ホタル遊び | PEZVOLADOR

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むぎわら帽子の思い出を抱え込んだまま
大人になった人に読んでもらいたい、
終わらぬ夏の人生旅日記。

「ホタル遊び」



高校の時は族車並みな爆音のする単車で、夜な夜なひとりホタル探しに行った夏休み。



アマゾンで見たのは満点の星空との境が分からなくなるほどの、湿地帯一面のホタルの瞬き。

水辺のない林の中から湧き出てくるそれの「水なしホタル」とか「土ボタル」と言う呼び名を妙に気に入っていたアラバマ時代。

淡く儚くも生命力に満ちた黄緑色、この光を眺めてるだけで思い出す夏はあまりにも多い。