チェルノブイリ原発大惨事が住民と環境に与えた影響 ヤブロコフ博士、ネステレンコ博士著 パート3 | まっちゃんのブログ

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チェルノブィリ原発事故とその後遺症について研究してきたアレクセイ・ヤブロコフ博士を中心に編纂され、

2009年にニューヨーク科学アカデミーから出版された報告書の日本語訳

骨格・筋肉系
ホルモンバランスのずれ、または破骨細胞と造骨細胞が放射線で死ぬことにより骨粗鬆が増える。

歯がだめになることにより健康障害が発生する。慢性の筋肉痛は正常な生活を阻害する。

骨筋系の欠陥は特に子供の発育と活動の障害となる。ウクライナの事故の後始末に働いた人の筋肉と腱の障害は1991-2001年にかけ2.3倍となった。

ウクライナでは胎盤のセシウム137が0.9-3.25Bq/kgだった子供に中空骨や脊椎軟骨の損傷がみられた。ロシアでは事故の後始末に働いた人の30-88%に骨粗鬆。

神経系
低放射線レベルでも神経系への影響は大きい。高度神経系においても視覚神経系においても神経精神病理学的不調においても同様である。

脳は放射線に対し敏感であることの証拠が増えている。中央ならびに自律神経系を変えて脳障害を引き起こす。

高度汚染地域では低度汚染地域に比べ幻覚・幻聴がより頻繁に経験される:白内障、ガラス体の変質、焦点調整不能、紫外線脆弱性、結膜炎。

消化器系
事故の後始末に働いた人には消化器官の疾病が増え汚染地域で生まれた赤ん坊の先天的消化システムの機能不全が見られた。

低放射線の影響は変わっていて胃腸器官上皮の機能は子宮内にいる期間だけでなく影響を受ける。

事故の後始末に働いたロシア人の消化器官疾病は9年間に渡り7.4倍になった。ベラルーシでセシウム135が検出された若い避難者の40%は胃腸器官疾病患者であった。

ウクライナ5-15kBq/m2レベルの汚染地域の人々と、管理グループを比較すると、胃の粘膜の退化が5倍、腸の変質が2倍であった。

皮膚
汚染地帯では事故直後、皮膚と皮下組織の病気が増えた。原因としては外部からの放射線に加え、内蔵疾患の影響が考えられる。

1988-1990年において皮膚疾患は4倍になったロシアの汚染地域の子供とティーンエイジ世代の60%で皮膚疾患がみられた。

事故の後始末に働いた人で乾癬を発症した人の97%は神経系と胃腸に問題を抱えていた。

感染症
放射線は寄生虫など我々の共生生物たる微生物相、動物相に働きかけて生物共同体を変えてしまう。

汚染地域では食中毒、胃腸炎、敗血症、ビールス性肝炎、呼吸器系ビールスが増える証拠がある。

病原菌が強くなったのか人間が弱くなったのか、両方なのかはいまだ不明である。

先天性奇形(CM)
汚染地帯では子供の遺伝的異常、先天性奇形が増える。

手足、頭、身体の損傷を含む。先天性奇形はいまだ増えつつあり、

その程度は汚染度に比例することは仮説ではなく、事実である。


チェルノブイリ原発大惨事が住民と環境に与えた影響  ヤブロコフ博士、ネステレンコ博士著 パート4
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