大阪都構想の正体 | 「国家戦略特区」blog

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ポスト・グローバリズムの社会を考察。日本を貧しくする移民=外国人労働者受入れ政策に警鐘を鳴らしています。

『自己矛盾!橋下徹の終らない改革病』


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『大阪都こそ一番の無駄では?』

橋下徹大阪市長は道州制論者として知られています。道州制とは、県と国の間に同州という行政単位を設けて、国の機能を移管するのですが、一番のポイントは、47都道府県を10程度の道州に再編しようとの発想です。つまり、大阪都が実現しても、日本が道州制に移行したら、大阪都は無くなるのです。アレっ?

『成り行き任せの大阪都』

橋下徹氏は元々タレント弁護士から大阪府知事に当選して政治家に転身します。その時は大阪都なんて一言も主張していませんでした。大阪維新の会を作りその運動の旗印として大阪都構想を打ち上げたのです。つまり成り行きでそうなったのです。

『実現しても直ぐに無くなる大阪都』

繰り返しになりますが、日本で道州制が導入されれば、大阪都は消滅します。橋下氏が「道州制には断固反対だ!だから大阪府を発展させて都道府県の意地を見せてヤル」というのなら筋が通りますが、自分がぶっ壊そうとしている都道府県の権限を強化してどうするのですか?

『大阪市長への転身が橋下氏の正体を明かす』

本来、道州制論者であれば、大阪府は無視し、大阪市を周辺自治体と合併させて、更に大きな市にして、各種行政サービスを向上させて都道府県の無能さをアピールするハズです。そのような目的で大阪市長に橋下氏が転身したのならツジツマが合います。しかし、そもそも何で大阪府知事になったのか不明ですが・・・

『大阪市を俺が、ブッ壊す!』

ところが、橋下徹大阪市長が進めていることは、大阪市の解体です。現在提示されている大阪都構想とは、大阪市を5つの区に分割し、2200億円もの予算を、自ら手放すというのですから、空いた口が塞がりません。つまり大阪市をぶっ壊すために橋下氏は市長になったのです。

『二重行政?結構な事じゃないですか!』

橋下氏は二重行政の解消と訴えていますが、何か問題がありますか?某学習塾は、先生を二人つけます!というのを宣伝にしています。建築の確認申請でも大きな建物は、構造審査を二重に行います。行政サービスを、住民に行き届かせるために、政令市と府のダブルで面倒を見るのは、むしろ良い事でしょう。

『日本は小さな政府が常識』

各主要国間で国際比較すると、日本の公務員数は少なく、地方自治体を含めた政府の予算規模は小さいのです。橋下さんは行政の無駄を強調しますが、日本には削る無駄が無いのです。勿論、どこにも仕事をしない怠け者はいます。問題の無い組織などありません。必要なのは「小さな事からコツコツと」ですよ橋下さん!

『社会実験はもう懲り懲り!』

アベ政権は、異次元の金融緩和で消費税増税のショックを無くすという社会実験を行い、日本経済は失速しました。5月に予定されている住民投票で、大阪市の解体が決まれば、同じように大阪市民は下らない社会実験のモルモットにされるのです。住民のみなさんはハシゲさんの猿芝居にいい加減気付くべきです。

『改革の為の改革、これが改革病』

大阪都構想は成り行きで始まり、本来の地方行政の目的であるハズの、地域の繁栄や安寧な暮らしとは全く関係ない、大阪市の消滅という恐ろしい結末へと突き進んでいます。この原因は、橋下徹氏の政治目的が、世間の注目を集める為だけのセンセーショナリズムに陥っているからです。

『住民投票で橋下改革病に終止符を!』

今の日本はデフレであり財政出動による投資がどこよりも求められているのが大阪です。橋下氏の政策はこれとは全く逆であり、橋下改革を止めさせる事が大阪の為です。皮肉な話しですが、5月の住民投票では、
完全に陳腐化した改革病の本丸である『大阪市解体=大阪都』を止めさせることが一番の行政改革なのです。

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「ファレル・ウイリアムス/ハッピー」


言論ポータルサイト『進撃の庶民のブログ』は行き過ぎたグローバリズムなどに警鐘を鳴らすブロガー支援目的のサイト。毎週水曜日にコラム寄稿。






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