ヤバい<橋下維新> | 「国家戦略特区」blog

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ポスト・グローバリズムの社会を考察。日本を貧しくする移民=外国人労働者受入れ政策に警鐘を鳴らしています。

『郵政民営化の反省と大阪市解体5分割構想の真実』

橋下市長は逃げ回らず藤井氏反論してみろ!とのご意見のお方は発信力強化の為に以下のリンクをクリックにてご支援のほど宜しくお願いします。


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『大阪市を殺しても良いのか?』

5月17日の住民投票が間近に迫って来ました『大阪市解体5分割構想』通称『大阪都構想』ですが、普通に考えれば『論外』なのは、まともな神経を持った人なら誰でも分かる話です。賛成している人がいるのが不思議ですが、大阪都の正体とは2300億円もの税金を市から府に「むしり取られる」詐欺話なのです。

『郵政民営化という馬鹿げた話』

正しい情報と社会人としての常識さえあれば、大阪市解体5分割構想が、単なる大阪市民の自治の放棄に過ぎない事は、普通なら理解出来ます。しかし、私を含めて多くの日本国民が間違った選択をしてしまったケースが過去にあります。それが小泉政権の時の郵政民営化を争点とした選挙、通称『小泉劇場』です。

『大阪市5分割
VS郵政3分割』

私も民営化して利便性が高まれば良いんじゃ無いの?なんて漠然と思っていましたが、冷静に考えてみれば、郵便局を、銀行・保険・郵便の3分割しようとする訳ですから利便性が高まるハズがありません。大阪の場合も、ワン大阪市をファイブ特別区に解体しようというのですから不便になるのに決まっていますよね。

『二重行政解消!で二重行政誕生?』

橋下徹市長は、二重行政の解消を謳っているのですが、大阪市が解体されて、5つの特別区が出来る訳ですから「大阪府+大阪市」の二重行政を廃止して、「大阪府+特別区」の二重行政が新たに誕生する訳です。実際、各種試算でも行政コストの削減は出来ない事が現時点で分っています。当たり前の話です。

『大阪府も大阪市も仲良しじゃないですか?』

また大阪市解体に賛成の方が「大阪市営の地下鉄が市の範囲で止まっていて不便だ」とのご意見を目にした事がありますが、だったら同じ大阪維新の会の
No.2の松井大阪府知事とNo.1の橋下大阪市長が協議して交通網の整備事業を単に行えば良いだけです。その証拠に東京都営地下鉄は埼玉や千葉まで延びていますよ。

『無駄な公共事業?ふざけるな!』

橋下市長は、WTCや海の科学館などの大阪市の公共投資を無駄使いと指摘しています。確かに大阪の臨海部の開発は上手く行っていませんが同様に首都圏でも、お台場、みなとみらい21、さいたま新都心、幕張新都心などの諸計画は、何れも上手く行っていません。むしろ必要な公共投資が少な過ぎる方が問題なのです。

『普通に考えれば分る事』

大阪維新の会は、大阪市と大阪府のトップを両方とも抑えているのですから、府と市にそれぞれ大学や図書館や体育館が二つあって二重行政で無駄なら、話し合ってどちらか廃止したら良いでしょう。別に大阪市を無くす事とは関係ありません。実際、これらの施設は無駄でない事が、既に明らかになっていますけどね。

『大阪都構想のお陰で停滞する大阪の行政』

どんな地方自治体も大きな問題を抱えています。それを改善するのは、日々の地道な関係者の努力の積み重ねのハズです。ところが、大阪都構想というグレートリセットの改革を行う為に、日々の努力が疎かになっています。現在、大阪市や大阪府の行政課題は、完全にストップしていると言っても過言では無いです。

『政治家の政争の具としての改革』

小泉氏の郵政民営化についても、実際は、政争の具として郵政民営化を利用して政治権力を高めただけです。大阪市解体構想も、橋下市長の改革ゴッコに利用されて、国政に進出する足掛かりにされるだけです。多くのタレント政治家を輩出し地盤沈下を続ける大阪の惨状を目にして有権者が気付かないのが不思議です。

『郵政民営化!驚愕の真実』

元々郵貯に預けられた貯金は、財政投融資などで公共投資に使われ日本経済を大きく発展させて来ました。実は小泉政権の時は、既に財政投融資は廃止され、国債などで資金は運用されていたのですが、民営化された時点で僅か4
.5兆円だった米国債の額は、現在25兆円!もの金額に増加しているそうなのです。

『これが改革の正体だ!』

金利の低い日本国債で運用するより、米国債などの方が金利が高いことは分ります。しかし米国債を買うという事は、米国に資金援助をするのと同じです。また為替リクスを抱える外国債を買えば、大きな含み損を被る危険性もある訳で、円安や円高によっては25兆円の半分くらいが飛んでしまう可能性も十分あります。

『郵政民営化の陰謀論は正しかった!』

てっきりゼロみたいな金利しか付かない郵貯は、日本国債で安全に運用していると思い込んでいたのですが、こんな博打みたいな事をしていると知って驚愕しました。郵政民営化の狙いは、国民が真面目に働いて貯蓄した膨大な資金を狙う勢力の陰謀だったという説がありましたが、見事に証明されてしまいましたね。

『大阪市が大阪死になっても良いのか!』

藤井聡氏などは、具体的に大阪市解体構想の問題点を指摘していますが、推進派からの反論はゼロです。事実だから反論出来ないのですが、大阪市を殺してしまった後では、大阪死が残るだけです。郵政民営化の反省を込めて、振込詐欺の被害が日本一少ない、詐欺師に強い、大阪市民の防犯力を信じたいです。


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「デビッド・ボウイ/レッツ・ダンス(プロデュース)ナイル・ロジャーズ」

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