オリーブオイルで揚げたあられです。
以前トランス脂肪酸ゼロのクッキー を見つけましたが
こちらはトランス脂肪酸ゼロの揚げたあられ。
油で揚げた食品の原料表示に「植物性油脂」や「植物性食用油」とありますが
この表示では広範囲過ぎてトランス脂肪酸を含んだ油なのか
トランス脂肪酸ゼロの油なのか分かりません。
トランス脂肪酸を多く摂取すると
心臓病、心筋梗塞、アトピーなどのリスクが高くなることが分かっています。
この場合日本では、トランス脂肪酸含有率の表示義務がまだないため
「植物性油脂」「植物性食用油」の表示はほとんどがトランス脂肪酸を含み、
遺伝子組み換え食品が原料の油のことです。
そして、具体的にトランス脂肪酸を含んだ油とは
人工的にヘキサンなどの溶媒を使って高温精製された大豆油、コーン油、米油、
ナタネ油、綿実油などやこれらの混合油です。
以前問題になった、当時の日本国厚生省より特定保健用農産物の認定を受けていた混合油
「健康エコナクッキングオイル」は発がん性の高い危険な油のいい例。
逆にトランス脂肪酸ゼロの油はエキストラヴァージンオリーブオイル、フラックスオイル
(亜麻仁油)、ホ-ルハーベストオイル(天然圧搾大豆植物)、太白胡麻油(高温処理
していないもの)、アボカドオイル、マカデミアナッツオイルなどです。
また、人工的に液状の油脂を固化させた硬化油脂である
マーガリンやショートニングもトランス脂肪酸を多く含む食品です。
そのため、マーガリンやショート二ングを使うならバターの方がいいといわれています。
最近ではトランス脂肪酸ゼロのオーガニックショートニングも
店頭で購入出来るようになりました。
これら高温精製された油やマーガリン・ショートニングを使った食品は
ファーストフード、揚げもの・フライ類、油で揚げたスナック菓子類、揚げせんべい、
クッキー、冷凍食品、マヨネーズ、アイスクリーム、レトルトカレー、コーヒー用ミルク、
チョコレート、菓子パン、ケーキ。
意外なものでは
コンビニのおにぎりやお弁当のお米などにも含まれている場合もあるようです。
アメリカ、カナダ、イギリス、デンマークなどでは
トランス脂肪酸の規制が厳しく
表示を義務化したり、含有量数%とする罰金既定の制定をしています。
話がとびましたが、
このあられ、植物油脂で揚げたものより軽い感じであっさりしていて
ちょっとお値段は高目ですが、美味しいです。
ナチュラル・ローソンで購入可。
または奈良祥楽のオンラインショップ で。