うずらサンと原田サン | 「国家戦略特区」blog

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ポスト・グローバリズムの社会を考察。日本を貧しくする移民=外国人労働者受入れ政策に警鐘を鳴らしています。

『デフレを脱却するには給料を上げる経営が必然』


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『会社経営者への諫言』


三橋貴明氏も読者である事を公言している「うずら」さんのブログは、グローバリズム礼賛と改革病に掛かった経営者に対する痛烈な批判が小気味良いです。文藝春秋か日経あたりに連載して経団連の幹部に読んで欲しいコラムですが、今回の記事では自称経営コンサルタントをメッタ切りでした。

『企業経営の成果は給与水準の高さで評価すべき』

『時給1500円の社会』

そのネオリベ思想に毒された方は、コンビニやファーストフード店の従業員の時給を1500円にしたら、経営が成り立たないと批判しているのですが、うずらさんは、それは発想が逆だろうと指摘しているのです。つまり1500円の時給を払っても成り立つ経営を考えるのが、社長の仕事というご意見です。

『マクロとミクロの経営の連続性』

政府予算を家計に例えるのは間違いであるように、マクロとミクロでは全く違う動きを経済は示しますが、経営の場合、マクロ政策が企業経営にそれぞれにダイレクトに影響するケースが多いように感じます。つまりデフレ脱却を政府が目指すのであれば、人件費を企業が抑制するのは間違いだろうという話です。

『人件費=物価』

安倍総理は、インフレ目標を設定し、2%程度のマイルドなインフレを実現すると宣言しましたが、実際のインフレ率は0%のままです。物価の正体とは人件費であり、モノの価格は「玉ねぎの皮」のように分解すると「人件費」に還元出来ます。皆が一斉に給料が上がった状態がインフレなのです。

『名目
GDPターゲットの設定が正解』

安倍総理は「デフレは貨幣現象」と国会答弁で述べましたが、その貨幣とは日銀の当座預金の残高では無く我々の所得の合計の名目
GDPです。したがってインフレターゲットを実現させるには、名目GDPターゲットを設定する方が確実なのです。インフレ2%と実質2%成長の合計4%の名目GDPターゲットです。

『名目
GDPは確実に増やせる』

日銀は、政府の負債である国債を買いまくって、通貨を発行していますが、国の借金がチャラになっただけで何も起きませんでした。ところが名目
GDPは政府が確実に増やせます。何故なら、公共事業を増やすと、その金額分の名目GDPが増える統計上の仕組みだからです。約20兆円の公共事業増で最低4%成長です。

『毎年、公共投資は増やせば良い』

しかし、このような提案をすると、毎年公共投資を増やすのは、麻薬と同じ!という反論が来ますが、必要な公共事業は無限にあります。私は、防衛費と同様に公共投資を名目
GDP比で8%に固定して、毎年公共投資を増額させれば良いと考えています。公共投資は、麻薬では無く経済成長のエンジンです。

『人手不足は天の恵みである』

今の日本は生産年齢人口が減少に転じ人手不足が恒常化します。リストラや人件費抑制で利益を上げて来たデフレ&ブラック企業の収益は軒並み落ちています。人件費が高い社会の到来ですが、この環境に順応出来る企業が勝ち組となります。先の時給1500円の社会は十分リアリティのある話なのです。

『デフレ脱却には移民阻止が絶対に必要』

しかし、問題が二つ残ります。一つは移民です。未確認情報ですが、安倍政権はコンビニ従業員の外国人技能実習生を入れようと画策しているとの事。アベちゃんは、安い外国人労働者を入れて賃金抑制を目指しています。繰り返しますが、物価=人件費です。人件費を抑制すれば、永遠にデフレのままです。

『重要なのは規制緩和ではなく規制強化』

もう一つの問題は各種規制の強化です。ところが安倍政権は、
TPP交渉を妥協しまくりで加速させたり、正社員を既得権益だ!などとホザク竹中平蔵を重用し解雇特区や残業代ゼロを強行するのなど真逆の政策を推進しています。深刻な人手不足という天の恵みを自らブチ壊すなど、余計な仕事しかしません。

『マクドナルドの落日』

そのような環境の中で、ビッグマック指数などで知られる、グローバル企業のマクドナルドの業績が急速に悪化しています。昨年の腐った肉騒動と、異物混入事件がトドメとなりました。特に食の安全に関わる部分は国民の関心も高く、メイド・イン・チャイナばかり使う100円マックなど0円でも要りません。

『マックの原田サン』

現在のマクドナルドの苦境を作ったのは、
Appleの日本法人の社長から就任した、原田前会長の責任が大きいと言われています。原田氏はマック繋がりの移籍でしたが、モノ作りを知らないリストラしか芸の無い人物です。リストラで経費を浮かす経営でマクドを疲弊させたとの話しばかり聞こえて来ます。

『ケンタの健闘』

このような中で健闘しているのが、ケンタッキーフライドチキンです。国産チキン100%で原産地の表示までしています。マクドも外人サンの社長が謝罪会見をしましたが手緩いです。ケンタを見習って国産品100%に切換えたらどうでしょうか?というか政府は規制強化で原産地表記か国産化を義務付けるべきです。

『グローバリズムへの反発への証』

実はマクドナルドは、米国でも人気が落ちいてるそうです。つまりグローバリズムの悪しきジャンクフードのアイコンとなっているのです。世界中で不健康な食品に対する反発が強まっています。正にポスト・グローバリズムの社会を世界の人々が求めている証です。このままでは
GMと同じ運命が待っていますよ。

『ああ、ネオリベの勘違い』

新自由主義者(=ネオリベ)は、規制が絶対悪と云うイメージを持っている様ですが、規制とは我々人類の生きる叡智です。石器時代には現代的な意味での規制が無かったのですから規制緩和や自由化が歴史の必然なら、人類はサルに戻るしか無いでしょう。石器時代に戻るのは真っ平ご免なのはサルでも分る常識です。


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「Dragon Ash」


言論ポータルサイト『進撃の庶民のブログ』は行き過ぎたグローバリズムなどに警鐘を鳴らすブロガー支援目的のサイト。毎週水曜日にコラム寄稿。