匿名の言論空間 | 「国家戦略特区」blog

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ポスト・グローバリズムの社会を考察。日本を貧しくする移民=外国人労働者受入れ政策に警鐘を鳴らしています。

「各種経済指数は悪いデータばかりなのですが、安倍政権の支持率が持ち直したそうです。この状況下の言論空間で我々がすべき事を考えます」


『批判的な意見にも傾聴すべき事柄もある』

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『政治状況を冷静に俯瞰する』

今現在の政治状況を冷静に眺めると、安倍総理が、代表例ですが、総てを民営化したい新自由主義(ネオベリ)的な構造改革論者が、相変わらず幅を効かせています。本質的な思想は同じですが、ネオリベよりは政府の役割を重視し、増税などの財政均衡を主張する日本破綻論者も多く、両者が多数を占めます。

『ネオリベ保守が日本を破壊する』

また下村文科大臣が良い例だと思いますが、尖閣に行くなど保守に見えた政治家が、小学生からの英語教育や、移民予備軍である留学生を増やすなど、グローバリズムを推進し日本の国柄を破壊する政策を平然と進めています。歴史問題などで共感する政治家の多くが、売国政策を行うという厄介な状況です。

『非常に少数派の政治思想だが国民には有益』

私は歴史問題などでの反日プロパガンダには大反対、国民を貧しくする諸政策であるネオリベ・グローバリズムや緊縮財政にも大反対と、今の言論界の多数派に何れも相容れない考えを持っています。恐らく国全体から見れば非常に少数派の意見ですが、多くの方にとって話を聞けば共感出来る内容でしょう。

『今の日本に求められる具体的な政策』

具体的な内容としてはグローバリズムに歯止めを掛ける。外国人労働者の制限強化を始めとする各種規制強化。最低限5%への消費税の減税。防災や地方を中心とした公共投資の拡大。自主防衛の強化。政府が発注する各種労働単価の引き上げ。教育や技術開発への公的部門の投資拡大など一連の政策となります。

『立つ瀬が無い今の日本の状況』

まあ、ココ迄は、多くの読者の皆さんが同意する内容だと思いますが、ここからが問題です。良いと思う思想であるが、現実の安倍総理は、真逆の事をしている。このような思想を掲げる政党も政治家も皆無という状況は、コレを善しとする身からすると非常に厳しい立場です。立つ瀬が無いとは正にこの事です。

『厳しい現実といかに向き合うか』

となると保守的に見える安倍総理をひたすら応援したり、中韓や反日サヨクの批判に集中するなどの現実逃避に走る人も多いでしょう。また、陰謀論のようにもっと大きな力を想定し風呂敷を広げて嘲笑し達観する人。似たような思想を持つ者同士のディデールに拘り内ゲバに走る輩も出て来るという状況です。

『私が一番注目した思想』

この状況下の一年で一番面白いと感じるアイディアを提供してくれたのは、異なる考えの良いところを集約化して統合すべき、あるいは怒りの感情を出来るだけコントロールする事を提案した廣宮孝信氏と、異なる政治思想の対立が強まると逆に対立の原因となっている問題が強化されると説く佐藤健志氏です。

『佐藤健志と廣宮孝信の問い掛け』

この両者に共通する発想は「異なる意見の人の言う事にも耳を傾けるべきでは?」との非常に常識的な問い掛けです。例えば安保法制は、明らかにサヨクを活気づかせ、いわゆる護憲派に勢いを持たせてしまっています。つまり安倍総理が、解釈改憲を進めた結果、憲法改正が遠のくというパラドックスです。

『似た者同士である場合もあり得る』

ただ安倍総理は、自主防衛の強化よりも日米一体化によって国を守ろうとの意向が強く、これは戦後レジームの強化そのものです。つまり安倍総理の政治思想は矛盾を抱えており、それが発露されただけとも見えます。護憲派と安倍総理は戦後体制の強化という一点において元々協力関係にあったとも言えます。

『政治は結果責任の世界である』

ただ矛盾が間違った事だとは考えていません。第二次大戦後から70年代に掛けての時代は、世界経済が好調でかつ格差が縮小した
人類史上例外的な時代でした。ただ格差を解消しようと思った結果では無く、世界大戦と云う総力戦に対峙する中で、金持ちから税をより多く税を取った結果としての格差縮小です。


『想定外に上手く行く場合もアリ得る』

また東西冷戦下で、共産主義陣営というライバルがいたので弱者対策が進んだ点も重要です。憎たらしい敵も役に立つのです。つまり結果的に上手く行ってしまうケースも歴史的にはアリ得るのです。ダメな政治家でも良い政治を行う可能性もあります。重要なのは、思想的にツジツマの合う
政策パッケージの提示です。

『言論の空間や構造を考えるべき』

その意味で、批判的な言論というのには価値があり、特に匿名の言論空間であるネットは、ある意味ゴミの山でもありますが、その中からお宝を見つけ出す事も可能です。意見の異なる様々なお宝を集めて構造のしっかりした整合性の取れた言論空間を作れれば、世の中も少しは良くなるのでは無いでしょうか?


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「ゴリラズ/オン・メランコリー・ヒル」


言論ポータルサイト『進撃の庶民のブログ』は行き過ぎたグローバリズムなどに警鐘を鳴らすブロガー支援目的のサイト。毎週水曜日にコラム寄稿。






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