蒼路の旅人//上橋菜穂子 | みゅうず・すたいる/ とにかく本が好き!
蒼路の旅人 (新潮文庫)/上橋 菜穂子

¥620
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 「蒼路の旅人」


 上橋菜穂子、著。 2005年

             ※

新ヨゴ皇国皇太子のチャグムは罠と知りながら、
祖父トーサと共に新ヨゴの港を出港する
この船出がチャグムの人生を大きく変えていく……

 (内容紹介文より)

             ※

 ラストに向けての大いなる序章。
新ヨゴ皇国に迫る危機。
海を隔てた超大国・タルシュ帝国の侵略が迫る…。

 国力の差は圧倒的。
蟷螂の斧は巨像の前にはあまりにも無力。
しかも、新ヨゴ皇国は一枚岩という訳ではない。

 父王はチャグムを疎んじ、排斥しようとする。
それどころか、暗殺すら辞さない…。
孤立するチャグムは、この危機を救えるのか?!

 盛り上がってまいりました。
盛り上がったところで次巻へと続くのでございます。
故に、大いなる序章と言わせて頂いた次第でございまする。

 
 このシリーズは『守り人』シリーズ。
ならば、当然バルサが活躍する。
では、この展開に、一介の用心棒・バルサがどう絡むのか?!

 このあたりも、実に楽しみなところでありまする。
ああ…どうなるので御座いましょう?
皆、幸せになれるのでしょうか?

 バルサにも、チャグムにも、タンダにも幸せになって頂きたい。
トロガイ師は…あれは、まぁ、状況に関わらず自己完結しておられる、達観されておられる御様子なので、何があろうとマイペースであられるように思えます…。

 ああ…皆に幸せになってもらいたい。
たかが、小説の登場人物と言うなかれ!
彼らは、我が愛するファンタジー世界の友たちなのであります!

 出来ることなら、私が助けてあげたいくらいであります。
必殺・尻子玉抜きを駆使して!
スポン・スポンと抜きまくってやる!
━10万のタルシュ帝国軍の尻子玉を抜きまくって危機を救う救国の英雄になってやるのだ!

 …ううっ…それでは、ギャグではないか…。
あかんではないですか。

 …ともあれ…。
この壮大な物語から目が離せなくなってまいりました。
ここは、バルサとチャグムを信じて、見守りたいと思います。

 勝手に河…いや、、私が登場したら、上橋先生が激怒するだろうし…。
ああ…でも…登場したいなあ…。
スポン・スポンと、ね♪