昨日の記事で、鳥羽市の伊勢エビの名店、老舗:御食事処丸栄をご紹介しましたが、

聖山朝熊山を一緒に下山した石原さんが、山中でこう言っていました。


みつろう
「これから、朝熊山を志摩鳥羽方面の出口から出て、

 伊勢エビでも食べようと思ってるんです~。」


石原
「えぇ、鳥羽方面なら、海産物がやはり有名ですので、良いと思いますよ。

 それにしても、伊勢エビって不思議ですよね。

 日本全国、どこでも獲れるのに、伊勢エビって言いますもんね。」

 
伊勢で獲れるから、伊勢エビ、ならまだわかる。

松坂の牛だから、松坂牛、みたいな。

ところが、伊勢エビは、東京湾でも、台湾でも、どこでも獲れるのだ。

それなのに、日本全国、どこで獲れても、「伊勢エビ」。

せめて、伊勢湾で獲れた伊勢エビが、一番美味しいのかと思えば、

味も、どこで食べても、ほぼ同じらしい。


なぜに、「伊勢」エビ?



伊勢エビの名前の語源や由来をネットで調べると、

威勢が良いエビだから、「威勢エビ」とか、

磯(イソ)にいるエビだから、「イソエビ」とか、

絶対に違うだろという仮説しか出てこない。




実は、伊勢エビは、御師(⇒参照)だったのだ。

御師(おんし)とは、伊勢神宮へ人々をいざなうために、

日本全国へと散らばって、伊勢の素晴らしさを喧伝して歩いた、勢の営業マン

彼らは、「自分の意志」で全国を歩いていると思っていたが、

神さまの意志で、「歩かされて」いた。

あの世から使わされた命、「使命」を持ってこの世に生れて来たのだ。


同じく、この、エビ。

伊勢の地から、日本全国へと散らばって、全国各地の海で漁師に、


伊勢エビ
「あ、どうも~。あ、良いんですよ、ぜんぜん獲ってもらって。

 えぇ、その網でね、はい、捕まえてもらって。

 え?わたし?

 あ、申し遅れました。わたくし、伊勢エビと言います。

 えぇ、あの伊勢から来たんどすぇ~。

 いや、ほんと、食べてもらって結構ですって。

 この身、プリップリなんですよ?

 え?どこに行けば、もっと食べられるかって?

 いや、だから、伊勢から来ました、わたくし、伊勢エビと申します

 その際は、是非、伊勢神宮の方へも、お立ち寄りください。

 さてと、じゃあ、どうぞ。

 あ、出来れば、そのモリで刺さずに、一気に割ってもらって良いです?

 それ、痛そうですやんか、とがってますし。

 ほな、また、伊勢で。」




デラックス 
「お前の説にこそ、言いたい。

 絶対に違うだろっ。

 そしてなんか、ちょっとグロいわよ。「食べる」あたりの描写とか。

 もう、エビ食べたくなくなるじゃないの!」




まぁ、日本全国の、それこそ、津々浦々で、

伊勢エビがしゃべり始めたら、

絶対に伊勢になんか行くか!って漁師はなるよね。

恐怖で。

でも、そんなモン。


あのエビ。日本全国、どこにでもあるのに、「伊勢エビ」。

あの神宮。日本全国、どこにでもあるのに、「伊勢神宮」。


一昨日の記事にある通り、「伊勢神宮」は、日本で最も新しい神社です。

ただ、時の権力者の都合(でも全て神の計算の範囲内)により、

日本全国、全ての神社が、「伊勢神宮化」しました。特に明治以降)


本来、ソレは、東京で獲れたら、江戸エビと呼んでも良かったし、

台湾で獲れたなら、インリンエビと呼べば良かった。

別に、全国全てのエビの名を、共通化する必要はなかった。

それぞれ、その地域で、呼び分ければ良かったのだ。


伊勢神宮も、同じだ。

別に、全国全ての神社を、同じ参拝方法や様式で統一する必要はなかった。

伊勢神宮化する必要は、なかった。

諏訪大社には諏訪大社の良さが、出雲系には出雲系の良さが、

土着系には、土着系の、それぞれの良さがあったのだから。


わざわざ、インリンエビを伊勢エビと呼ぶ必要はなかったのだ。


神社本庁という組織があります。

戦後、日本を改造(改従)するために入って来たGHQは、神社の弱体化を狙いました。

あなたは、「そんなバカな、非科学的だ。」と思うかもしれませんが、

あなたが思っている以上に、アメリカや権力者や科学者は、

「祈り」や「儀式」を重要視していますし、

そこに隠れた法則性を調べ上げています。


「二拍手一礼」って、誰が決めたのでしょうか?


インリンエビを、伊勢エビと呼んだような、同じ考えの勢力が、

そこには、あります。

日本には、3拍手の神さまも、6拍手の神さまも居ます。

彼らは、今も、インリンエビで、東京エビです。



(←人類の故郷、インリンオブ・ジョイトイを目指す旅は、まだまだ続く←) 
 





↓地域によっては、干支の数だけ手を叩く方法もあります。

もちろん、それにさえ、根拠は無いけども、

日本中、どこの神社でも一礼二拍手って、おかしいと気付けますか?

神社をウォルマート化しないでください。

そのためにも、あなたが好きなだけ、手を叩いて下さい。

神さまを「規制」出来るわけがないんです。

その「規制」された、殻を、打ち破って下さい。

中から、プリプリの身が出て来ます。


日本全国、津々浦々の、そのエビを、「伊勢エビ」と呼んだように、

日本各地の、伊勢神宮よりも古くからある神社を、「伊勢化」したのは、

時の権力者に、色んな思惑があったんでしょう。

でも、大丈夫。悪の全ての思惑も、神さまの計算の範囲内。

むしろ、それらを、経たからこその、到達点が算出されているんです。

とにかく、伊勢エビを食べるなら、丸栄で。

伊勢で食べるから、伊勢エビなのだから。

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