いつも体を冷やさない、温める話をしていますが、今日は温めてばかりも良くないという話をしたいと思います。
まず、体が冷えると
免疫が下がる
集中力がない、イライラ
老化
肌荒れ
生理痛
不妊
アレルギー
などさまざまなトラブルや病気の原因になります。
また、基礎代謝が下がり、脂肪が付きやすく燃えにくいためダイエットの効率も良くありません
体を冷やさない、温めなさいとよく言われるのはそのためですが、温めればよいというものではなく、理想は、
中庸の状態=バランスが取れた状態
なのです。
いつも温める話ばかりするのは、
甘いものや加工食品をよく食べる
コーヒーやジュースを飲む
運動しない、お風呂に浸からない
・・・など、身体を冷やす習慣を持っている人が多いからで、温めれば温めるほど良いわけではありません。
昔は夏になるとトマト、きゅうり、レタス、すいかなどの夏の野菜を食べて体に熱が溜まらないようにしていました
南国で採れるバナナやマンゴー、パイナップルといった果物も体を冷やすように、本来はその土地、その季節に合った食べものを自然に食べていましたが、今はどの季節でもどの地域でもおいしいものが食べられるので、いつが旬なのか、どこの地域のものなのか分からなくなってきました。
なので年中体を冷やす人が多くなってしまったのですが、だから逆に温めすぎることによるトラブルを抱えている人もいます。
体を温めすぎると・・・
まず、体に熱がこもり、瘀血の原因になります。
血は、冷えると固まり、巡りが停滞して瘀血になります。
でも温まりすぎるとドロドロになり、これも瘀血なのです
そして、お酒やたばこ、夜更かしなどが原因で形成される湿熱 という状態について前に書いたことがありますが、体を温めすぎることも湿熱の症状である、体臭、口臭、排便臭、歯が黄色くなる・・・などの原因になります
さらに、温めすぎると自分で熱を作り出す力が弱くなり、却って冷えがきつくなることもあります。
体を温めるようと生姜を一生懸命使っている人がいますが、生姜は漢方では小毒(上品・中品・下品の中品に分類される)で、食べ過ぎると毒にならないこともないのです
このように、温めすぎも良くないことがあるので、自分の体は温めることが必要なのか、冷やすことが必要なのか判断して、それに合わせて食べものを選び、バランスを取るのが大事なのです。
熱がこもっているなら、温めるより夏野菜などで熱を取るのが◎
先日お話した緑豆のお粥も体にたまった熱を冷ましてくれます。
本来、自分の体に必要なものはおいしく、不必要なものはあまり欲しくないと感じるようになっていますが、濃い味付けや化学調味料などで味が濃いものしかおいしいと感じなくなってしまい、自分に必要なもの、不必要なものがわからなくなっている人が多いようです。
暑いからといって冷たい食べ物で体を冷やし続けたり、痩せたいからとむやみに温めるのではなく、自分の体を観察できるようになりましょう
それから水分をあまり摂らない人。
私もそうなのですが、水分が足りない陰虚 の状態も体内に熱がこもる原因になりますので、水分も適度に摂るようにしましょう
体が火照ったり、瘀血や湿熱の症状の自覚がある方は陰虚にもなりやすいので気を付けましょうね
意識して旬の食べ物や体に必要なものを取り入れることもいいことですが、とらわれすぎて旬や体にいいものは何か・・・と気にしてばかりいるのも楽しくありません。
食事は楽しむことがいちばん大事です
体が必要としているもの=自分が食べたいと思ったもの
になれば理想ですね
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