センター数ⅡB 問1 解説 | 東大カリスマ塾長 浜田一志公式ブログ -9割が伸びる”文武両道”勉強法-

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2010年センター試験

数ⅡB 問1の解説です。


問題はこちら


〔1〕

xy=128 より

log[2]x+log[2]y=7

また

②式を通分すると

(log[2]x+log[2]y)/{(log[2]x)(log[2]y)}=7/12

よって

(log[2]x)(log[2]y)=12


解と係数の関係より,log[2]x,log[2]y は

t^2-7t+12=0

の解である。方程式を解いて

t=3,4

∴(x,y)=(8,16),(16,8)


〔2〕

cosx=sin(π/2-x) 

なので

sin4θ=cosθ の右辺をsinに直して

sin4θ=sin(π/2-θ) ・・・(※)

 0<θ<π/2 なので

4θの取りうる値は

 0<4θ<2π

(π/2-θ) の取りうる値は

 0<(π/2-θ)<π/2

よって (※)を満たすθは

 4θ=π/2-θ

  θ=π/10

または

 4θ=π-(π/2-θ)

  θ=π/6


ここで,sin(π/6)=1/2 である。

 sin(π/10)の値は sin4θ=cosθ を変形して解くと求められる。

2sin2θcos2θ=cosθ

4sinθcosθ・(1-2(sinθ)^2)=cosθ

4sinθ-8(sinθ)^3)cosθ=cosθ

cosθ>0なので

(4sinθ-8(sinθ)^3)=1

8(sinθ)^3-4sinθ+1=0 ・・・②

sinθ=1/2 は②式の解なので

②式は因数分解ができて

(2sinθ-1)(4(sinθ)^2+2sinθ-1)=0

4(sinθ)^2+2sinθ-1=0

解の公式,sinθ>0より

 sin(π/10)=(-1+√5)/4