「パリの同時多発テロはイスラム国が犯行声明を出しました。戦争に近い殺戮ですが、日本はいかにイスラム世界と向き合うべきなのでしょうか?」
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『イスラム国(ISIL)が犯行声明』
13日の金曜日にパリで発生した同時多発テロですがイスラム国(ISIL)が犯行声明を出しました。フランスのイスラム国に対する空爆に対する報復の可能性もあります。ロシアの民間航空機の空中爆発事件でも犯行声明を出しています。もはやテロというよりは戦争と呼ぶべき惨劇ですが事件を単純化するのは問題です。
『謎が多過ぎるイスラム国』
今年始めに、誘拐した日本人二人を殺害したとされるイスラム系移民のイギリス人ジハーディ・ジョンを、米軍は空爆してかなりの確率で殺害したそうです。しかし米国のイスラム国に対する攻撃は、かなり生ぬるく一時期はイスラム国の勢力が大幅に広がる事態を招きました。米国は本気で叩く気なのか大いに疑問です。
記事:米軍、「ジハーディー・ジョン」の死亡に「合理的確信」
『トヨタ車を提供したのは誰か?』
先日、米国財務省がイスラム国で多用されているトヨタ製のピックアップ車をどこから入手したか、トヨタに問い合わせたとの報道がなされました。ところが別ルートで判明したのは、イスラム国にトヨタ車を提供したのは米国自身である可能性が高いそうです。まあトヨタ車が壊れにくいので使っているだけですけどね。
記事(日経新聞)米財務省、「イスラム国」のトヨタ車使用を調査 米報道
記事:米政治学者「IS戦闘員に大量のトヨタ車を供与したのは米国務省」
『イスラム国、イスラエル、サウジアラビア』
有名な話ですが、イスラム国は反ユダヤで無い点が非常に怪しまれます。またトップは、イスラム教の聖職者カリフを名乗っており、かつて資金提供を受けたとされるサウジアラビアとも対立しています。各国の思惑が交錯し、裏では色々な勢力がイスラム国を利用しようとした形跡があり、問題が複雑化した原因です。
『日本はどうすれば良いか?』
様々な陰謀論が噴出する中東状勢は、もはや誰が悪なのか判らない状況です。またフランスやイギリスに移民したアラブ人の子弟が、イスラム過激派になるケースが多数出ており、現在、欧州に雪崩れ込んでいる難民も将来のテロリスト予備軍なのが現実です。日本が取るべき方法は「中東には関わらない」に限ります。
『困っている難民をどうするか?』
確かに今のシリアは、国民の半数が難民化するなど混迷を極めており困っている人が多数いるのも事実でしょう。しかし祖国を追われた人々には何十年掛かっても必ず祖国に戻れるようにするのが本当の人道支援です。ユダヤ人など二千も掛かって漸く祖国に帰還した訳です。むしろ難民受入れこそ非人道的なのです。
『イスラム難民はイスラム圏に留まるべき』
日本が行うべき中東支援はシリア国内や周辺諸国に逃れた難民の方々の帰還の為の援助に限定すべきです。仮に日本行きを希望する難民にはフィリピンにインフラ整備を兼ねた巨大難民キャンプを日本政府が設置し、そちらに行って頂けば良いのです。将来崩壊するだろう中国や北朝鮮からの大量難民にも事前に備えます。
『日本は中東に関わらない努力が必要』
日本はエネルギー資源の多くを中東に依存していますが、それも長期的に削減すべきでしょう。何か事件が発生したら他の地域に振り分けられる程度に依存を減らすべきです。日本に原発が必要なのも、中東のエネルギーに依存するくらいなら、自国の原発の安全性を高める方が遥かに安全保障上の正しい選択だからです。
『他国に依存しない国民経済の確立を』
原発以外でもメタハイやガソリンを作る微生物など研究開発投資は無駄になっても構わないから積極的に行うべきです。当然、尖閣沖の中東並みの埋蔵量が期待される油田開発も必須で、チャイナからの侵略を防ぐ為に防衛費も今の倍程度に増やすべきでしょう。外国依存でない国民経済を確立し世界に規範を示すのです。
『魑魅魍魎の国際政治と日本の進路』
日本もかつて混乱の支那大陸にノコノコ出て行き、国家滅亡の危機に陥りました。国際政治は、陰謀の渦巻く正解の無い世界であり、お人好しの日本人には苦手な世界なのです。防衛力や研究開発投資など、財政問題の無い日本政府は、積極財政により外国のゴタゴタに関わらなくとも良い体制の確立を急ぐべきです。
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「薬師丸ひろ子 (探偵物語)作詞:松本隆 作曲:大滝詠一」
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