高校野球の監督の仕事 | ミミコーポレーションのブログ

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高校野球の監督は中小企業の経営者に似てます。
一部は大企業の経営者。

高校野球の選手というのは2年半で完全に入れ替わりますが、
監督によって毎年同じようなチームが出来上がります。

日大三高=二の腕の太いバッターがバットを振りまわし、大量点で圧倒する。
采配は単純、接戦ではサクッと負ける。

名電=おなじみのバント作戦、1アウト1塁からでもバントします。
2ちゃんの実況板ではプロの試合でもバントが成功した時には「ナイスメイデン」とコメントされます。

大阪桐蔭=資本力もブランドもありますので、天才的中学生も集まってきます。練習の環境もトレーニング理論も最高峰ではないでしょうか。
一時のPL学園と同じ、企業でいえばグーグルやトヨタですかね。
常に優勝目指す為の王道、横綱相撲です。
逆にいえば監督の重圧も相当でしょう。
八戸学院光星も同じ位置づけだと思います。


2年半しかない中でどの個性を伸ばし、誰をレギュラーにするのか、
制約のある中で、どの練習を優先させるかはほぼ監督の考えによります。
守備重視、走塁重視、サウスポー優遇など個性が出ます。

公立高校であれば時間の制限も多いですし、
遠征や道具などにかけられる予算も学校により大きく異なります。
さらにOBや父兄との付き合い、
他校からの足の引っ張りあいもあります。
(暴力事件や行き過ぎた指導などで謹慎となる場合、他校のリークも多いはず)


また戦術においてやり過ぎると高校生らしくないと批判を受けたりしますし、ミスジャッジを批判して干される可能性もあります。


去年批判を浴びたのは花巻東千葉選手のカット打法で球数を投げさせる戦法。


今年話題になっているのは50キロのスローカーブ
これは批判した人が批判されています。

どちらも立派な戦術ですよね。サイン盗みは露骨過ぎて、批判を浴びて当然ですが。。。

さらには、おにぎり2万個マネージャー、これも好きで握っているから大きなお世話です。


個人的にここ十年では
香田誉士史」監督率いた駒大苫小牧高校
我喜屋優」監督率いた沖縄興南高校
がベストチームかなと思います。

ちなみにこのお二人は師弟関係です。
心のあり方を重要視する我喜屋さんは稲盛和夫ってところでしょうか。

耐えるイメージの北海道のチームはノビノビとしたプレー

奔放なイメージの沖縄のチームは地味で堅実なチームカラー
というのも面白い話です。

こんなに見どころ満載で時には目から汗が出るコンテンツなんて、そうはありませんよ。


でもこれ興味の無い方には全く興味無いと思いますので、
定番のこちらでも観て下さい。



遠藤康志