人手不足・解消論 | 「国家戦略特区」blog

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ポスト・グローバリズムの社会を考察。日本を貧しくする移民=外国人労働者受入れ政策に警鐘を鳴らしています。

特報!政経マンガ『アイドル新党なでしこ!』第10話「進撃の庶民」掲載
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経世済民・建築論『人手不足・解消論』


『線路脇の住宅地での出来事』

私が設計した建物で、線路の近くで、元々畑だった場所を宅地に転用した物件が有ったのですが、電車の振動対策として、土を深さ1
m程度入れ換え、出来るだけ建物が揺れないような措置を施しました。

『驚きの建売住宅の施工方法』

その隣でも建売住宅の工事が行われていましたが、そちらの方は、畑のフワフワの土の上に砂利を撒いて、いきなり基礎工事を開始したのです。正直、唖然としたのですが、もっと驚いたのは、その作業を行っていた職人さんが南アジア系の外国人だったのです。

『違法じゃ無いけどグレーゾーンの真実』

別に建築基準法上は、その建売は違法建築ではありません。耐震基準も最新の法律に準拠しているハズですので、首都直下型地震が発生しても何ら問題ないでしょう。しかし住んでいる方は、電車が通る度に建物の僅かな振動を感じるハズです。「あっ、また電車が通った、でも仕方ないよね」という具合です。

『移民じゃ無いけど外国人材の真実』

現在、安倍政権は外国人材の積極活用と称して、建築関連の技能実習制度の期間延長と、終了後の就労を認める規制緩和を進めています。東京五輪までの期間限定ですが、受入れ制度の整備も進めていますので、ネオリベが得意とする小さく産んで大きく育てる戦略でしょう。

『安かろう悪かろうのデフレ無限地獄』

私が見かけた外国人の職人さんが合法か違法かは不明ですが、法律に違反していないからナニをしても良いだろうという雰囲気がプンプンします。見た目は綺麗だが、電車の振動に悩まされる格安住宅と、それを作る外国人労働者との組合せは大いに関連があります。

『日本の発展途上国化を推進する政府』

つまり、法律ギリギリの最低限の仕様にして出来るだけ安くしたい、そして出来るだけ儲けたい。そうすると、法律に書かれていない事には手を出さない、安く作るために人件費も抑制する。賃金を安くすれば人も集まらないなら、外国人を入れれば良いという発想でしょう。

『グローバル化と云う名の底辺への競争』

ここには良いものを提供しようという思想は欠片も有りません。価値基準は、安いから正しい、儲かるから正しいとのニヒリズムです。これは完全な底辺への競争です。しかし一度、流れが出てしまうとマクロ的な措置をしない限り、我々はその中で競争して生き残るしかありません。

『移民政策に徹底して反対する』

しかも安倍政権は、むしろその流れを加速させようとの思想ですから状況は絶望的な気もします。これを止める方法が有るかというと、一つだけあります。移民政策に徹底的に反対する事です。

『人手不足こそ救国の材料』

日本は幸いにもこれから、人口減少社会となります。これは慢性的な人手不足時代の到来を意味します。既にブラック企業と呼ばれた会社の業績が悪化しているのは、その現れです。深刻な人材不足は、就労環境の悪い職種の待遇カイゼンをもたらし、結果として真の意味で職業の貴賎が無くなります。

『人件費の高い国へ』

人手不足の職場は、厳しい労働環境に見合った十分なコストが支払われれば、人材が集まるでしょう。人材が集まらなければ賃金が低いのです。社会的には、子育て支援や少子化対策が進み、少ない人員で収益を上げるために各種投資も進むでしょう。少ない人材を有効利用するために教育にも力が入れられます。

『マクロには政府しか規制出来ない』

つまり逆説的なのですが長期的に人手不足を解消するためには、短期的に人手不足にすることが重要なのです。そして、これを阻害する要素である外国人材、留学生、研修生など含め徹底して規制すべきで、これが可能なのは政府しか無いのです。今こそ安倍政権の移民推進に猛烈に抗議することが必要だと考えています。


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「椎名林檎」

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