし | PEZVOLADOR

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むぎわら帽子の思い出を抱え込んだまま
大人になった人に読んでもらいたい、
終わらぬ夏の人生旅日記。

娘に聞かせるベッドタイムストーリー。

むかしむかし、あるところにお爺さんとお婆さんが住んでいました。お爺さんは山へ.. お婆さんは川に.. と、ここまでは毎回一緒だが、この先はその時思いついたままの即席ストーリー。

寝る前なので、夢に出て来ぬよう天狗や山姥には休んでもらい、その代わり、河童や森や川に住む様々な生き物たちが、思いがけないストーリーを繰り広げる。

最近では娘の方から、今日はわたしが話すね。と空想の物語を語ってくれる。

動物の絵を描くのも普通じゃつまらなくなってきた。これな〜んだ?
フルーツコウモリと思いきや、頭がダックスフントのダックスコウモリ。よく見ると2本の足もダックス。こうして画用紙の上には新種の生き物や植物が次々に誕生し、命名されてゆく。

我が家に新しいペットが来た。
丸々とした黄色いオカメインコの若鳥である。娘に名付けてもらおうと頼むと、じっと見つめ、しばし考え込んでから満足げに言った。「オムライス」