天まで響け!とどけ!ありがとうカレーへの想い | 天まで響け!とどけ!「ありがとうカレー」

天まで響け!とどけ!「ありがとうカレー」

全国の障害者に送るありがとうカレー。障害者の方達に働ける環境を作り、無農薬で畑で野菜を作り、その野菜でありがとうカレーをつくる。勇気を持って帰ってくれたら幸せです


今までにたくさんの障害者と出会ってきました。

頭は普通だけど 身体が30cmほどしかない男性 しかし超前向きで
結婚経験3回目~

しかも すべて健常者~

「どうやって 口説いたんや~?」って聞いたほど~

身体が歪んでいて
指も歪んでいる男性
絵が好きで イタリアに
絵の勉強に行くほど熱心

字を書けば ぐちゃぐちゃ
しかし絵を書けば 写真のように書く 不思議~

足が不自由で
自力で歩けるが
長時間は無理 

しかも網膜薄利で
片目は ほとんど見えない男性
車椅子で移動することが大半 そのおかげで腕は
ムキムキ~

私が
思ってきたのは

障害者は
障害があって弱者?

そんなことはない

逆に能力が高いから障害がある。

レベルは健常者よりも高いと思っています。



足が不自由なら 上半身が発達する

不自由を受け入れて コツコツと前に進む

助け合って 人との繋がりを大切にする

周りの人達に気づきや勇気を与える

謙虚で純粋な心をもつ

小さな事に感謝できる心

数えあげれはキリがない


五体満足が当たり前だと思っている人

食べられることが当たり前だと思っている人

喋れることが当たり前だと思っている人

障害者を見ていると人は一人では生きていけないとそう思う

それは健常者も同じことです。

協力しあって生きていく

人と人との間に生きる人間

障害者も健常者も同じ人間

同じように楽しみ

同じように笑いたい

そう思える人達が一人でも増えることをつくりだすのがわたしの使命です。


「坪倉君が守ってあげるんやで~」


小学生からクラスに障害者の子がいた~

やんちゃな私に先生は何時も

「坪倉君が守ってあげるんやで~」

そう言われていた。

だから私と仲良くなりウチによく遊びに来た~

中学までは一緒だったがそれからは別々~

働きだして転々としてた私

またまた違う障害者と出会う

接し慣れ?

普通に接する私にすぐに心を開いてくれて仲良くなった~

そしていろんな障害者と友達になった~

その中に同じ歳で同じ阪神ファンがいた~

彼とは
よく甲子園に行き

居酒屋で
酒も飲んだ~

そんなある日
いつものように
焼鳥とビールって感じ~

「お前 結婚しないのか?」と私

「僕なんか無理や~」

「なんで無理じゃ?」

「今 寮に入って働いてるけど 手取りが4万円しかない」

「もし結婚できても
それでは生活できない~」

「外で 働くにも
障害者は雇ってもらえないし~」

そうか~
現実は厳しいな~

世界一の夢

スピーチをした時に

松下幸之助さんに
戦いを挑み

世界一になると豪語した私

どうしたら世界一になれるのか?

部屋で寝転び 天井を見ながら何時間も考えた

そして障害者の友達の何か仕事は無いか?

ずっと考えてたら~

天井に~

なんと~

ま ま ま

まつ まつ

松下幸之助さんが~

で で で

出た~

もうお亡くなりになってた 松下幸之助さん

私の目にはクッキリ ハッキリ見えている~

そして話しかけた~

「松下さん この世で やり残した事はありますか?」

「あれば言って下さい 私がやります」

すると

「いや坪倉君 君は自分の思う通りに行きなさい」

「えっ それでいいのですか?」

「そう それが一番や~」

そう言って姿を消した~

そうか
自分の思うがまま~

松下幸之助さんはなぜ 世界一?

もっとデカイ会社もあるし

もっと金持ちもいる~

???

そうか器や~

松下幸之助さんの器が世界一なんや~

そう思った時にひらめいた~

そうや世界一の縁の下の力持ちになろう~
 
そうや~
ありがとうカレーが
あるじゃ~ないか~

障害者でも健常者のサポートがあればできる~

お互いに協力しあって一緒に作ればいいんだ~

私よりずっと純粋な心をもっているはず~

もっと もっとありがとうカレーになるで~

何でも
できると自惚れてきた私

主役じゃなければ満足しなかった私

もう
いいじゃないか~

めちゃくちゃ好きな事して目立ってきたし~

無事に結婚もでき~

子宝に恵まれた~

こんな私にできる事は?

縁の下の力持ちになることや~

世界一の縁の下の力持ち~

繋がったで~


小学校5年生の誕生日

いつものように友達と公園で野球をして
夕方 家に帰ると

アニキが家の前で
チャリンコにまたがって 僕の帰りを待っていました

そして
「後に はよ乗れ」
と言いました

二人乗りで大通りに出ると
自転車を置いて

今度はタクシーに
乗りました

アニキは
「○○病院まで」
と言いました

○○病院には
おばあちゃんが入院している

私なりに感じました
おばあちゃんに何かあったんや

病院に着くと
親戚 従兄弟が
全員居ました

おばあちゃんは
苦しそうにハアハアと言っていました

みんなで
順に声をかけて
脱脂綿で水を飲ませてあげました

しばらくすると
「これから おばあちゃん しんどくなるから帰り」と
子供達は帰されました

そして夜
「おばあちゃん
亡くならはった」
母親に聞いて
信じられなかった

そしてもう一言
「あんたの誕生日に亡くならはったなぁ」

そうや
今日は誕生日やった~ 

そうか
おばあちゃんは
僕の守り神になってくれたんや~

そうおもいました

そして
その日から私の人生が大きく変わっていきました

小さい頃から
活発なタイプだったのですが すごく照れ屋さんで 学校で
手をあげたり 人前で話したりすることはできませんでした

3歳から  
母親が働いていたので保育園はいつも最後のお迎えで 先生も待ちきれず よく一緒に夕食の買物に行ってました

小学校に入って
鍵っ子になりました

そんな照れ屋で
さみしがりの私を
支えてくれたのは
亡くなった
おばあちゃんでした

ここ1番
勇気がいる時

さみしい時

僕には
おばあちゃんがついていてくれる

だから
大丈夫や~

そう思い
積極的に勇気も出てきて 何でもチャレンジするようになりました。

そして
6年生の誕生日から
一人でお墓参りを
することにしました

6年生の誕生日
母親はケーキを買ってきてくれました

しかし
今日はおばあちゃんの命日です

僕は
「ケーキいらん 食べへんし」と言いました

母親は
困った顔して
「今日は誕生日やで」

僕は
「もう誕生日はいらん」
「生きていたら 正月もクリスマスもある」

「死んでしもたら命日しかないやん」

「だから今日は
おばあちゃんの命日の方が大切や~」

「僕の誕生日に
もうケーキもプレゼントもいらん」

そう言いました

そして
毎年 誕生日になると一人でお墓参りに行きました

働きだして
他府県に居るときも
必ず休みをもらって帰ってきてお墓参り

夜の8時頃に
閉まっているお寺に頼み 真っ暗の中
行った事もありました 

私は
おばあちゃんに会えるので嬉しくて 全く怖くなかったです
 
そして
願い事を一つして帰ります

不思議な事に
必ず叶います

しかし時には
叶わないときも
ありました

それは
おばあちゃんが
やめとけって言ってるんや~と解釈しました

そして
それは30年間
続きました


オカンに何も返せなかった~

前日に
電話で話していた私

信じられなくて
すぐに病院に行った

オカンの遺体と
対面した私は

しばらく
呆然としていた~

そして
泣けてきた~

オカンに
何も返せなかった~

あんなに
迷惑をかけて

何も
できないうちに
逝ってしまった~

しかし
受け入れるしかない


天まで響け!とどけ!ありがとうカレー

料理を
誰にも教えてもらってない私

そんな私でも

心を込めれば
プロに負けない味を出せる~

そう信じてきました

小林正観さんに出会い

ありがとうの凄さを知り

料理に取り入れた私

いろんな
ありがとう体験を重ねるうちに

ありがとうカレーによって

ありがとうを伝えることができると

そう思ってきたのでした。

私は
ありがとうカレーを
製造 販売していますが 根底は ありがとうを伝えたい。

そして
たくさんの方に
ありがとうの体験をしていただきたい。

それによって
言葉を大切にして

物を大切にして

食べ物を大切にして

自分を大切にする

これらは
それぞれに

ありがとうの気持ち

感謝があれば
できることです

ありがとうは世界を救う
と心より思っております。

これからは
ありがとうカレーを広めて

ありがとうの
実験をしていき

たくさんの仲間を作っていきます。

障害者に
働ける環境をつくり

無農薬の畑で野菜を作り

その野菜で
ありがとうカレーを作る

全国の
障害者が食べに来てくれて
勇気をもらって帰ってくれたら幸せです

また
一緒に働きたい方も
出てくると思うので

どんどんと
拠点をつくっていきます

また
子供達に

ありがとうカレーの
調理体験をしてもらえるようにして

自分で手掛けた
ありがとうカレーを食べてもらう

それによって
ありがとうを言い

自分で作った料理は
こんなに美味しいと

実感してもらえると思います。

また
次々と病気で悩む人達に

希望を与える
ぬか風呂を作り

ありがとうカレーの
店の横にできると
最高です。

ここに行けば
喜べる 楽しめる

そんな
ありがとうランドを
全国につくっていきます。

さらには
世界に飛びだし

海外にも拠点をつくり

ひとりでも多くの方の笑顔を見るために

私の
生きてる限り
邁進していきます


自分の事を書いていくうちに


なんて
私はついているんだろう~

たくさんの
人達に支えられて
ここまでこれたんだ~

そう感じ

皆様に
感謝の気持ちが
どんどん湧いてきました。

自分の事も
客観的に見れて

ますます
自分が好きになりました。

改めて
感謝したい人には

言葉に出して
伝えていこうと
思います。

ようやく
スタートに立った感じ。

これからが
私の本領発揮です。

ドラマチックな未来

たくさんの笑顔を見るために

フルパワー
炸裂です~

世界一の縁の下の力持ち! 坪倉正明